栃木の郷土料理で「ちたけそば」というそばがある。まぁそばは普通のそばだが何が違うかというと一般的には「チチタケ」というキノコの入ったつゆにつけて食べるソバである。チチタケの名の由来はキノコから白い乳のような液が出ることかららしい。

冷凍保存されたチタケ
栃木ではこのキノコを「チタケ」と呼んでいる。
そしてこの汁の具として必ず入る野菜がもうひとつある。それは、「ナス」である。

今回はナスと鶏肉
ナスというと別に特別な具材ではないが母親によると昔からチタケにはナスが毒消しになるということで必ず入っているそうである。先人の知恵なのだろうか。
まぁとにかくこれらを煮て醤油、みりん、砂糖で味付けしてソバのつけ汁としていただく。

出来上がりはこんな感じ
ソバを汁に浸して食べる…。

昼からビールが…。いいんです、夏だから
汁をタップリつけて具と一緒に食べるとソバの向こうにあのチタケ独特の歯ごたえと香りが広がる。汁の旨みを吸ったナスも美味しい。美味しいのでついつい食いすぎてしまいます。