縄文ファリシズムを石笛にデザインしたら友達に受けた。
そして悪乗りしてこんなモノ作った!
世界初?蛇紋岩製の御物石器型石笛!!
朝日に向かって屹立する孤高の縄文ファルス!
この石笛は高さ6㎝くらいで出土品はもっと大型だけど、こんなデザインのものが多い。
御物石器の中でも男根形の出土品、石棒と呼ばれている。
ところがだ、この石笛の外見は縄文時代出土の石棒レプリカでも石笛であるという点に注目して頂きたい。
石笛ということは息を吹き込む孔が開いているということで、つまり男性器と女性器を併せ持つ両性具有になっているのである。
したがって宇宙を現しているのでR!・・・と後から理屈をつけた(笑)
吹き口はこうなっている・・・傑作だぁ~。
この角度だと物思いに耽けるザク(ガンダムに出てくるロボット)。
インドの辻には、赤く彩色された巨大な石製男根が立っていることがある。
シバリンガムといって、シバ神の象徴であり日本の道祖神と似た意味合いがあるのだ。
よくよく観察すると、シバリンガムの根元には茶臼の下部のような注口器状のお皿になっており、礼拝者が上からかけた水が手前に流れ落ちていくようになっている。
これはヨニといって女性器をシンボライズしたもので、シバリンガムも陰陽対になっていることが解る。
後姿・・・腕組みをするハニワのよう・・・。
さてさて、この石笛の素材は蛇紋岩。
糸魚川の河原や海岸にゴロゴロしている珍しくも無い石だけど、縄文人にとっては優秀な磨製石器素材であり、糸魚川で磨製石器に加工されて各地に運び込まれて珍重されてきた聖なる石(?)である。
その名の通り、表面に蛇紋石の結晶がヘビのウロコ状に見える。
原石はザラザラして綺麗ではないけど、研磨するとこんなに綺麗に光ってくれる。
この石笛、縄文人なら小躍りして欲しがるだろう。
ヒスイだけが糸魚川の石じゃないぜ!
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