アニメ「はじめ人間ギャートルズ」で、オヤジがプハ~!と飲んでたサル酒の原料になった縄文のデザートはいかが?

小谷村の道の駅で買った、さるなしのジャムが甘さ控えめで酸味があって美味く、山ぶどうジャムとリピート購入。
高橋秀行著「謎のアジア納豆」を読んで、縄文中期には納豆を食っていた条件がそろっていることがわかり、縄文鍋の出汁にすることを考えている。野生種の果実も縄文キャンプのデザートに追加だ。

さるなしの外観はマタタビだが、中身と味はキウイフルーツそっくりで、山ぶどうと共に縄文時代の酒の材料とも考えられている。

「はじめ人間ギャートルズ」にたびたび出て切る、猿に木の実を噛ませて猿酒をつくる場面は、猿がさるなしで酒をつくったという伝説と、女が穀類を噛んで吐き出して発酵させる酒の民俗例を足して二でわった創作なのだろう。
信州の縄文人が山の恵みを担いで海に出て、糸魚川の縄文人と海産物を交換していたことを想像する。当時の海産物は、海水に浸しては天日干ししてつくった干物、囲炉裏の火棚で燻した干物ではなかったか。
海水で煮詰めると、しょっぱいどころか苦くなるが、鍋料理の具材ならアリかも。ちなみに調理に海水をつかう場合は、真水で3割くらいまで薄めれば、ちょっと苦みのある濃いめの塩味になる。信州の縄文人にとっては貴重な塩分であったに違いない。
海の縄文人と山の縄文人は交易で親戚のような関係になり、婚姻や養子縁組もあっただろう。

東向きに竪穴住居の玄関がある長者ヶ原遺跡の住居エリアで、唯一、竪穴になっておらず方形をした大型の「掘立柱建物」は南に玄関のあり、信州を意識しているように思えてならない。
冠婚葬祭や集会の他に、年に何度かの交易市、ゲストハウスとして、遠来の客人(マロウド)との交流の場、もてなしの場でなかったでなかろうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます