老人虐待の図ではなく、母が数日前から気管支が炎症した時の湿った咳をゴホゴホとはじめたので、悪化前に湯気を吸引させている図デス。

これは子供のころに観た西部劇に出てきた民間療法で、映画ではお湯をいれた洗面器の上にタオルを頭からかぶって湯気を吸引していたが、わたしはお湯が冷めにくい丼鉢をつかい、湯気が逃げないようにビニール袋に入れてかぶる工夫をしている。
後期高齢者だから酸欠や心臓発作に気をつかい、湯気を鼻から吸い口から吐き出させて具合を聞いたら気持ちがいいというので、お湯にミントオイルを1滴だけ垂らしてやったら効果抜群。
たった5分の吸引で胸のモヤモヤが解消してスッキリして咳が出なくなったと驚いていたが、わたしも母の免疫抵抗力の高さに驚いた。
以後は咳は出なくなっている。
88歳にしては元気なのは、飢餓地獄のインパール戦の最前線から、栄養失調で失明した部下をかついで生還した祖父の頑健さの遺伝か。
自分がやる時は、吸引でぬるくなったお湯に塩を溶かし、片鼻づつ吸い込んで口から吐き出して鼻腔を洗浄するインドのアーユルヴェーダ方式を追加すると、鼻詰まりも解消する。
医者まかせだけでなく、自分から体の変調に向き合う気持ちが大事なのだから、気持ちよさをたのしむつもりでやってみればいい。
読書もそうだが、映画も外国の文化や歴史を学ぶ機会。大人向けの映画も子供に見せたらいい。
わたしなどは小学生のころから親に隠れて深夜放送の外国映画を観ていたから、親と同じ世代の人と映画談義していて「ボク幾つなの?」とよく聞かれていたw。