糸魚川市文化協会主催の2月1日の体験会「にんじゃ入門講座」は満員御礼らしい。
本物の手裏剣を見せるために、以前に古武術研究家の甲野善紀先生から頂いたままになっていた手裏剣の持つ部分に、木綿紐を巻いて漆を重ね塗り中。
この手裏剣は根岸流の手裏剣を元にして先生好みで作ってもらっているもので、本来は猪の毛を巻いて漆で固めるのだそう。
持つ部分に滑り止めとバランスをよくするために木綿紐をきっちり巻いておく
本漆を塗り重ねること3回・・・漆もどきのカシュー塗料は塗らない本物志向!
手裏剣術は武芸十八般のひとつで、棒手裏剣は諸国を武者修行行脚する武芸者が旅先で小動物を獲って飢えをしのぐ必須アイテムだったそうだから、忍者ならずとも武芸者の必需品だったらしい。
まだ少ししっとりしているが、土曜日までには乾きそうだ。私は漆にかぶれない体質なのだが、完全に乾かないとかぶれる人もいるだろうから気が気ではない。
子供騙しの内容にしたくないし、本物を見せることは大事だと思う。