氷雨降る正月3日から、糸魚川駅北火災復興支援ボランティア再開。
公式には4日が初仕事なのだけど、大晦日にボランティアセンターに3日指定で被災者からの支援要望が入り、急遽、私のフェイスブックでボランティア人員を募集した。
市の内外から12名が集まってくれて安堵。
作業内容は瓦礫の中からの貴重品探し。
正月休みで帰省した同級生夫婦、上越市の友人などもボランティアに駆けつけてくれた。
今回も婚約指輪と結婚指輪、仏具などが掘り出された。
心配顔で立ち会っていた被災者のご婦人も、思わず恵比須顔になった50年位前(?)の婚約指輪と結婚指輪。
娘時代の思い出、人生の節目を物語った「お宝」である。
思わぬ発見に「良かったぁ!」と被災者とボランティアが共に喜び、被災者は気持ちの整理が一つ付けられる瞬間。
焼失した時間で止まった壁掛け時計の文字盤。
どんなに黒焦げになっていても、被災者にとっては家の歴史や人生の記憶を刻む想い出の品々。
災害復旧支援ボランティアといっても、津波・地震・土砂崩れ・洪水・そして今回のような大規模火災など、現場によって求められる支援ボランティアの作業内容は違うのだと、身を持って知った。
現時点で糸魚川のボランティアの存在意義は、物品の捜索活動を通じた、被災者の気持ちの整理のお手伝いなのではないだろうか?と実感している。
瓦礫撤去が国と糸魚川市による全額負担が決定したが、工事の着工前に被災者の「心残り」.を少しでも払拭して、次に展開していくサポートができれば、と切に願う。