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縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

びっくりパーティー・・・スミケン開業

2019年04月13日 08時11分24秒 | DIY・こんなモノ作った!

上越市の宮澤君が建築店を独立開業したので、本人に内緒でサプライズパーティーを開いた。

事務所のドアを開いた途端にクラッカーで祝福。

 

日頃ポーカーフェイスの宮ちゃんの眼に光るものを期待したが、クラッカーの音に驚いただけで相変わらずのポーカーフェイス維持。

感情の起伏がないのかね?( ´艸`)

ホラホラっ!もっと開いて!もっと許して!もっと愛して!

小さな棲家研究会、略してスミケンという宮澤君らしいネーミングの、お住まいのなんでんも屋さん。

彼の人柄だろうか、滑り出しは順風満帆のようだ。場所は高田駅近くのフリースペースの「空家ベース」1階。

どーかひとつ、上越市のみなさんよろしくお願いします!




後期高齢者対応の収納術・・・プラスチック製品が与える情緒世界

2019年02月27日 07時53分25秒 | DIY・こんなモノ作った!

夏だけ通風に開けるドアの枠の中に壁面収納を作って、脱衣所改装はひとまず終了。

もちろんドアの開閉は可能。折り畳み椅子は足腰の弱った親父が着替えをする時に使う。

邪魔だったヘルスメーターと掃除用バケツも収めた。

 

以前はプラスチック製収納棚が並んでゴチャゴチャしていたが、プラスチック製品が一掃され、集成材で作った棚といえども木の香りが漂い、統一感も出た。

使いたいものがどこにあるか一目で解り、背伸びしたり踏み台を使わなくてもいい収納方法は後期高齢者対応なのだけど、危なっかしいからお袋に踏み台を使って欲しくないのだ。

それにしても・・・だ。

プラスチック製品を排除したら空間に豊かさや安らぎが出たというのも意味深である。

プラスチック製品に囲まれた空間が情緒に及ぼす影響は、ちょっと怖い気がする。

 

 


狭い部屋には作業台兼の箱型移動式収納が便利・・・こんなもの作った!

2019年02月24日 08時37分07秒 | DIY・こんなモノ作った!

お袋の家事負担軽減のために、布団乾燥機に次いで衣類乾燥機を導入した。

大きな収納棚を撤去して衣類乾燥機を置く空間を作り、設置台と収納は自作。

洗濯機上の壁面棚はタオルと洗剤用、乾燥器上の壁面収納は洗剤などのストック用で耐水ベニアだけで作ったが、事前に壁下地にビス止めした垂木の上に棚を置いてビス止めすれば独りでも簡単に設置可能だし、強度も十分。

衣類乾燥器の台はホームセンターで買ったイレクターパイプで現場合わせ。耐震用に壁面にビス止めしてある。

洗物を洗濯機から乾燥器に移すための収納兼の作業台は、移動可能式にして普段は乾燥器の下に収納・・・以前よりスッキリして脱衣所が広く感じる。


骨組みのない作業台兼の箱型移動式収納は、度重なるぬなかわヒスイ工房の改装で会得したのだが、狭い部屋を効率的に使いたい場合はお勧め。

オレンジ色に塗装された耐水合板は湿気に強いということもあるが、1枚あたり400円ほど安い構造用針葉樹合板(ラーチ合板)より強度もある。

ただし厚みが四分(12㎜)しかないので、いきなりビス止めしてしまうとビスの先端が突き出てしまう危険があり、ちょっと面倒だが下孔は開けおく必要はある。

DIYの妙は安上がりというだけではなく、「現場合わせ」と作る喜びに感じる。

 

 


これで反応なければ不在・居留守・死んでます!・・・DIYドアノッカー改

2019年01月27日 09時28分16秒 | DIY・こんなモノ作った!

せっかくドアノッカーを木槌で自作したのに、お客さんも宅急便屋さんも気付いてくれず、相変わらず大声で呼ばれている。

初期型ドアノッカーは目立たなかった・・・。

そこで自転車のベルとテーブルベルを増設して、ビジュアル的に目立たせる作戦に出たが、すべて100均商品と端材で自作。こちらは正面玄関。

家族や宅急便屋さん用の裏口はこんな感じ。

 

来客は、木槌・ベル・チャイム・拡声器などお好みのアイテムで呼んでもらう趣向である。

それでも反応がない時は不在・居留守・死んでいるのどれかですので、諦めるか携帯電話をコールして安否確認をお願いします・・・。

 

よく行く百均のお店で、平日の昼間に不思議な取り合わせのものばかり大量に買っていくので不審に思われるのだろうが、今やレジの人に顔を覚えられ「今度は何を作るの?」と聞かれるようになった。

どんな職業の人?と聞かれたら、ゲージツ家ですと答えている(笑)

 

 

 


仕事始めにドアノッカー自作

2019年01月03日 07時59分23秒 | DIY・こんなモノ作った!

明けましておめでとうございます。

 

私は耳が敏感らしく、仕事中は耳栓をしないと電動工具類の騒音がつらい。

来客に気付かないこともあるので、新年最初の仕事は裏口に100均で買った木槌と端材でドアノッカー自作。

それでも気付かない場合は、ドリフのいかりや長介よろしく拡声器で呼んでもらう二段構え(笑)

訪れた人の「なにこれ?!」とクスリとする顔を想像しながら作るのが愉しいのでR。


自家製ベンガラでもののけ姫ごっこ・・・縄文人のミネラルパラダイス糸魚川

2018年06月18日 20時09分13秒 | DIY・こんなモノ作った!

ぬなかわヒスイ工房に遊びに来た後輩一家に「もののけ姫ごっこしよう!」とそそのかし、若いお父さんの顔に水で溶いたベンガラを塗った。

天然素材顔料といってもベンガラは大正時代に酸化セリュームが登場するまでは玉類の最終研磨剤にもなっていたくらいの超微粒子で、顔を洗ってもなかなか落ちないと事前に説明してあるが、子供が喜ぶならと勇気を出してくれた(笑)


興味さえあれば、糸魚川には遊びの素材が豊富。私は鉱物由来で9色、葡萄蔓で作った木炭も入れれば全10色の顔料を作っている。

胡粉で白く彩色したウナリ木

 

土で顔料を作ると鉱物学・美術史・歴史・工作・化学が遊びながら自然に学べる総合学習ができる。

ナショナルジオパークといっても、鉱物学や地質学以外の面白さや学びのベクトルが無いのは勿体ない。
今こそ糸魚川は縄文人のミネラルパラダイス!と声を大にして叫びたい。




ファイト一発!・・・郷愁の空き瓶ランプ

2016年10月13日 07時26分41秒 | DIY・こんなモノ作った!

私の初めての海外旅行は、二十歳の時の三週間のインド旅行だった。

三十年も前だが、当時のインドの露店では灯油を加圧するタイプのランタンをよく見た。

恐らくスエーデンのアウトドア用品メーカー、オプティマス社のケロシンランタンをコピーした中国製品だろうけども、性能としては100Wくらいの明るさはあるし、オプティマスの何分の一もの安さなので、私も土産に持ち帰ったことがある。

しかしインドの露店の全てがこのタイプのランタンを使っていた訳ではなく、蝋燭やコーラの空き瓶を利用した手作りランプを使っている露店も多かった。

空き瓶ランプの拘りは、持ち運ぶ時にオイルが漏れないためのキャップが出来る事。インド人はコーラ瓶だったが、コンビニの空き瓶捨て場で拾ってきたリポビタンDの空き瓶で統一した。名付けて「ファイト一発ランプ」

 

現在でも大都市の中心部や繁華街のメインストリート以外のインドの夜は暗いし、停電も頻繁にあるので、蝋燭や手作りランプくらいでも結構明るく感じるのだ。

そこで二泊三日に渡る「青空キャンプ」に出店する機会に、懐かしい空き瓶ランプを作ってみた。

ランプの芯は、ホームセンターで売っている木綿や麻紐でも良さそうなのだが、耐久性を考慮してオイルランプ専用の芯を買った。右の金属管は芯の抜け止めに用意した電設資材のスリーブで、燃焼効率にも貢献しているようだ。

リポビタンDの瓶に六分目くらいの灯油を入れたら、二晩使用しても半分くらいしか減っていなかった。三つ作ったので、オイルランプ専用の虫除け効果のあるアロマオイルを充填して「青空キャンプ」で並べた。買ってくれたひとは、ムードと燃費がよく、虫も寄ってこなくなったと喜んでいた。

 

さて、問題は使用燃料の選定だ。

調べてみたら、エチルアルコールは熱量は高いけども光量が低く、発火点が低いので転倒した場合は火事になる可能性があるらしい。

ベストはオイルランプ専用のパラフィン由来のオイルで、煤がほとんど出ずに発火点が高いので転倒しても消えてしまうという優れもの。

ただし、灯油より高価なのと入手しにくいのが難点。

結局、インド人と同じく灯油を燃料にしたが、予想以上の燃費効率だった。

因みに使用済みテンプラ油の排油でも使えると思う。

 


3ウエーゴミ箱作った!・・・ペール缶再利用

2016年08月22日 11時54分02秒 | DIY・こんなモノ作った!

最近は来客が増えた「ぬなかわヒスイ工房」・・・三畳ほどの狭さなので、ご夫婦のお客さんが来ると折り畳み椅子を出すにも苦労する。

スペースの有効利用はないもんか・・・。

もう一つの懸案だったのがゴミ箱問題で、これまでのゴミ箱は買い物袋を利用したワイヤー式ラックだったのだけど、超小型勾玉を研磨中など飛んで行ってしまい、散々探した挙句にゴミ箱のビニールの中から出てきたりしていた。

これが噂の3ウエーゴミ箱

 

この二つが一挙に解決できるアイデアを閃いた。

ゴミ箱をペール缶に変えて、座れるように蓋をすればどうだろう???

蓋を付けてしまえば超小型勾玉が飛んでいってもゴミ箱に入ったりしないし、来客時はそのままゴミ箱に座って貰えばいい訳だ。

左上が研磨機で、ここから超小型勾玉を研磨中に飛んでしまいあちこち探し回っていたのだ。ペール缶ゴミ箱なら足元がスッキリして蓋付きなので探しやすいし、来客時にはそのまま椅子として出せばいいだけですな。

 

ネットで調べたら、ペール缶を椅子にするための蓋も売っていたが、1,000円前後+送料700円もかかる上に強度もなさそうで安っぽいのも欠点。

ペール缶は、行きつけのバイク屋さんや車屋さんで貰えば只である・・・大人だからそれなりの謝礼は必要。

そこで得意のDIY!

ホームセンターで6フィート(約1.8m)の1×4材購入・・・300円也。

1×4材を切断して、ペール缶から外れないように裏から当て木も兼ねて端材のベニア板で繋げ座面の完成。

所用時間30分弱!

強度も十分だから、踏み台にもなる。

ゴミ箱・椅子・踏み台の3ウエーゴミ箱(笑)


不況の時はDIY!・・・軽トラキャンピングカー再びドウーパに載るの巻

2016年07月07日 09時35分10秒 | DIY・こんなモノ作った!

私の軽トラキャンピングカーが、DIY雑誌の「ドウーパ」から取材を受けて掲載されたのは三年程前の事。

この春に編集部からメールが来て、夏に出版予定の軽トラ特集のムック本に再び載せたい旨と、原稿の校正依頼を頼まれていたのだけど、出版されたムック本が献本されてきて思い出した。

献本なんて久し振りだし、編集部の担当女性の丁寧なメールにも好感は持っていたが、記事も前回より解りやすく書き直されていた事に好感。

今時の出版業界は不況で、取材協力しても献本も謝礼が出ない事が多くなってきたのだけど、DIY方面は活気があるようだ。

右ページが私の軽トラキャンピングカー「縄文人(見習い)号」

 

どうせなら・・・縄文の師匠である関根秀樹先生から持ちかけられている、平成版の「縄文人になる」の共著を実現したいもんだ。

出版業界不況で、出版のメドはまったく立っていないのですよ。

糸魚川郷土史誌に発表した「海のヒスイ・ロード航海記」も好評と聞いているので、こちらも出版したい。

どなたか出版社紹介してちょうだい!

 


嗚呼、郷愁の「くけ台」・・・絶滅危惧種の道具

2016年04月21日 10時16分13秒 | DIY・こんなモノ作った!

整体の先輩から、くけ台を作って欲しいとのご注文。

私の趣味が木工なので、後輩に仕事をという先輩の温かいご支援に感謝!

注文は使用しない時は解体して収納するタイプ。色んなバリエーション作ったので、納品したら100個もの量産!に向けてご相談である。

 

くけ台(絎台)は、今や存在すら知らない日本人も多いと思われる和裁の道具だが、我が家ではお袋が愛用している絶滅危惧道具。

座布団の下にくけ台を入れた上に正座して、背中を丸めてチクチクと針仕事をするお袋の後姿は、「正しい日本の母の背中」・・・郷愁を感じる道具ではある。

具体的な使用法は・・・ネットで検索して下さい(笑)

収納時はこんな形になる。

赤い糸を巻いた部分は竹製で、ここに綿を入れたタンポを作って針を刺すのでR!竹は乾燥して割れる事があるので糸を巻いてある親切設計でR!

 

なぜに整体の先輩がこんなものを欲しがっているかというと、我が整体協会では道場の中だけが稽古場ではないという事なのだ。

昔ながらの日本の仕事、例えば手道具を使う農作業や和裁、草鞋作りなどを実践する事で日本の身体文化を学ぶという事。

私も整体協会の教授の端くれなので稽古会の一環として薪割りや昔の遊びなども教えているが、本業のヒスイ仕事こそが整体の感覚技法を駆使しているので、オンラインショップの写真だけでそれが解る人には解って貰えているようだ。

即ち、観て眼に馴染む、触れて掌に馴染むヒスイ製品が私の目指す処。

こんな道具があるという事を覚えていて欲しい。