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縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

家のDIYでは肝心な部分はプロに頼る・・・ヨガ大工中川親方

2022年05月27日 07時13分39秒 | ぬなかわヒスイ工房
ヨガ大工の中川君が仕事を抜けて手伝いに来てくれた。
いつも仙人みたいなダブダブの服を着て、口数も少なくニコニコと穏やかな男だが、仕事となると別人のようで驚く。
私には絶対にできない仕口を刻まれて、あっという間に土台が据えられたので、これからは敬意をこめて中川君改め中川親方と呼ぶことにした。
うまくいくと日曜日には建て方(柱を建てて梁と桁で繋ぐ工程)を終えられそうなので、あとは天気と屋根屋さんの予定次第で実働1週間で屋根工事が終わる。
屋根さえかかってしまえば、天気に関係なく私ひとりで楽しみながらの作業。7月までには内部の造作が終わり、8月には完成する見込みがたった。
 
今朝は久しぶりの大雨で、午前中は休息。昼から晴れる予報だが、ひさしぶりの団体ツアーの遺跡ガイドである。
 
 
 

SDGsはえすでい爺ーず・・・爺さんを思い出すマグネットキャッチャー

2022年05月26日 07時23分18秒 | ぬなかわヒスイ工房
解体時のビスや釘の回収に活躍しているのが、ホームセンターで買ったマグネットキャッチャー1,980円也。
アマゾンやモノタロウで5,000円前後のマグネットキャッチャーのレビューをチェックすると、期待外れ!役にたたん!すぐ壊れた!と評価は低いのだが、もっと安いホームセンター品でも使えるし、あると便利だ。
来客の怪我や、車のタイヤのパンクが心配なくなるのだから安い買い物。
回収したビスは再使用に耐えるものは二軍扱いで内装用に使い、錆びたもの・曲がったもの・十字が変形したものは金属ゴミに出す。
大工さんなら捨てるだろうが、母方の爺さんは曲がった釘も金槌で叩いて使っていたのをみて育ったので、選別する時は爺さんを思い出す。
わたしのSDGsはえすでい爺ーずで、爺さんの供養。
 
 
 

アウトドア遊びに適した車・・・ぬなかわヒスイ工房増築プロジェクト

2022年05月24日 06時46分13秒 | ぬなかわヒスイ工房
カヤックを車載して海に向かう信州ナンバーを尻目に、オラは足りなくなった材木をホームセンターで買い足して車載。
ウインドサーフィンをしていた20代の頃は、テルツオやスーリーといった頑丈なルーフキャリアが量販店でも買えたのだが、現在はワンランク下と評価されていたメーカーが主流になっているようだ。
 
3寸角×3mの杉材を5本も車載すると、キャリアバーが微妙にしなっているようで戦々恐々。
 
それ以上にウインドサーファー時代に乗っていたスバルレガシーに比べて、現在乗っているスズキソリオの鉄板と塗装が薄すぎる感じがして、屋根が変形するのではないか?と心配である。
 
ハイブリット車ではない1200CC車が街乗りでリッター18キロも走ってくれる低燃費は有難いが、乗り換えるならホンダ、トヨタ、スバルかねぇ。
 
ちなみに当時のマリンスポーツ愛好者に人気があったのは、昔のアメ車みたいな角ばった外観を持つセドリックのライトバン。それもハンドルの横にシフトバーが付いているコラムシフト、前の座席が横に繋がったベンチシート!この車は錆ついてボロボロになるほどに味がでる。後輪駆動なので、雪道でスタックしやすいのが欠点でしたな。
 
でも金があったら乗りたいと言っていたのは、10年間洗車しなくても錆びません!と謳っていたボルボのステーションワゴン車。私がクルーをしていた大金持ちのヨットオーナーが乗っていて、4WDでなくても雪道に強いのだと、言っていた。
 
 
 
 
 
 

観たことないけど懐かしいモノ・・・原点回帰した勾玉の古代風首飾り

2022年05月22日 05時33分13秒 | ぬなかわヒスイ工房
ヒスイ以外の素材でつくった超小型の勾玉を買ってもらえる工夫として、古代風首飾りにしたらどうだろうか・・・カワイイけど、作る手間暇を考えたら値段が微妙だよねぇ?
個展主催者の天川彩さんに相談したら、半分に分けて真ん中にヒスイを入れたほうが断然いいとプロデュースをしてもらい、試作品を組み直してネットにあげたら、「ずっと勾玉を探していたのですが、これ!と一目惚れしました!」と買ってくれた女性がいた。
そういえばAKB48にもセンターがいるよなぁ。迷ったら客観的にアドバイスしてくれる友人は有難い。
 
「貴金属で付加価値をつけない・スピリチュアルな宣伝文句を使わない・原石の希少価値を煽らない」と売らんがための外堀を埋めて、「どこか懐かしいモノ」を手探りしてきた。逆にいえばこの禁じ手を使えば売りやすいのだ。
 
実のところ、糸魚川の縄文晩期の遺跡から、単品で首飾りにしていたとは思えない蛇紋岩の超小型勾玉も出土しているので、もしかしたら紆余曲折の末に原点回帰したのかも知れない。
「観たことないけど懐かしい」は、文化の琴線に触れた、あるいは太古の基層文化に共鳴したということではないだろうか?この首飾りにしても、ヒスイは緑色のロウカン質ではないが、それなりの値段で売れることが実証されたのだ。
原石の希少性ばかりに焦点を当てずに、作品としどうなのだ?と問い直す時代になって欲しいし、この路線が私の目指す方向だな、と自信が持てた。
 
工房にギャラリーができたら、こんな作品をズラリと並べたい。「懐かしいモノ」への創作意欲が高まっている。
 
 
 

再生可能な家つくり、生活の見直し・・・ぬなかわヒスイ工房増築プロジェクト

2022年05月19日 07時02分22秒 | ぬなかわヒスイ工房
建築は作るより解体の方が精神的に疲れるし、特に屋根解体は足場がなくなっていくので危険だ。
構造上の問題にも悩んでいたから、お隣の上越市で建築店「住み建」を営む宮澤君にSOS。
解体が一気に進んだし、気心の知れた友人と一緒だと解体も楽しい。
宮澤君は、解体現場で発生して廃棄されてゆく建具や古物に心を痛め、古物商の資格をとって販売をするようになったので、自作の建具も引き取ってくれた。
 
プラスチック系の建材は使いたくないよなぁ、と再生可能な建築、生活について語り合う。
間柱から孵化したあとの卵がでてきた。たまに見かけるヤモリの卵らしいが、改築が終わっても住み続けて欲しい。
 
 
 
 

仕事のような遊びのような「遊び仕事」・・・縄文オカリナ

2022年05月16日 06時53分25秒 | ぬなかわヒスイ工房

縄文オカリナの在庫が無くなってきたので、工房工事の合間に夏の来客繁忙期にむけて焼成。

①整形しておいたオカリナを天日干しする
②バーベキューコンロの炭火が均一な火勢になる間、直火にならないように端っこで炙り焼き
③オカリナの色が均一になったら、炭で囲んで本焼き
 
④40分くらいでハニワオカリナを取り出し、遮光器土偶オカリナを燻し焼き
 
たくさんあるので均一な燻しにならないこともあり、それはそれでカワイイと売れるのだが、ムラがあり過ぎるのは何度か燻しなおす。
焼成だけなら準備とあとかたずけも入れたら半日コース。
 
文庫本を読みながらの火の管理は、仕事のような遊びのような「遊び仕事」
 
電気工事を頼んだ斉藤電気さんから、「いいなぁ、俺もこういう生活したいわ」と言われ、ホサカ建築金物屋さんからは「趣味が多彩ですねぇ」と言われたが、工房の改築工事も他人からは遊びに見えるらしい(笑)
 
 

小屋をDIYするなら専門店に相談を!・・・ぬなかわヒスイ工房増築プロジェクト

2022年05月13日 07時13分05秒 | ぬなかわヒスイ工房
トタン屋根の解体のコツがわかってきた。
右の緑のは断熱材
 
傘釘にくぎ抜きの先端を差し込み、手だけでクイクイと傘の奥に滑りこませ、2個手前のトタンの凹みに小板をあてから、くぎ抜き先端を上にあおりながら玄翁で叩いていけば、トタンの凸凹がへこませずにスポンと引き抜くことができた。はがしたトタンは増築部の外壁に転用するから、大きな発見。
 
作業小屋や納屋などのDIYでトタン屋根を葺いている人も多いと思うが、トタンも傘釘も安い亜鉛メッキ製より多少高くてもガルバリウム鋼板製がイチオシ。
 
さらに言えば、ホームセンター品より板金加工屋さんで注文したガルバリウム鋼板は厚みもあって長持ちするし、長さも注文できるので余計な端材が出ない。ホームセンター品より1割か2割くらい高いが、配送無料で耐久性もいいし、金属ゴミが出ないメリットは大きい。
写真2枚目のケラバ(屋根の横)は、風にあおられてめくれない工夫としてトタンを巻き込んだ工夫だが、一番上のピカピカした傘釘は建築金物屋で購入したガルバリウム製で、下2段はホームセンター購入の亜鉛メッキ製。耐久性の差は歴然としている。
 
以前は材木やベニア板もホームセンターで買って軽トラを借りで自分で運んでいたが、今回は材木屋と建材店で購入したら品物がいい上に、配達も無料でやってくれるので大助かり。意外にも値段はホームセンター品より安いか同等で、相談にも乗ってくれるから今後は専門店で購入ですな。外壁下地のタイベックシートも地元の専門店の値段が、アマゾンやモノタロウの半額くらいなので驚いた。
 
ちなみに材木はランバー羽生さん、建材はラック糸魚川さんにお世話になっております。
3枚目の写真は屋根の角の雨漏り対策として、ガルバリウム鋼板の端材で自作した角金具。築10年目だけど雨漏りの形跡はなかった。
 
けっこういい仕事してるじゃないかと自分を褒める(=^・^=)
 
 
 

床下の湿気対策DIYはこれだ!・・・「床下カラッと」買うならコメリホームセンターで

2022年05月11日 07時15分59秒 | ぬなかわヒスイ工房
工房の床をめくってみたら、地面にはモグラの穴、大引きには動物の毛の覆われたサナギ状の物体、壁の中からモグラのミイラや糞がでてきてキャッと悲鳴をあげた。
大引きにくっついた謎のサナギ状の物体が5個くらいあった。なんでしょうなぁ。
近所に子猫を捨てる人がいるらしく、野良猫の救済支援シェルターとして床下は外から出入りできるようにしておいたので、過去に二匹の子猫を保護している。モヤシ状に伸びた雑草が(笑)
 
床下の湿気も多く、土台や大引きもしっとりしていたので、床下の湿気対策を工夫した結果、ハッキリと改善されたので、検討中の人はご参考まで。
 
①湿気を帯びた土を基礎まで剥ぎとる・・・ネコ(一輪車)で2杯分くらいあった。
 
②モグラや虫の対策にセメントミルクを染み込ませる・・・本来のセメントミルクは、軟弱地盤の改良として水を多く混ぜて液体状にしたセメントをポンプで圧入するのだが、強アルカリのセメントの物性を天然の忌避剤としての効果を期待しただけなので、地面に流し込んだだけ。湿気対策だけなら不要。
 
③地面が乾いたら、モミ殻袋を敷き詰める・・・本物の防湿シートは高価で何十メートルもある巻物なので狭い床下に敷き込むのは大変だから、同じポリエチレン系ビニールとして代替。材料コストは十分の一程度だし、モミ殻袋の厚みは倍近くあり敷き込みも容易。
剪定枝を燃えるゴミに出すので常備している。20枚入りで900円弱
基礎部分はハサミで切り込みをいれ、隙間がないように部分的に重ね張り。全部で10枚くらい使用。
 
④モミ殻袋の端と重ね部分に、石灰石の砕石を適当に載せて重しにする
庭に敷き詰めた石灰石の砂利のあまった分を投入。石灰石は多孔質だから多少の調湿効果はあると思うが、ビニール袋の重しだからなんでもいい。
 
⑤床下調湿材の焼成パーキュライトを均一に撒く
アマゾンだと一袋1,400円+送料、コメリホームセンターだと980円!6畳間だから6袋使用で、モミ殻袋もいれたコストはたった7,000円弱
 
これだけで湿気は激減して空気がスーとして爽やかになった。これホント。
 
 
 

スタッドピアスを作ってみたゾ・・・試行錯誤中

2022年05月02日 07時46分46秒 | ぬなかわヒスイ工房
以前からヒスイを接着するタイプのスタッドピアスを作っていないのか?と問合せがあったが、接着剤の経年劣化で外れないかと心配で作っていなかった。
しかし地元女性から依頼があったので、簡単には外れない工夫がされたピアス台を探し出し、接着剤もヒスイ職人がよく使っている100均製品ではなく、ジュエリー作家が使うタイプを専門店から仕入れた。
 
直径6㎜前後の半球状なので無駄になる端材が少ないのがいいし、超小型勾玉が作れないサイズから作ることができるのもいい。特に現在でも入手できないロウカン質という最上級のヒスイは、無駄が出ないように徹底的に使い切りたいし、10年後を考えればなおさら。
端材を出さない工夫と個々のヒスイの持つ個性を引き出すためにも、サイズと形状を統一規格で作らず、お好みでペアを選んでもらう方式を採用することにした。
 
そもそもペア製品だと、なんで同じサイズ、形状でなければ駄目?人間だって左右の手足や顔もシンメトリックではないではないか?
 
工業製品のような規格からの脱却は、身体性復興、多様性社会へのヒスイル・ネッサンスなのである!と、統一規格にしない正当性の言い訳を理論武装( ´艸`)
選んでもらいやすいように皮革を貼ったデイスプレイ台も自作したら、キノコのようだ。これも何度か作り直している。
そんな訳でネット販売はせず、個展や来客などの対面販売限定の商品にする。
最初に作ったデイスプレイ台はダイソー製品
ピアスのスタッグより孔が大きいため、小孔を開けた木材を接着して抜け落ちない工夫をした。しかし金色ベースだと翠が映えないことと、他に色々とあって皮革を貼ったデイスプレイ台を作った次第。
 
ロウカン質は年に数回だけ、私の考え方に共感してくれるお客さんにだけ買ってもらえればいい。
 
増築が終わったら試してみたいアイデアは山ほどある。幸いなことに装身具に詳しい女友達たちが相談に乗ってくれている。
 
 
 

臭わない自然素材の塗料・・・ぬなかわヒスイ工房増築プロジェクト

2022年04月30日 06時20分50秒 | ぬなかわヒスイ工房
工房の増築部には憧れの腰壁を張る予定で、開口枠も含めて塗装するのだが、塗装屋の友人に教えてもらって自然素材の塗料のサンプルを取り寄せた。
これが臭わないのだ。我が青春の油絵具の匂いとも違うので、メデイウムは亜麻仁油でもなさそう。
 
石板色というくすんだ水色が第一候補で、腰壁から上と天井は黄色系の塗り壁にしたい。壁材は珪藻土が候補。
ハンフリー・ボガード主演のハードボイルド映画に出てくる探偵事務所のようでもあり・・・
ハバナのヘミングウェイの家のようでもあり・・・
赤毛のアンの家のようでもあり・・・
 
スペイン映画「ミツバチのささやき」の家のようでもあり・・・
 
南仏の貸し別荘のようでもあるが、床は三和土土間だから竪穴住居チックでもある不思議な空間。
 
そうそうサンドバックは吊るしたいし、シーリングファン、ハンモック、神棚も欠かせないよね~!スペース的に無理だけど本当ならビリヤード台も欲しいなぁ。
 
欲張りだね、どうも(=^・^=)