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縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

外壁DIYは専門店のガルバリウム鋼板の角波トタンがオススメ・・・ぬなかわヒスイ工房改装プロジェクト

2022年10月08日 09時01分15秒 | ぬなかわヒスイ工房
冬の到来をまえに外壁が張り上がって一安心。
玄関なのにのっぺりした印象だけど、年内はこれでカンベンしてもらう(笑)来年は雪国の雁木(がんぎ)のようにテラスを作る予定。
裏通りに面した外壁は解体材の転用だが、玄関まえだけ専門店のガルバリウム鋼板の角波トタンにしたのは、ホームセンター品だと寸法が半端になって大量の金属ゴミが出るし、カットに無駄な時間がかかるから。左の面は新品のガルバリウム鋼板の角波トタンで、他は解体材の転用。
 
専門店は素材ロールを切って、要望通りの寸法に作ってくれるのだ。
 
素人が専門店に行くのは勇気がいる・・・恐る恐る国道沿いの伊藤金物さんを訪ねた(笑)
しかし建材のラックさんや、材木のランバー羽入さんがそうであったように、予想外に親切に相談に乗ってくれた。忙しいから無理!素人は相手にしない!なんて追い払われるかと覚悟はしていた(笑)
 
専門店は品質が良い分、ホームセンターより高いのではないか?実はそうでもなかった。
 
ホームセンターのガルバリウム角波トタンは、600㎜の幅(いわゆる働き幅)で厚みが0.25㎜で無塗装品、運搬は自分でしなければならない。
 
対して伊藤金物さんは400㎜の幅と狭いが、厚みが0.35㎜の裏表ともに塗装品、配達は無料で、同じ長さだとホームセンター品と同等くらいの値段!
 
幅こそ狭いが、厚みが0・1㎜違うだけで重さと頑丈さがずいぶんと違うし、塗装品だから耐久性も格段に違う。また幅が200㎜狭い分、ひとり作業はやり易かった。
 
どの色でも値段は同じとのことなので、モスグリーン色を選んだ。
 
因みにホームセンター品は無塗装なので5年の耐久年数。専門店のは15~20年はメンテナンスフリーだろうから、15年目くらいにもう少し明るいモスグリーンに塗装予定。
 
YouTube動画で外壁DIYを参考に観たら、大抵はホームセンターで買った万能ハサミで長さと幅をカットして、ギザギザデコボコになっているようだけど、効率よく、綺麗に仕上げたかったら建築金物店で「ヤナギ刃ハサミ」「波板ハサミ」「つかみ」を購入した方がいい。セットだと1万円くらいの投資。
左からヤナギ刃、波板、ツカミ。ツカミは折り曲げたり、カットなどで歪んだ板金を補正する時につかう道具。
 
本当は角波トタン用のハサミが売っているのだけど、持っていた波板トタン用の波板ハサミとヤナギ刃、デイスクグラインダーを併用したらなんとかなった。
 
あと波板トタンより角波トタンの方が、素人でもピシャリと張れるのでDIYに向いていますな。波板トタンをビス止めすると波が潰れて寸法が伸びたり、上下で幅寸法にズレが出たりする。
 
DIYしたい人、まずは地元の専門店に相談しましょう。ネット通販やホームセンターにはない恩恵はいっぱいあるし、安物買いの銭失いになる心配はないよ。
 
 
 

運気の高い友人が遊びに来ると元気をもらえますナ・・・ぬなかわヒスイ工房改装プロジェクト

2022年10月06日 07時29分33秒 | ぬなかわヒスイ工房
八ヶ岳で理想郷(笑)を作っている泰平&真由美さん夫妻が、不要になった庭石を引き取りに来たので、作品やギャラリーのデイスプレイなど意見を聞いた。
作るのが好きだけど売るのが苦手なわたしにとっては、ネットビジネスの成功から不動産業を営む多角経営者となり、都会から若者の移住を促進している夫妻の意見は貴重。
とくに真由美さんの女性目線の意見はありがたい。会うたびに「いしだあゆみの若い頃に似ている」と思ってしまう(笑)
コロナ自粛で3年ぶりに会った泰平さんも貫禄がついていた。
カウンター下にはアストロプロダクツの特別色の緑のキャビネットと古民具の箪笥を収納に据えた。
テーブルも移動できるようにキャスターを取り付けた、古民具の箪笥を利用している。来客に飲み物を出したり、商品を観てもらうのにちょうどいい高さに工夫。
 
来年こそは長者ヶ原遺跡のライブも含めて、縄文以来、脈々と続く八ヶ岳と日本海の交流をさせたいもんだが、まだ泰平さん絡みではヒスイ拾いはやってなかったし、要望のあった黒姫山登山も持ちこしている。
 
泰平さんの拠点は、国内初のヒスイ大珠が出土した「天神遺跡」を見下ろす丘の上にあるのもなにかの縁を感じるが、なにより夫妻は運気が高いので、会っていると元気をもらえるのがいい。
 
 
 
 

憧れのステンドグラス!・・・ぬなかわヒスイ工房改装プロジェクト

2022年10月01日 07時26分26秒 | ぬなかわヒスイ工房
工房とギャラリーの間仕切りに、採光用にステンドグラスの嵌め殺し窓を設置。
外国映画にはステンドグラスから差し込む光が、登場人物の心理状態や映画の世界観を象徴的に使われることが多く、「ミツバチのささやき」の居間には黄色、「ウエストサイド物語」のマリアの部屋には赤い色ガラスが印象的に使われていて、ずっと憧れていた。
実際にやってみると映画のようにロマンチックにならないのは、映画では同系色のフィルターや照明を使って色彩を強調しているからだろう。
 
それと20㎝角のステンドグラスが1枚で2,000円もするとあっては、予算的に「とりあえず気が済むようにやってみた!」というレベルでしかなく、本来なら広い面積で外壁に面してなければならないのだろうな。
 
やらずにモヤモヤするより、気が済んだからよかった~( ´艸`)
 
 
 

大工工事が終わって加工再開・・・ぬなかわヒスイ工房改装プロジェクト

2022年09月28日 07時04分25秒 | ぬなかわヒスイ工房
作品展示用の棚の造作がおわって、おおがかりな大工工事がすべて終了。
支柱なしで幅2・5m×奥行き0・4mの棚を造作するには、厚み30㎜くらいのカウンター材が必要となろうが、かなり高価なのが問題。
そこで一本だけあまっていた屋根垂木、床材の端材、ベニア板の端材を寄せ集めて造ったら、一枚板のカウンター材より味がでて結果オーライ。
作業は床張りと同じ工程だけど、前後が短いぶんだけ隙間なく張る精度が目立つので意外に面倒な仕事だった。手前のブルーグリーンの部分が40×90㎜の屋根垂木材。
ずいぶんと前に宮ちゃんからプレゼントされて、飾るところがなくてしまい込まれていたブタさん小型ロケットストーブを最初に飾った。剪定枝やマツボックリを燃やして、来客にパーコレーターのコーヒーをふるまったら楽しい時間が過ごせそうだ。
 
これで作業台が撤去できるので、だいぶスッキリする。
 
大安吉日の本日をもって加工再開。今後は加工と並行して、天候をみながら飾り棚造りと外壁の仕上げ、飾りつけをしていく。
 
 
 

ストレス解消にサンドバックを!・・・ぬなかわヒスイ工房改装プロジェクト

2022年09月27日 07時05分36秒 | ぬなかわヒスイ工房
これまで軒先にぶら下げていたサンドバックを、日頃の運動不足とストレスの解消のためにギャラリーに移動。
屋外にぶら下げておくと吹雪が着氷していたし、ヒスイ職人の仕事は椅子に座ったままなので気分転換の福利厚生設備デス( ´艸`)
 
ボクシング用品は日本のウイニング社製品が海外でも高品質で有名で、試合で来日した外国人選手が買っていくらしい。
 
しかしサンドバックなら断然にタイ製の「タイサマイ」や「ウインデイ」がいい。
 
中身無しのペッタンコ、つまり文字通りにバックの状態で売られているので日本製の2~3割程度の格安だし、ボロ布などを使用者の好みの重量に入れて調整できるので、タイ旅行の際に土産に買う格闘家は多い。
 
ボロ布でも満杯に入れると、中型のサンドバックと同じ40~50キロくらいにはなる。
 
ただしタイ製のグローブとヘッドギアは、20年もするとアンコ(緩衝材)のウレタンがカチカチに硬化するので長持ちはしない。
 
欲しい人は、バンコクのルンピニースタジアムやラジャダムナンスタジアムの売店で買えます(笑)
 
インテリア工事と収納造作は遊びの要素が多いので面白いネ。
 
 
 

プライヤーの収納の工夫・・・ぬなかわヒスイ工房改装プロジェクト

2022年09月24日 07時02分33秒 | ぬなかわヒスイ工房
先端形状が視認しやすく、出し入れしやすいプライアー類の収納棚を作っていたら、電気工事に来た斉藤電機さんが「いいなぁ、楽しそうだなぁ、羨ましいなぁ、俺も好きな仕事だけやってたいなぁ・・・」と盛んに褒めてくれる(笑)
迷うことを楽しみ、工夫するのが好きだからこそのDIY。
 
実は工房改装工事で最も楽しみだったのが、終盤の収納造作と内装なのだ。寝床に入っても風呂の中でも工夫を考えている。
 
大工さんなら捨ててしまうような小さな端材や解体材を転用しているから、一時は材木の置き場だけで足の踏み場もなかったが、ずいぶんと片付いてきた。
 
ありがたいことに、再加工できない小さな端材は、塩焚きをしている後輩が薪としてもらってくれているので、無駄がでなくて嬉しい。
 
来週からは改装工事しながらの加工再開だ。
 
 
 
 

憧れのシーリングファンで気分はもう夏!・・・ぬなかわヒスイ工房改装プロジェクト

2022年09月22日 07時44分10秒 | ぬなかわヒスイ工房

憧れのシーリングファン、それも青味がかったパステルグリーン・シンプルなデザイン・鉄製という夢みた通りのレトロな雰囲気の商品が入手できてギャラリーに取付けた。

工事中も携帯電話がなりっぱなしで申し訳なかったが、多忙な斉藤電機さんが配線工事にきてくれた。レトロな雰囲気に合わせた方がいいと、スイッチも後から交換してくれるという。
 
取り扱い業者がたくさんある輸入品でも、デザインと価格改定の端境期でどこも在庫切れ。次の入荷を問合せるために代理店に電話をかけたら、店舗在庫を探し出して安く売ってくれた。
 
天井に塗った含有率80%の珪藻土の時もそうだったが、ネットで在庫切れになっていても、電話をかけると在庫一掃だと値引き価格で売ってくれることもあるのですな!
鉄製だからズッシリと5キロもあり、スイッチを切っても惰性でしばらく回っているのがいい。
 
照明器具もダクトレール(スライド式の照明)に電球色のLEDライトを取り付けたら、シーリングファンの横から光があたるので天井に影が映って、これまたいい雰囲気。
 
気分はもう夏!俺はパパヘミングウェイだ!はやく夏が来ないかな( ´艸`)
 
 
 

アシナガバチは珪藻土が好き?・・・ぬなかわヒスイ工房改装プロジェクト

2022年09月13日 07時42分08秒 | ぬなかわヒスイ工房
上京直前に、DIY希望者の体験を兼ねてギャラリーの壁塗りを終えておいたが、予算の都合で壁は珪藻土ではなく、半額くらいの化石サンゴ由来の壁材を選定。
化石サンゴは珪藻土の倍以上の調湿作用があるとの謳い文句。
 
しかしながら調湿作用は、混和材や塗り厚の関係もあるので、実際には天井に塗った珪藻土含有率80%の方が上のように感じる。
 
天井に珪藻土を塗って以降、朝、ギャラリーに入ると明らかに空気がスーとする実感があったが、化石サンゴを壁に塗って以降と以前の差はあまり感じないのだ。
化石サンゴ由来の「塗り自慢」は、しっくい壁に似た質感。ペール缶に入ったクリーム状だから、壁塗りDIY初心者にはいいと思う。天井は珪藻土含有率80%の壁材で塗り厚は「塗り自慢」の倍以上ある。
 
 
珪藻土を塗ってからアシナガバチが天井にとまってはいたが、帰宅したら壁には見向きもせず天井に大挙として集まってくるようになった。
巣を作られてはたまらんから、殺虫剤を噴射しても次々とやってくる。アシナガバチは珪藻土が好きらしい(笑)
天井に塗った珪藻土含有率80%の製品は製造中止になっているので、予算さえ許せば自然素材のDIY壁材の草分けで、珪藻土含有率60%のサメジマの「珪藻土リターナブル」を推薦しますわ。
 
 

カシューナッツが勾玉に見えてくるゾ・・・大勾玉展

2022年09月10日 08時32分14秒 | ぬなかわヒスイ工房

大勾玉展見学2日目に、担当学芸員さんと話しができたが、予想通りに分きざみの電話や来客対応で多忙そうだった。

笛吹田遺跡の中央部に位置する拙宅出土の勾玉とガラスビーズの写真を見せたら、食い入るように観察されて、特に専門がガラス製品とのことで「カリガラス製ではないだろうか?」との見解。
拙宅から出土した勾玉とガラスビーズ
 
糸魚川教育委員会に借用展示品を返却に来る際に、拙宅に寄って実物を観察してくださいと伝えたが、とんぼ返りだろうから時間が取れるものか。
 
学ぶところの多い特別展で、群馬の軍配山古墳出土の黒ヒスイ勾玉に、かって「ガラスか?ヒスイか?」と某埋文から相談を受けて、出土品では観たことないが黒ヒスイ勾玉ではないか?と返答したのだが、類型があったのでホッとした。
 
どちらも中部高原地帯の古墳からの出土なので、帰宅したら軍配山古墳の詳細を調べねば。
 
個展のプロデュースをして頂いている天川さんが、根津にオープンしたばかりの「ハミングバードカフェ」に寄って、特製パフェを食し、オーガニックカカオのチョコを土産に購入。
1,500点もの勾玉を観た直後だから、カシューナッツが「土製の勾玉?」と考えてしまったゾ。職業~病~デスッ(紙をみるとなんでも切りたくなるという紙切り芸人の林家正楽のネタ)
 
 
 

最古級の勾玉は糸魚川の大角地遺跡だって~!・・・「大勾玉展」

2022年09月09日 08時44分10秒 | ぬなかわヒスイ工房
大田区立郷土博物館の「大勾玉展」は、噂にたがわぬ濃い展示だった。
糸魚川からは長者ヶ原遺跡の「牙状勾玉」、後生山遺跡の「丁子頭勾玉」、田伏遺跡の「滑石製勾玉」の他、7,000年前の最古級の勾玉として大角地遺跡の「滑石製勾玉」が展示されていた。
 
ちなみに奴奈川神社と隣接した田伏遺跡は、天津神社と同じく祭祀と玉造り遺跡がセットになった遺跡なので、ヌナカワ姫伝説との関連性が取り沙汰されている遺跡。
そしてなんと、拙宅地下の笛吹田遺跡の「滑石製勾玉」と「ヒスイ原石」が展示されていてムハッ~と興奮!
 
すべて長者ヶ原遺跡考古館に展示されている勾玉でも、大角地遺跡の「滑石製勾玉」が、「7,000年前の最古級の勾玉」として説明書きがされていないのはもったいない。
 
やはり1,500点もの展示された勾玉の中では、唐津の遺跡の勾玉が際立って高品質。
長野県の古墳の勾玉はバレル研磨の後にフェルトバフを掛けたような見事な光沢で、どうやって研磨したのだろう?
 
残念ながら図録本はいまもって出版が間に合わずに購入できなかったし、パンフレットもカラー印刷ではなく白黒コピー(笑)担当学芸員さんが孤軍奮闘しているのか?予算も足りなかったのか?それでも一見の価値ある企画展。
 
みなさん応援のためにも観に行ってあげてあげてくださ~い!わたしも今日は二度目の見学。愉しいよう。