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縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

アクアミューズ艇があれば親不知往復航海!・・・したいねぇ( ´艸`)

2021年03月08日 07時49分03秒 | 田舎暮らし
高校の時に初めてヨットに乗って、風の力だけで波を切ってグイグイと進む驚きは、海が世界に繋がっていることを実感できる素朴な驚きでもあった。
 
夏の日に夕陽を追って沖に出る至福・・・聴こえるのは波を切る音だけだ。
 
このところ帆走熱がぶり返して、暇があればネットで中古艇を探してしまうが、どんな艇が糸魚川に向いているかを考えると・・・。
 
 
 
天才ヨットデザイナー横山晃さんがデザインした「アクアミューズ」はカヌーにもなるヨットで、鹿児島から北海道まで縦断航海した人もいる名艇。やっぱりこれかなぁ。
 
この艇は波を被っても自然排水されるデザイン、180度転覆しても簡単に復元できる浮沈構造、しかも自重はたった25キロしかないので、独りでカートップ可能。
 
シーカヤックではド根性がいる親不知までの日帰り航海も、鼻歌を歌いながら可能で、実際に高校時代に私にヨットを教えてくれた師匠は、帆走専用のシーホッパー艇でやっているそうな。
 
欲しいけど問題は置き場所なのです。
 
高校の時までなら家の裏の浜に置きっぱなしにして、好きな時に乗れたのだが、海岸浸食で浜がなくなっった現在は無理。
 
昔のヒスイ海岸を知らない人は信じられないだろうが、子供の頃は野球できたんだけどねぇ。
 
シーカヤックで釣りをしているのは長野県人ばかりで、地元の若者は面倒臭いからと海で遊ばなくなっている。
 
もったいないよう。

再出版が望まれる「雪国十日町の暮らしと民具」・・・雪国の知恵

2021年02月03日 07時42分39秒 | 田舎暮らし

今年の除雪は平鍬だけでなく唐鍬とツルハシ、根切りまで使ったくらい手ごわかったが、歩道を塞いだ雪の壁には氷屋の使う鋸があったら便利だなと思った。

「雪国十日町の暮らしと民具」に、かっては唐鍬・ツルハシ・カナゴシキ(根切り)に加え、「ユキキリノコギリ」が使われてうたと紹介されており、やはり人力除雪には必須だったのだと納得。
大正時代に金属スコップが普及し始める以前は、ブナ製のコシキが使われたとあるが、糸魚川ではイタヤカエデ製でコスキと呼ぶ。
 
コシキ・コスキは、江戸時代のベストセラー「北越雪譜」に、木鋤が語源だと紹介されていたと記憶している。
 
スコップに比べて作業効率は悪そうだが、現在でも山間地には軽くて扱いやすいと愛用する老人がいるとも聞き、どんな使い方をしていたのか観てみたいもんである。
 
また矢口高雄さんのマタギ漫画には、雪の斜面を滑り降りる時にコスキでブレーキをかける場面が紹介されており、雪国の暮らしには欠かせない一器多用な道具であったらしい。
 
スノーダンプは戦後まもない頃の北海道の国鉄(現JR)の保線区で木製が使われ始めたのが原型で、1960年代になって石川県の業者が鉄製を製造して広まったのだとのネット情報を見つけた。
 
「雪国十日町の暮らしと民具」は友人の民俗学者が唸ったくらいの図版本で、十日町市立博物館の出版。惜しくも絶版だが、再出版が望まれる渾身の民俗記録。
 
身の丈に見合った暮らしをしていた時代の知恵に触れると、なぜかほっとする。
 
 

 


手袋を乾かす工夫を発明した!・・・除雪に適した手袋も人様々

2021年02月01日 07時46分31秒 | 田舎暮らし

除雪で手袋を色々と試してみたが、どんな手袋でも袖から水が伝ってきたり、汗で濡れたりするので、手袋ハンガーを作ってみた。

ライニング無しの手袋ならひっくり返して乾かせても、ライニングありだと簡単に内側が乾いてくれないので、金網を丸めた筒を手袋に入れてハンガーにかけるか、ストーブの前に置くか、炬燵の中に入れて内側を乾かす作戦。
金網は100均のモチ網を丸めて作ったが、手間がかかり過ぎたぞ・・・。
建設業方面のプロは、消耗品と考えて右端のようなライニング無しのゴム手袋と軍手を組み合わせる人が多く、高田では雨のなか軍手だけの人もいて、冷たくない?と聞いたら、冷たいデ~ス!だって・・・当たり前だよね(笑)
 
私は掌にぴったりフィットして、スコップを握りやすい右から2番目を愛用しており、午前と午後で交換している。
 
3番目と4番目は愛用品の倍以上の1,400円はするし、値段の割に温かくなく、またブカブカして掌に力が入り難いので2軍扱い。
 
20代の頃はパタゴニア社の極地用のアルパイングローブを使っていたが、何万円もしたのに2年目に片っぽを無くしてしまい、以降は安物しか買わなくなった。
 
高給取りだった若い頃に買ったパタゴニアのゴアテックス製マウンテンパーカーもですねぇ・・・手袋と同じく、十分の一で買える安い雨合羽を交互に着た方が合理的だと実感して、大人になりました( ´艸`)
 
 

 


除雪に適した長靴はなにか問題について一定の結論を得た・・・弘進ゴム工業の作業長靴

2021年01月30日 08時29分49秒 | 田舎暮らし

除雪に適した長靴は何か問題につき、高田の一斉除雪で一定の結論をみた(笑)

多くの人が私と同じ「作業長靴」を履いていたのは、恐らく農林水産建築方面の人が、普段の仕事用の長靴で除雪していたことが第一。
 
この長靴は筒の部分の太さが絶妙で、ズボンを中に入れるにしても余裕があり、太すぎないから歩き易く、底と足首に柔軟性があるのでハシゴで屋根に上る、滑りやすい屋根の上で歩くことに適していて、かつ値段もそこそこで耐久性もあるから現場の人に人気があるのだ。
 
ライニングは薄い布張りだけでも、新潟くらいの寒さだったら防寒靴底を入れて厚い靴下を履けば事足りるし、除雪以外にも農作業や災害ボランティアと季節を問わず使えるのが有難い。
 
この長靴の筒上部に2本の横筋と斜めの筋が入っているのは飾りではなく、各自が好きなところで切って使ってくださいという配慮であるらしい。この配慮は、フクラハギの太い相撲取り体形にとってもありがたいと思う。
雨合羽はズボンの裾をマジックテープでアジャストできるタイプを選んでいるのは、スパッツ無しで深雪に入っても裾から雪が入らないため。
 
第二に、ライニングのある防寒長靴は、寒い中で動かず立っているようなスキー場リフト作業員や交通誘導員には向いても、除雪作業はとにかく汗をかくから蒸れるし、内部結露が乾きにくい。また柔軟性が劣るので屋根の上の作業に向いていないこと。
 
こんな理由で、作業長靴が好まれているのではないか。
 
検索したら仙台の「弘進ゴム工業の作業長靴」であるらしく、カラーリングは黒・青・白・黄色・赤と5色のラインナップ!
 
私が白を選んでいるのは、暑い時期でも比較的涼しいからデス。
 
流通している長靴の大部分はPVC製やEVC製などの塩化ビニール系の素材で、歩くだけでマイクロチップをまき散らしているから、長持ちする作業長靴は、粗大ゴミの減量にも役立っていると思う次第。
 
ちなみに作業長靴には爪先ガード有りのタイプと無しのタイプ2種類があり、有りの方は長く使っていると爪先ガードの付根から裂けてくるし、無しの方が軽くて柔軟性があるので、私は無しのタイプを愛用している。
茶色いゴム製ブーツは、日常用とバイク用にアウトドアショップで買った長靴だが、選定理由は作業長靴と同じく歩き易く足入れがし易い他に、自然素材の長靴を普段履きにしたかったことが一番の理由。
 
英国製と思い込んでいたのだけど、これもネット検索したら弘進ゴム工業製だったと判明した。相性がいい会社なのね。
 
確か12,000円くらいで買ったハズだが、すでに20年近く愛用しているので安い買い物だと思うし、現在は18,000円と値上がりしているようだ。
天然ゴム100%だと1シーズンくらいしか保たないと思うので、なにがしかの添加物は入っていると思うが、バイク屋さんに教えてもらって、たまに保革ワックスを塗って手入して20年も履いているので、長持ちする分はエコだと思う。
 
 

 


高田の屋根雪降ろしは横向き排雪が安全・・・クマ武のスノーダンプの使い方考

2021年01月28日 08時23分41秒 | 田舎暮らし

クマ武(大サイズ)と吉鉄(小サイズ)のスノーダンプを使い比べてみたので、購入の参考に。

吉鉄(小サイズ)はクマ武(大サイズ)に入子になるサイズだが、クマ武が明らかに軽い。ハンドルも立ち上がっているのが解る。
 
雪の上の滑りと、食いつきがよいのはクマ武。
予想通りにクマ武の唯一の不満は、ハンドル下部に横梁がないこと。吉鉄の愛好者はこれがあるからクマ武ではなく吉鉄を選ぶ。
 
除雪では雪をブロック状に切出すために、あらかかじめスノーダンプを横向きに持ち上げて雪に差して切れ目を入れておくのだけど、この時に横梁がないので持ち上げにくいのデス。
 
そこで取り回しのいいクマ武の長所を活かして、ブロック状に切れ目を入れる工程は無しにして、雪の塊りに横からサクッと差し込み、そのまま自重で軒方向に90度滑らせて排雪してみたら、隣りで吉鉄を使ってブロック状に切出して除雪していた若者より、作業速度は1・5倍くらい早かった。
一見して横着な方式だし除雪面は凸凹になってしまうが、屋根勾配に対して体が横向きなので滑落の危険が減少するし、かつ歩き回らなくてもよいので疲労度も減少するようだ。
 
凸凹になった雪面の見てくれが悪くても、安全に除雪するという目的は果たせているし、気になれば後から出っ張った部分をそぎ落とせばいいだけ。
 
屋根の上に行くと流石にこの方式だと排雪は軒先で止まるので、同じように身体を横向きにして90度回転させて軒下に落とす。
 
この作業も含めてもスタンダードな方式より早かったヨ。
 
この方式は、切妻屋根の軒方向に「上から下へ」排雪するしかない高田の民家では、作業効率だけでなく安全面でもおススメであります。
 
妻(雨樋のない方)に排雪できるなら、てっぺんの棟に平行して上から下に横方向に移動する除雪方法が安全。
クマ武の鋭い刃先の食いつきの良さに惚れこんだ。周りで吉鉄を使っている人達に使ってもらったら、軽い!滑る!と驚いていた。
 
ちなみに我がチームは土田親方の方針で、滑落防止に雪止めアングルが見えない程度くらいに雪を残していたが、恐らくその後の雨と天気の回復で数日で残雪はなくなったと思う。
 
お向かいで除雪していたチームは、律儀に屋根材が見えるまで綺麗に除雪していたので、滑って危なそうだったゾ。
 
除雪はケースバイケースで最良の方法は違うし、除雪器具も人それぞれ流儀や好みがあるのでベストというものはないと思うが、安全第一であることは間違いないことですな。
 

除雪ミカンは美味い!

2021年01月26日 08時14分35秒 | 田舎暮らし

除雪の前にミカンを雪に埋めて冷やしておくのはささやかな楽しみ。

小休憩の時に雪からミカンを掘り出して「ミカン食うか?」と仲間に差し出せば、誰もが相好を崩す。

カラカラに乾いた喉に染みる果汁の甘露さは、除雪労務者(笑)へのご褒美みたいなもの。

雪の中に埋めたミカンが行方不明になった笑い話や、缶ビールを放り投げておいて掘り出す時まで頑張るのだと励みにする人もいるなどと、たわいのない話題に花が咲く。
 
昔ながらの宿場町や町屋と同じく、高田の雁木通りの民家は平入家屋(玄関側に軒の雨樋がある家)
雁木があることと、屋根が雪が滑りやすいように2寸~3寸勾配のトタン横葺きであること、屋根雪降ろしのためのハシゴが下屋に固定されている民家があちこちにあることが高田ならではで、残しておいて欲しい雪国の風景。
 
除雪ミカンも、労苦のなかにも楽しみを見出す雪国の知恵。
 

記録的豪雪が峠を越した報せか・・・真冬の夕焼けと不屈のラーメン屋魂

2021年01月11日 08時59分29秒 | 田舎暮らし

新潟の真冬には珍しい夕焼け。

除雪におわれた記録的な豪雪も、ついに峠を越したか?
 
拙宅付近が記録的豪雪とNHK全国ニュースで報道されたようで、豪雪見舞いのメールを頂いたが、幹線道路の枝道に70㎝も積もって通行不可能になったのは帰郷以来初めてで、3時間かけて十字路から拙宅までは車が入って来られるまで人力除雪した。
雪の壁から除雪車が現れた時、「サンダーバード」のテーマ曲が流れた(笑)
昼になって除雪車が枝道に来てくれて一気に開通、ご近所一同歓喜。自家用車もそうだが、万が一の時に消防車や救急車が入れないから助かる。
 
2mの雪の壁に閉ざされた歩道を観るのは小学生以来で、懐かしくて嬉しい感じもする。
 
商店が軒並み臨時休業しているのに、お向かいのラーメン屋さんが従業員総出で除雪していた。
 
今日は誰も来ねぇだろよ!と声をかけると、やりますよぅ!お待ちしておりま~す!と笑っていた。
 
非常事態でも懸命に日常を保とうとする不屈のラーメン屋魂、期待に応えねばなるまい。
 
ちなみに麺の大盛り無料!
 
 

 


コロナも正月も関係ない労働者にGOTOジョブ手当を!・・・バイクにチェーンを巻いて郵便配達

2021年01月04日 08時54分30秒 | 田舎暮らし

寝床の中で一晩中、除雪機が走り回る音を聴いて大雪だと知った朝、家の周囲を除雪。

ご近所もいっせいに雪掻きに出ていて、南極越冬隊員みたいな重装備の人もいれば、Tシャツ姿の人もいて、挨拶かわりに「いやはやどーも」と笑って、なんだか楽しそうだ。
雪国ではチェーンを巻いたバイクで郵便配達をしていると都会の人に話すと、冗談だと思われてまうが本当なのですぞ。
消防団は雪に埋もれた消火栓お掘り出していた。
宅急便屋さんも新聞配達さん、そして医療従事者もごくろうさん。
 
GOTOトラベルの突然の中止で発生したキャンセル料を税金で払うそうですが、旅行に行く余裕のある人は官製割引キャンペーンが無くても、自己管理でコロナ対策をした上で行けばいいのにと思うのですヨ。
 
コロナも正月も関係なく働く労働者にGOTOジョブのお年玉をくれてやれ~。
 
 

蚊取り線香問題について・・・匂いがちがう!

2020年08月31日 18時09分29秒 | 田舎暮らし
毎年夏になると直面する蚊取り線香問題に、一応の決着をみた。
金鳥蚊取の値段が、他社競合品と比べて倍以上も高いのは、効果の違いがあるのか?という問題である。
 
比較の結果、効果の優劣はつけ難いが、匂いがぜんぜん違った。
 
他者品はオエッとなるくらい匂いがきつく、風下に置くしかなかったのに対し、金鳥は消えているのかと思うくらいに匂いがきつくないので、足元に置いておいても気にならない。
 
化学物質の匂いに敏感な人はご参考までに。
 
「日本の夏、金鳥の夏」・・・美空ひばりさん、貴女の言う通りぢゃった。
 
意味が解らん人は自分で調べなさいね( ´艸`)

雪国新潟の蜜柑豊作に想う・・・温暖化の影響?

2019年12月07日 12時19分49秒 | 田舎暮らし

今年は果樹の当たり年なのか、枇杷、葡萄に次いで家庭菜園の温州蜜柑と柚が大豊作。


無施肥無農薬の自然農法なのだが、雪国新潟での蜜柑豊作は嬉しさの反面、地球温暖化の影響なのかと気になる。


先当たっての問題はだ、柚の越冬は問題ないが温州蜜柑を雪が本格化する前に収穫した方がいいのか、食べるだけ収穫していく作戦がいいのか?


柚は柄だが折れそうなくらい実っている。白菜や大根なら雪の下で甘みを増すが、蜜柑はどうなのだ?
とりあえずは美味い( ´艸`)