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縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

フォッサマグナミュージアムで講演会・・・知らぬぞ、どうなっても

2019年08月11日 08時52分43秒 | ヒスイ

たたかいの朝がきた・・・。


石好きの聖地、フォッサマグナミュージアムで講演するのだが、ええのんか?ほんまにええのんか?ワシでええのんか?という気分。

幼馴染の北海道大学教授の佐藤君と一緒なのでなんとか体裁はつくだろうが、私はアカデミックな話しはできんので、何時もの縄文ヒスイ漫談で切り抜けるしかあるまい。

定員80名で入場無料とのことだが、すでに定員に達する予約が入っているらしい・・・恐ろしいことだ。

知らぬぞ、どうなっても( ´艸`)

私の話に首を傾げる部分があった場合は、そっと胸にしまって自宅に帰ってから調べてくださ~い!

どうしても質問したいときは忖度質問をお願いしま~す。


「石のまちプロジェクト」の問題点・・・賑わえばいいというもんじゃない

2019年07月31日 07時46分08秒 | ヒスイ

ヒスイ拾いの観光客で賑わうひすい海岸で、ハンマーで石を割って「化石探し」に興じる親子連れがいた。

割れた石の破片が飛び散り、周りの人を傷つけたり、尖った石で足を切る危険さを想像できないのだろうか?

石英斑岩を割った所で化石は出ないよ、とやんわり注意した。

飛び散った剥片が、他の海水浴客の眼を直撃して失明する事態だってあり得る危険な行為。

 

糸魚川市は電通に莫大な宣伝広告費を支払って「石のまちプロジェクト」を始めたが、関係者たちは現場の実情を知っているのだろうか。

弁当ゴミやペットボトル、吸い殻を捨てていく人もいる。


シャワー、トイレは無料です!
好きなだけ石を拾って土産にしてください!ゴミもこちらで処分します!

糸魚川市はどこまでお人よしなのだろうか?

昨今は土下座外交という言葉があるが、これでは土下座観光ではないか。

観光客に聞くと、多くは午前中にフォッサマグナミュージアムに直行して、食事してから海岸で海水浴がてらヒスイ拾いをして帰るようだが、地元に幾らお金が落ちているのだろう?

気合の入ったヒスイハンター(嫌いな言葉だが)は、車中泊でコンビニ弁当と言う声も聞く。

噂では電通に二千万円も支払ったそうだが、対費用効果の検証をしないなら職務怠慢と言われても仕方ない。

 

割られた石をフォッサマグナミュージアムに持ち込み、受付に展示してマナー教育をしてくれと頼んだ。

これは是非ともやって頂きたい。

マナー啓蒙も含めての「石のまちプロジェクト」でないと文化事業ではなく、単なる観光事業になってしまう。

ひすい海岸は子供の頃からの遊び場、けんか祭りの禊の海、甚平、甚之丞の兄弟漁師が沖を漂流する神を助けて「押上げた」伝説の浜。

浜っ子の聖地とも言える浜が土足で踏み荒らされているようで、私の心中は穏やかではない。

モノ人気だけを煽る宣伝も頂けないし、ヒスイ人気を糸魚川人気と勘違いしてはいけない。

ヒスイ人気が高くなったと言っても、糸魚川の風土や文化、歴史に対してのリスペクトが足りなさ過ぎる。

そのアンチテーゼ、というか補う想いが、私の取り組んできた「ヒトとヒスイの物語プロジェクト」なのだ。




ヒスイ対談120分3本勝負デスマッチinフォッサマグナミュージアム

2019年07月10日 21時23分22秒 | ヒスイ

「遺跡が吠える!」と勇ましい企画のご案内。

北海道大学で鉱物学の教授をしている幼馴染の佐藤努くんVSヒスイ職人である私の異種格闘技対談inフォッサマグナミュージアム。

仁義なき下剋上120分三本勝負デスマッチ!

向こうがアカデミズムで来るなら、こっちは縄文漫談という掟破りの反則技で応戦する所存。

場外乱闘、不法乱入、流血リングアウトなど不穏な事態も予測されるが、私は誰の挑戦も受ける。

嗚呼、風雲急を告げる長者ケ原遺跡。

みんなぁ~、8・11フォッサマグナミュージアムに来~いっ!ダァ~ッ!

詳細情報

日付:令和元年8月11日(日)

■第一部 10:00~12:00 シンポジウム
場所 フォッサマグナミュージアム
講師:
佐藤努 先生(北海道大学教授)
山田修 先生(ぬながわヒスイ工房代表)
参加費無料 先着100名
事前の申し込みが必要です。

■第二部 13:00~15:00 親子で楽しめる体験コーナー
場所 長者ヶ原縄文公園
・磨いてぴかぴか!光る泥団子を作ろう!
・なりきり縄文人!アドベンチャーツアー!
小学生以上対象 参加費各500円(当日お支払いください)
事前の申込が必要です。

シンポジウム、体験コーナー申込先はこちら
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01pi6710dbxij.html


「月刊ミネラ」増刊号は糸魚川ヒスイ特集!

2016年01月27日 16時08分26秒 | ヒスイ

月刊ミネラという鉱物マニアの雑誌の39号は、糸魚川ヒスイ特集。

まだ読んでいないが、取材協力したヒスイ仲間の坪さんから1冊頂いた。

ヒスイ原石のカットや販売をしている坪さん。

大型書店でも売っているが、糸魚川市大野区の国道148号線沿いにある「まちの駅・ひめかわ」でも売っている。

 

営業時間は不定期ながら、午前10時くらいから夕方4時くらいまでなら開いている可能性は大。

ヒスイ原石も沢山売っており鑑定もしてくれるので、自宅にヒスイがある人は鑑定と目の保養がてら遊びに行ってあげてくださいな。

 

 

 

 


ビギナーズラックでヒスイゲット!・・・無欲なナイスガイ

2013年09月15日 19時24分19秒 | ヒスイ

四年前まで住んでいた、藤沢市の借家のお隣さんからメールが来た。
糸魚川に帰郷後はずっと音信が無かった下野さんという爽やかな青年だ。

仲間と八丈島にダイビングに行こうと計画していたら、台風接近で急遽新潟に変更になり、新潟のダイビング情報をネット検索したら俺のブログにヒットして連絡したとのこと。

親不知や県内の素潜りポイントをブログで紹介してきたお蔭で、懐かしい対面となった。

訪ねてきたのは下野さんとその友達の六名のダイバー仲間。

まず親不知のお気に入りポイントに案内して素潜りした。
翌日はタンクをレンタルしてスキューバダイビングの予定だ。

糸魚川の海に友人が遊びに来たなら、ヒスイ職人としてヒスイ拾いのレクチャーは必須だろう。

一時間ちかく素潜りをして体が冷えて休憩となったので、皆でヒスイを探した。

ヒスイを探し始めてたった三分・・・下野さんが「これってヒスイですかあ?」と見せてくれたのが小さいけれど深い緑色のヒスイ!


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当日も何人かのヒスイハンターさん達が偏光サングラスとスエーダーといったフル装備で波打ち際を歩いていたのに、よくも初めての下野さんが拾えたもんだ。
ビギナーズラックにしても見事な原石。
無欲の勝利ってヤツ。

下野さんは優しくて気持ちのいい男だから、ヒスイの女神もどうせなら彼のような無欲なナイスガイに拾って欲しかったんだろうと思う。

落語的表現なら「親切の国から親切を広めにやってきたようなヒト!」って男が下野さんだ。


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ダイビング後、一行を「ぬなかわヒスイ工房」に案内して、ヒスイに孔をあけてペンダントに仕立てた。

それはずっと昔から下野さんの胸元を飾っていたかのように馴染んでいた。
ヒスイも下野さんに拾って欲しかったんだろうし、案内して加工した俺にしてもやっぱり嬉しいもんだ。
無欲な男には、自然なままの素朴なヒスイがよく似合う。