NTT労働組合退職者の会徳島県支部協議会

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2022年度バス旅行

2023年10月28日 | 旅行クラブ

【万さんのふるさと探訪】

 (同行幹事レポート)

 10月24日(火)退職者の会旅行クラブでは、植物学者牧野富太郎ゆかりの地を訪ねて4年ぶりのバス旅行を開催しました。
 連続テレビ小説「らんまん」のモデル植物学者・牧野富太郎博士の生誕地、高知県佐川町と五台山の牧野植物園を巡る日帰り旅行に39名が参加しました。
秋晴れの爽やかな天候に恵まれ、歴史探訪と植物観賞を楽しみました。
 牧野博士の生誕地佐川町では、酒蔵の建ち並ぶ町並み、青山文庫では博士ゆかりの蔵書を見学し直筆の草木の緻密さに感嘆しました。また、ガイドの話に土佐の偉人の多さについ徳島はどんな人がいたのかと思いました。
 牧野植物園には大勢の観光客が訪れていました。広大な敷地に自然植物や園芸植物が植えられていましたが、一時間余りの滞在では一部の観賞しかできませんでした。再訪し四季を彩る植物に出会いたいと思いました。

 

 牧野博士生誕の地、佐川町上町に到着するとまず地場産センターに入っていきました。そして観光ボランティアの方から佐川町や牧野博士のことについて説明を受けました。

 当時の佐川町上町周辺の町並みを再現した模型は、圧巻でした

 その後、牧野博士の生家である造り酒屋「岸屋」を訪ねてみました。

 牧野博士の生家は、ふるさと館として残されています。

 佐川文庫は、もともと須崎警察署佐川分署として建てられました。牧野博士もここに著書を寄贈しています。
 また、幼いころから名教館で一緒に学んだ廣井勇の像がここに建てられています。

 土産物を販売している旧浜口家住宅の裏口から外に出て、金峰神社の長い急な階段を見ながら坂道を登って行くと、牧野博士の思い出の品々が展示されている「青山文庫」につきました。
 ここでは観光ボランティアの方から、牧野博士が勉強した英語の直筆の書、描いた植物画などについて丁寧に長時間説明をしてくださり、博士の努力の様子がよくわかりました。

 青山文庫へ向かう道すがらに見つけた「リンドウ」がとても美しく咲いていました。

 青山文庫の玄関口に咲いていた・・・というのが正しいのか、生っているというべきなのか、紫色の実はまさしく「紫式部」

 牧野博士のふるさとを観光し終わると昼食時間が近づいてきたので、隣りの伊野町にある地元の一流ホテル「亀の井ホテル高知」までバスで移動して昼食をいただきました。数名の方はアルコールも頂き🍺🍺🍺昼宴会状態の方も・・・。

 写真を撮ることに気づき遅れて、残骸を撮影してしまいました。

 午後からは、高知市五台山にある「牧野植物園」へ来ました。
 一緒に来た会員の皆さんでしょうか「牧野記念館」に置かれている水鉢を熱心に覗き込んでいました。どうやらムジナモとかいう博士ゆかりの植物のようですが、花が咲いているのを見るのはとても難しく、博士は2時間も待ち続けてやっと咲いた花びらを写生したそうです。

 

皆さん興味を持たれたようでなかなか離れようとしませんが、早く次へ行かないと時間が無くなりますよ。まるでタイムスリップして牧野富太郎博士に出会ったようでした。これこれ、、、南万太郎さんもう行きますよ バスが出てしまいますよ

 最後に見たこのかずらみたいなものに生ってる実は何でしょう
 誰かがグーグルレンズで調べていましたが、、、分かったのでしょうか

 4年ぶりのバス旅行、、、とても楽しい旅でした。来年はバスを連ねてワイワイガヤガヤと行きたいものですね。
 バス旅は、阿波だより8月号でご案内しますので、是非大勢の会員の皆さんのご参加お待ちしております。

 


2019.10.22~23 旅の思い出

2019年10月27日 | 旅行クラブ

山口絶景スポット「元乃隅神社・角島大橋」と歴史のまち散策の旅(2019.10.22~10.23)

 まだ明けやらぬ中秋の朝5時、海辺のまち美波町「日和佐道の駅」には、いかにも仕事をリタイアして数年は過ぎ、サンデー毎日の生活にもすっかり慣れ親しんでいるだろうと見受けられる初老の旅人が、たった一人大きな荷物を担いで立っていた。彼は「NTT労組退職者の会」会員であり、年に一度のこの旅を楽しみにしている常連の一人である。今年も予想通り元気に参加してきた。出発の前週に相次いで発生した台風20・21号に、今回のこの旅が危ぶまれた10月22日のことである。この日は、ちょうど天皇陛下の「即位礼正殿の儀」が執り行われる今年限りのおめでたい祝日でもあった。運転手と添乗員そして乗客の古老一人を乗せて、バスは仲間の待つ阿南方面へと走り出した。


「山口絶景スポット元乃隅神社・角島大橋と歴史のまち1泊2日の旅」の始まりである。

最終乗客は、西部方面から参加した3名の男女で坂出バスターミナルから乗り込んできた。全員揃ったところでバスは一路、第一目的地、岩国市の日本三名橋の一つ「錦帯橋」へと向かった。坂出を立ってから3時間以上はかかったろうか。やっと最初の観光地「錦帯橋」に到着した。橋を渡る前にまずは腹ごしらえ。近くのホテルで予約していたランチ「押し寿司」を食してから橋へと向かった。台風の影響か秋とは思えないほどの暑さと陽射しが少しキツかったが、当初心配した大雨のことを考えるとこちらの方が余程ありがたかった。

そんなわけで、橋を渡って対岸へ着くなり「日本一のアイスクリーム屋さん」(日本一は値段『450円』と『500円』の高さか?)を発見。みんなでワイワイガヤガヤとはしゃぎながら食後のデザートを楽しんだ。

 次に向かったのは、幕末・維新で有名な萩市。「明倫学舎」では、ガイドさんの案内で発明展示物や歴史に名を残した著名人の功績について説明を受けたが「昔の人は偉かった!」と改めて感動するばかりであった。説明と案内の合間に時々質問を投げかけてくる現地ガイドさんに毎回、正答を返していたTAさんの博学ぶりにはガイドさんのみならず同行の皆も驚かされた。

続いてすぐ近くの松下村塾を見学がてら、吉田松陰をお祀りしている松陰神社へ参拝した後、本日の宿「萩本陣温泉」へと向かい予定時刻の午後5時にはホテルに到着した。


 温泉入浴の後は、お決まりの夕食宴会。歌に踊りにお祭り騒ぎの2時間であった。まずはMKさんの吟詠にて景気づけ祝いをして芸能発表会がスタートした。それぞれ毎年お得意の芸を披露して楽しませてくれる人、今回初参加で意外に受けた人、みんな楽しいひと時を過ごすことが出来た2時間でありました。


「懇親礼宴会の儀」の後は、一部の会員のみ個々の客室にて「二次礼宴会の儀」で盛り上がったようだが、そちらの方は非公開であったようで詳しくはわからないとのこと。

 翌10月23日は電信電話記念日。今ではサンデー毎日の退職者会員にはあまり関係ないので、予定通りのスケジュールを楽しむのみである。今回の旅の本命である「元乃隅神社」と「角島大橋」観光へとバスを走らせて行った。どちらも想像以上の絶景に一同、感動のため息が絶えなかった。


角島大橋をバックに二回目の集合写真を撮り旅の記念とした。「真ん中辺の人は端へ寄れ!橋が写らん」と叱られ(橋がメインか?)泣き泣き端っこへ。左右の6人ほどは写っていないのではと今更ながら心配がよみがえってきた。


 当初は懸念されたお天気であったが、始まってみれば雨の心配など全くなく今回の参加者は日々善い行いをしてきたことが証明できた素晴らしい旅であった。さて、来年は何処に行こうか何を食べようかと次回に夢を馳せながら、日本一の群馬県を追い越しトップに立ったであろうと思われるほどのお土産を背に負い両手に抱えそれぞれ帰路についた。

 初日、始発に乗るべく「日和佐道の駅」に姿を見せた「美しい70代」の古老が、帰り道で同じ場所に降り立ったのはスッカリ夜も更けた深夜ではなかったろうか。無事に我が家に帰りついただろうかと他人ながらも妙に気になる雰囲気を醸し出している御仁であった。