昨日(5月1日)東京で桐の花を見ました。
場所は麻布十番から六本木ヒルズに向かって、六本木高校の裏手。
桐の花の向こうには六本木ヒルズが見えていました。
もう二十数年前、五月の半ば過ぎ、東北の各地を巡演しているときに、あちらこちらで紫の桐の花を見ました。
はじめて桐の花を認識したのはその時でした。
それまで桐の花のイメージは、花札や豊臣家の家紋、某国立大学の校章・・・・そんなところだったのです。
上の家紋でもわかるように、桐の図柄のは下の大きなものは葉の意匠で、花はそこから上に伸びるものだったのです。文様の全体が花だとずっと思っていました。
それに桐の木一番高いところに咲くのを見てびっくりした覚えがあります。
どうも地上に咲いていると思っていたんです。
だって、花札は鳳凰が一緒に描かれているから、鳳凰の巣か何かと思っていたんですね。
ではなぜ桐の花に鳳凰が描かれるのでしょうか。
鳳凰は、徳の高い王様が国を治めるときに現れる鳥とで、鶏のように冠をもち、尾が長く、羽毛は五色に彩られ、鶏と孔雀を組み合わせたような姿で表現されています。
その鳳凰は、梧桐の木にとまり、竹の実を食べ、霊泉を飲むという伝説があります。
そこから、桐の木に鳳凰の組み合わせができたのでしょう。
淡い紫色の桐の花が東北の青空に映えていたのを思い出します。
その印象が強いのは、桐の花を見たその日にたどり着いた公演地で、あの日本海中部地震に遭遇したからかもしれません。
場所は麻布十番から六本木ヒルズに向かって、六本木高校の裏手。
桐の花の向こうには六本木ヒルズが見えていました。
もう二十数年前、五月の半ば過ぎ、東北の各地を巡演しているときに、あちらこちらで紫の桐の花を見ました。
はじめて桐の花を認識したのはその時でした。
それまで桐の花のイメージは、花札や豊臣家の家紋、某国立大学の校章・・・・そんなところだったのです。
上の家紋でもわかるように、桐の図柄のは下の大きなものは葉の意匠で、花はそこから上に伸びるものだったのです。文様の全体が花だとずっと思っていました。
それに桐の木一番高いところに咲くのを見てびっくりした覚えがあります。
どうも地上に咲いていると思っていたんです。
だって、花札は鳳凰が一緒に描かれているから、鳳凰の巣か何かと思っていたんですね。
ではなぜ桐の花に鳳凰が描かれるのでしょうか。
鳳凰は、徳の高い王様が国を治めるときに現れる鳥とで、鶏のように冠をもち、尾が長く、羽毛は五色に彩られ、鶏と孔雀を組み合わせたような姿で表現されています。
その鳳凰は、梧桐の木にとまり、竹の実を食べ、霊泉を飲むという伝説があります。
そこから、桐の木に鳳凰の組み合わせができたのでしょう。
淡い紫色の桐の花が東北の青空に映えていたのを思い出します。
その印象が強いのは、桐の花を見たその日にたどり着いた公演地で、あの日本海中部地震に遭遇したからかもしれません。
日本海中部地震に遭遇された方なのですね。鳳凰が遠足の子どもたちを救ってくれたら。。。
こういった旬の花々のお話、
山口瞳氏「私本歳時記」のような
文をいつか書いてみたいと思っている
私にとって、
ヒジョーにありがたいです。
“リラ冷え”なんて、ロマンティックな言葉じゃないですか。