■高橋正子選
【最優秀/5月21日】
★いくたびも青葉の峠越えゆけり/多田有花
「いくたびも青葉」に、ゆたかな青葉が想像できる。峠を越えるたびに、青葉の豊かさが、ますます身にしみてゆくようである。(高橋正子)
【最優秀/5月20日】
★葉桜がよく映る水汲みにけり/竹内よよぎ
葉桜の下にある泉なのだろうか。葉桜の影を映した水がなみなみとして、ゆたかなのがいい。(高橋正子)
【最優秀/5月19日】
★朴の葉に包まれている夏料理/祝恵子
夏の料理は、目にすずしそうなのがいい。あおあおとした大きな朴の葉に包まれた一品は、野趣があって楽しい。(高橋正子)
【最優秀/5月18日】
★等分に香を注ぎ分けて新茶かな/野田ゆたか
丁寧に、等分に注ぎ分けられるのを待っていただく新茶は、ことに嬉しい。香り第一の新茶に、いい団欒もあり、体にくすりのごとく沁みる。(高橋正子)
【最優秀/5月17日】
★馬の眼のいつも濡れいて競べ馬/篠木睦
「競べ馬」は、5月5日、京都市上賀茂神社の社前で行われる神事。「競馬」が夏の季語に入れられているのも、ここに由来する。いまでは、競馬(けいば)はいつでも行われ、夏の季語としての働きは弱い。
「いつも濡れいて」は、若葉を映した馬の大きな瞳を思い出させてくれる。(高橋正子)
【最優秀/5月16日】
★御所若葉行列をみな見送りぬ/ 祝恵子
御所が若葉するころの行列といえば、京都の三大祭の最初の祭、5月15日の葵祭。沿道の観衆は、葵祭のきらびやかな行列を迎え、行列を惜しんで、みんなが見送る。「みな見送りぬ」にこめられた心がいい。(高橋正子)
【最優秀/5月15日】
★青蛙にわかに啼きてそれっきり/小口泰與
青蛙の印象が、さっぱりとしている。突然に鳴き出した青蛙に、いよいよ夏かと、思いきや一度啼いてそれきりになった。早く啼きすぎた青蛙かもしれないが、初夏らしく、ユーモアがある句。(高橋正子)
【最優秀/5月21日】
★いくたびも青葉の峠越えゆけり/多田有花
「いくたびも青葉」に、ゆたかな青葉が想像できる。峠を越えるたびに、青葉の豊かさが、ますます身にしみてゆくようである。(高橋正子)
【最優秀/5月20日】
★葉桜がよく映る水汲みにけり/竹内よよぎ
葉桜の下にある泉なのだろうか。葉桜の影を映した水がなみなみとして、ゆたかなのがいい。(高橋正子)
【最優秀/5月19日】
★朴の葉に包まれている夏料理/祝恵子
夏の料理は、目にすずしそうなのがいい。あおあおとした大きな朴の葉に包まれた一品は、野趣があって楽しい。(高橋正子)
【最優秀/5月18日】
★等分に香を注ぎ分けて新茶かな/野田ゆたか
丁寧に、等分に注ぎ分けられるのを待っていただく新茶は、ことに嬉しい。香り第一の新茶に、いい団欒もあり、体にくすりのごとく沁みる。(高橋正子)
【最優秀/5月17日】
★馬の眼のいつも濡れいて競べ馬/篠木睦
「競べ馬」は、5月5日、京都市上賀茂神社の社前で行われる神事。「競馬」が夏の季語に入れられているのも、ここに由来する。いまでは、競馬(けいば)はいつでも行われ、夏の季語としての働きは弱い。
「いつも濡れいて」は、若葉を映した馬の大きな瞳を思い出させてくれる。(高橋正子)
【最優秀/5月16日】
★御所若葉行列をみな見送りぬ/ 祝恵子
御所が若葉するころの行列といえば、京都の三大祭の最初の祭、5月15日の葵祭。沿道の観衆は、葵祭のきらびやかな行列を迎え、行列を惜しんで、みんなが見送る。「みな見送りぬ」にこめられた心がいい。(高橋正子)
【最優秀/5月15日】
★青蛙にわかに啼きてそれっきり/小口泰與
青蛙の印象が、さっぱりとしている。突然に鳴き出した青蛙に、いよいよ夏かと、思いきや一度啼いてそれきりになった。早く啼きすぎた青蛙かもしれないが、初夏らしく、ユーモアがある句。(高橋正子)
高橋正子先生
「青蛙」の句をお選びいただき、そのうえ身に余るコメントをいただき心より感謝申し上げます。
今後ともよろしくご指導願います。
正子先生、「若葉」の句を選句の上、嬉しいコメントをそえて戴きまして有難うございました。
正子先生、「馬の眼の」の句を5/17日の最優秀句にお選び頂きまして有難うございます、又選を下さいました皆様有難うございます。
5月18日 新茶の句に最優秀句評をいただきましてありがとうございました。
5月21日の最優秀句にお選びいただきありがとうございました。
久しぶりの快晴にオートバイで峠越え。青葉と日差しを
楽しみつつ走りました。