感じるままに

ポーランド ボレスワヴィエツ、クラクフ各都市と産品の紹介。欧州現地事情やニュース、隠れたスポットの紹介。

ドイツ ダイオキシンスキャンダル

2011年01月07日 19時37分27秒 | 旅行
かなり遅れましたが明けましておめでとうございます。
年始に大ニュースとなったドイツのダイオキシンスキャンダルですが連日数値が拡大しています。
ドイツのハンブルグ近くのHarles und Jentzsch(ハーレス ウント イエンチ)というバイオディーゼル燃料の精製会社がダイオキシンの入った飼料を2,500トンドイツ国内で販売し、鶏や豚などが多量に汚染されてしまった事件ですが規模の大きさが全土に渡っているため大騒ぎになっています。

今日見たニュースでは既に約5,000か所の養豚、養鶏場は閉鎖、まだその数は増えそうです。
このままではほとんどの豚や鶏を処分する必要があり、その数はどのくらいになるのか想像もつきません。
卵や卵を使って作ったケーキ、パスタ、チョコレート、アイスクリームなども対象となりその数は途方もない規模です。

昨年3月19日に民間検査機関がサンプルをテストし、基準値を大きく超える事をメーカーに通告していましたが継続して販売されたとの事で前代未聞の事件となりました。

ドイツ国内では大きな不安が走り、買い物をするには勇気が必要となりました。
スーパーなどは閉鎖された養鶏場、養豚場との取引を一時停止。対象と思われる商品は棚から消えていますがほとんど空の棚もあるようです。

国民の怒りは大きなものです。街角のインタビューを見つけてリンクしましたが皆さん「何たる事だ」
「金のためには何でもするのか」との声が多くありました。
昨年から汚染されていたので「クリスマスはたくさん食べてしまってどうしよう」と不安な様子です。

街の方々の怒りの様子はこちら

テレビのニュースでは自前の飼料を使って養鶏を行っている養鶏場の様子を映していますがオーナー曰く「自前の飼料はとても高くつくので値段が高いのだがただ安い物を追求すると落とし穴がある」
この養鶏場の卵は今も連日出荷されています。

ニュースはこちら。 出たページの中央付近に動画がありますのでそこをクリック。

フランス国境のザールランドあたりではフランスに買い物に行けばフランス産の卵や豚肉を買えるのですが中央部の人たちは大変であろうと容易に想像がつきます。
既に車で隣国へ肉や卵を調達に走る人もいて思わぬ方向から食糧難がやって来たようです。

新年早々驚いたニュースでしたが日本で同様の事件が起こらない事を祈って。。。


ポーリッシュポタリーの郊外店舗はこちらから



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