感じるままに

ポーランド ボレスワヴィエツ、クラクフ各都市と産品の紹介。欧州現地事情やニュース、隠れたスポットの紹介。

ウクライナの危機

2014年03月04日 00時42分18秒 | 報道
ウクライナの情勢は方向も見えないままですがプーチンはEUに対抗する連合国家すなわち旧ソ連邦のような体制に戻すのが本来の目的のようですのでそうであれば簡単にウクライナから手を引く事はしないので長期的混迷も予想出来ます。
覇権主義の権化のようです。
ウクライナがEU寄りになれば隣国モルドバも同じようになるかもしれませんので引けない戦いを選択するのでしょうか。

こじれれば再びウクライナ経由でドイツに供給している天然ガスの元栓をも閉める事になりドイツなどは大きなダメージを被る事になりウクライナ支援どころでは無くなりますがそれを知ってのロシアの行動かもしれません。

日本も北方領土のガス田からパイプラインで天然ガスの供給を受ける話を進めているようですが一考すべきではないかと考えたりします。 日露間のパイプラインが実現した後ロシアは将来必ずこのカードをちらつかせて自国有利な条件で交渉に臨んで来るでしょう。
ロシアが覇権主義を捨てない限り自国の占有地を縮小する事になる北方領土を返還する事など夢物語と考えます。
北方領土に関してロシアとの対話が途切れるのを懸念している日本の政治家もいるようですが力で他国の支配を進める相手と対話しても時間を費やすだけと言うのがわからないようです。

今回のロシアの行動は19世紀のような古い考えだと非難されていましたが古い考えで行動するなら日本がこの機に乗じてロシアの守りが手薄になりそうな北方領土に侵攻して領土奪還してもおかしくありません。

様々な課題を抱える事になった一件ですがどういう結果となるかは誰も見えていないと思います。

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ウクライナの混迷

2014年03月02日 18時52分11秒 | 報道
ここ数日ウクライナの情勢が不安定ですね。 日本では対岸の火事のような雰囲気で報道がされていますがこのウクライナの情勢は動き方によっては大変な事態になる可能性を含んでいると思っています。

混迷直後に反ユダヤ措置を打ち出しユダヤ系住民のウクライナからの追放を言い出したところでクリミアの独立機運が高まって来たため同時に2つの問題を抱えてしまいました。
ドイツのメルケル首相は閣僚を引き連れてイスラエルを訪問し(何を話し合ったかは不明)その後クリミアの問題が発生したので大慌ての様相です。
メルケル内閣においてはソチ五輪開催中に農相が内相時代に児童ポルノをカナダから購入していた事実が判明し辞任したばかりで動揺が終焉しない間に今回の件ですから心労想像し難いですね。

ロシアにしてみればウクライナの将来のEU帰属の問題に加えてクリミア内のロシア軍駐留がかかっているので本気になる訳です。
クリミア半島はロシアにとって黒海において最も重要な軍事ポイントの一つで南スペインにあるイギリス支配のジブラルタルや米軍の沖縄基地等と比較にならない程です。
ニュースによるとオバマ大統領とプーチンは昨夜1時間半も電話で直接話をしたそうですが今のロシアの動きを見るとどうやら妥結点は見いだせなかったようです。

このままいけば第2のプラハ侵攻となるかもしれません。
例えばロシアのウクライナ侵攻となってもウクライナはNATOのメンバーでは無いので西側のNATO軍は手を出せないため防ぐ術がありません。

こうなれば日本にとっても一大事。身近なところではヨーロッパ便はキャンセルになるでしょうし当然貨物も飛ばなくなりますので経済的マイナスは計り知れなく1週間後に開催されるソチの冬季パラリンピックも開催が危ぶまれます。

ウクライナの隣はポーランド。ポーランドの知人がウクライナに工場を建設しましたが今後どうなるのか心配です。 多くのポーランド企業がウクライナに投資や工場投資を行っていますのでこれもまた影響があるでしょう。
知人宅にウクライナから出稼ぎに来ている住み込みの家政婦の女性がいます。彼女は日本に憧れを持っており毎年訪れる度に日本の様子を聞かれるので時間のある時に話をしていましたが今彼女は本国に電話も繋がらず国に残してきた一人娘と連絡が取れない状態です。


早期の鎮静化を願っています。

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