(ケヤキの森に咲く、サイハイラン)
今年2月に行った時、芽吹きの頃にはいろいろな花が咲きそうだと思っていた
脊振山系の”癒しの森”~ケヤキの森に行ってきました。
ケヤキ林の手前には、アカマツの大きな木が何本も生えています。
萌えだした新緑は木漏れ日を浴びて、薄緑色に輝いていました。
カッコウやツツドリの声が聞こえます。
そこかしこにギンリョウソウが顔を出しています。
もうすでに種になりかけのものもありました。
ケヤキの林には大きなケヤキが何本もあります。
ここは水の多い所で右側は渓流となっています。
雨が多い時は、歩けないくらい水浸しになるようです。
ウワバミソウは水の多い所に生える植物で、ミズとかミズナと呼ばれて
昔から食べられていた山菜です。
ツクシタツナミソウや~
クルマムグラ~
ツクシタニギキョウなど、湿った所が好きな植物が多いです。
当然、きのこも多かったです~嬉しい!
ベニタケの仲間のきのこや~
木を分解するこんなきのこなどなど、キノコ型のきのこが多くなってきましたね~
これはきのこではないけれど、腐生植物のツチアケビです。
まだ出始めで、美しい花が咲くのはもう少し先です。
上にはヤブデマリの白い花が盛りに咲いていました。
昔は炭焼きをされていたようで、炭の残りも確認できました。
そんな森の中にひっそりとサイハイランは咲いていました。
脊振山系はサイハイランにはちょっと早いかなと思っていたのですが~
いくつもの株があって、咲いているものもありました。
いつ見ても不思議な形をしているランですね~
この日はもう一つコケイランも発見!ここにも咲くんですね。
嬉しい出会いになりました。
こんな脊振山系ケヤキの森で癒された一日でした。
(大径のケヤキの木)
そんなに元気いっぱいには咲いていなかったけど・・・
緑が深いですね~
ランってなかなか気が付かないんですよ~
そもそも見てもナンのランだか分からないし(*^_^*)
日本の自生欄は地味なものが多いですよね。
エビネは比較的に大きく派手なので、分かりやすいですがそれが持っていかれる原因にもなっているようです。
サイハイランも大きいのですが、その地味な形と色とで気づかれにくいようです。
結構いろいろな場所に咲くことが分かり、嬉しいですが花を開いた時期に見れるのはほんの短い期間です。
ワル猫さんも実際に見られると、自生欄のとりこになるかもですよ~」
サイハイランは、あちこちあるのですが、欲張りでつい自分のものにしたい欲求から抜けきりません。
エビネも一か所、荒れた山の中に…。
シライトソウはまだ咲いていませんでしたが、植林されたヒノキ林の中に。手入れされなく放置されてるヒノキ林の中に咲くシライトソウ。我が家に持って帰って育てよう!とするよりも、あるがままの自然に任せて、自分がまず癒される方が先決だと気づきました。色々な写真と一緒にありがとうございました。(キノコまではまだ目が向きませんが…苦笑)
シライトソウは、九重などでは草原に生えるのですが、
蒜山で見たのは杉やヒノキの植林地でしたし、
やっぱり林内が好きなんでしょうね。
山野草は山野に咲いているのを見に行くのが楽しみです。