ウサギとカメ

むかしむかしあるところに
走るのが得意なUさぎさんと、のんびり屋のカメイモ子さんがいました。

カメイモ子さんが　のんびり　散歩をたのしんでいると、Uさぎさんがやってきました。


「やあ、カメイモ子さん。
キミはとってものろいね。」

カメイモ子さんはむっとしました。


「そんな　ことを　いうんなら、どっちがこんばいんに乗ったら早いか、競争してみようよ。」

「いいとも、やってみよう。」

Uさぎさんはは　稲刈りが始まったばかりの田んぼに、赤い旗を立てました。

「いいかい、あのスピードだけじゃダメなんだよ。
こんばいんは正確にキレイに稲を刈ることも大事なんだよ。　
旗のところまでだよ。
ようい、どん！！！！！」



Uさぎさんはぴょんとこんばいんに飛び乗りました。

カメイモ子さんは　のろーーり　のろり　はいだし、やっとこさこんばいんによじ登りました。


その様子を見ていたUさぎさん。

走りだして途中で振り返っても、カメイモ子さんは　
まだ　ずっーーーとあとです。

「なあんだ。
ここらでちょいと、こんばいん整備でもするか。」

整備が得意なUさぎさんは、こんばいんから降り、気になっていたところを直し始めました。

その間もコツコツ走っていたカメイモ子さん

一生懸命一生懸命こんばいんを走らせて、ついにはUさぎさんを追い抜きました。

整備に夢中になっていたUさぎさんは全く気がつきません。

そして




「ばんざーーーい
勝ったぞ、ボクが刈ったよ（勝った？）」




のろまなカメイモ子さん


それでも自分を信じてコツコツ努力すれば


走るのが得意なUさぎさんに勝つこともできるのです




過信して思い上がり油断をすると物事を逃してしまうんだ。

でもね、

能力が弱く
歩みが遅くとも
脇道にそれず、着実に真っ直ぐ進む事で、

きっと


最終的に


大きな成果を得ることができるんだよ。














なーーーーーーーーーーんてことを考えていた日曜日の稲刈り



知ってますか？
コンバインのアクセルのスピード表示！！！！




「ウサギとカメ」なんです！！！


そして、この表示はコンバインだけじゃなく、ほとんどの農機具がそうなんですよーーーーーーーー

私はこれを見るたびピコリーーーンとひらめくわけです

「そうか

これは私のためだわ

のろまな私でもうまく操縦すれば、ウサギになれるっていう夢と希望を表現しているんだわーーーー」
（注：カメが遅くウサギが速い。
大半の農機具のアクセルレバーには「速い・遅い」や
「Hi・Low」ではなくこのウサギとカメの表示になっています。）



ワタシ
大学時代

農業機械専攻・・・

シテマシタ



が

あまり得意ではありません・・・


でもね
不得意だなんて言ってちゃうまくならない

苦手なものこそ、何度も何度も努力して、コツコツ続ければきっと上手になるはず

そんな

想いを

子供たちにも伝えなきゃねーーーーーーーーーー


と、いうわけで

毎年田植え・稲刈りには子供たちを連れてきます

農業頑張る母の背中を見てもらいたいからね


野球の試合の後にもかかわらず、お手伝いしてくれてありがとう

さぁ
母と一緒にコンバインに乗ろうではないか！！！！

私のすごさを見ておくれーーーーーーーーーーーーーーー


と

思ったら

次男君がそっこー飛び乗ったのは

miyaくんコンバイン・・・

あ、そっち・・・？



私が刈るのははじ刈りした後の真ん中部分（笑）

こんな感じで残してもらってます


（2回目の投稿）


これ！！！
私の得意技「オーガ」を出す角度


今年は何回乗れるかなーーーーーー
草取りするふりして、コンバイン乗ってるみんなをじーーーーーーーーーーっと見て、男性陣が哀れんで

「Ｒさん、乗る？」
って言ってくれるのを待とう




稲刈りが始まると、とにかく長ーーーい稲刈り生活が続く

1年に一回しかできない仕事だからこそ

この収穫できる喜びを一日一日じっくり味わおう

まだまだカメ子な私だけど

足手まといにならないように

がんばろーーーーーっと