☆農園ビギン☆~笑う門にはイモ来たる~

新潟小千谷市で野菜の直売とサツマイモお菓子を作る農園ビギンのつぶやきブログ☆

ワタシ、みにくいアヒルの子

2013年08月27日 | 愛するさつまいも☆
むかしむかし、あるところに、ビギン村というところに大きな畑がありました。

その畑の中で、U太お母さんが土の中をあたためていました。

ある夏の日

土の中を掘ると、中からは、たいそう体の小さくて白っぽいイモが出てきました。

U太お母さんは、

「本当に小さいねえ。イモなのになんでこんなに白いのかしら?
いっそ、ほかのジャガイモの子を探そうかしら」
と、ため息をついてしまいました。


それを聞いた小さくて白いイモの子はいたたまれなくなって、U太お母さんの前から逃げ出してしまいました。


あてもなく飛び出しましたが、どこに行っても小さくて白いとバカにされます。


イモの子は人目につかない土の中を選んでずっとずっと眠りました。

季節はいつの間にか、秋になりました。

そんなある日
小さなイモの子が土から顔を出すと
これまで見たこともないような、美しいものを目にしました。

それは、大きくて太いさつまいもの大群でした。


太くずっしりした体、まぶしいばかりのステキなオレンジ、紫、黄色、白・・・

さつまいもたちは秋になり地上へと飛び出してきたところでした。

イモの子はあっけにとられて、その美しいさつまいもたちが土から出てくるのを見守っていました。


「ボクもあんな素敵なイモになれたら、どんなにか幸せだろう」

すると

そばにいた紫色したさつまいもが言いました。

「キミも自分の体を見てごらん?
すっかり素敵なベニキララになっているじゃないか」

小さなイモの子が自分の姿を水たまりに写すと、なんと白かった体がキレイなオレンジ色に染まり、体もふっくらしてきているではありませんか!!!!


「ああ、ボクはベニキララの子だったんだ!!!ぼくはおいしいさつまいもになれたんだ」


小さかったイモの子は夢中で土の中から飛び出すと、やがてCるCる姉さんがやってきて黒い素敵なコンテナに入れてくれました。


「はじめまして、かわいいさつまいもさん」
太くキレイなオレンジ色になったイモの子はもう昔のみにくいイモの子ではありません。

「私と一緒にさつまいもプリン工場に行こうね」

CるCる姉さんと仲良くなったイモの子は、キレイに洗ってもらい

冬になると可愛いさつまいもプリンになりましたとさ。

めでたし
めでたし











いうわけで

まだ早いよーーーーーーーーーーーといいつつも
今のさつまいもさんたちの生育調査ということで
さつまいもを掘ってくれました☆


まだまだ細いさつまいもの子たち

でもね
さつまいもというのはまず長さが決まるのです!
そのあと
ゆっくりゆっくり太って行くので、この長さがあれば大きくなる見込みあり!!!!

今は小さなイモの子だけど
キミたちは
秋になれば美しいさつまいもの子になるんだよ

それまでゆっくり眠るんだよ

そう言い聞かせています

いよいよあともう少し!!!!!

愛しのさつまいもさんたちに会えますよーーーーーーーーーーーーーー

(注:この話はフィクションであり、掘り起こしたさつまいもをもう一度土の中に入れてももう大きくなりません。)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿