多木浩二の死と震災復興と 2011-06-11 23:39:04 | その他 多木浩二の文章との出会いは、『現代思想』に連載されていた『眼の隠喩』だった。人間を、あるいは都市(文化)を視覚的表現として縦横に論じていくその議論は大いに刺激的であったし、それまで耽読していた澁澤・種村的な世界から、よりアカデミックな知の世界へと関心がシフトしていく契機になったと今にして思う。一度でいいから、その講義を聴いてみたいと思っていた人の一人だったけれど、それももう叶わない。氏は4月中旬に亡くなった。 . . . Read more