のぶひさの日記

生きていくのはいろいろあるね。出会いを大切に。また会えるといいね。

お礼状

2005年09月13日 | 日記
8月に新宿でたまたま立ち寄った写真展「繭の輝き」。

出品者の女性の方からお礼状が届いた。

初めての個展だったそうだ。たしかご主人もうれしそうに写真展の会場を撮影していた。そのなかに私も入っているはずだ。

群馬県の養蚕の現状を新宿から発信できたことを大変うれしく思うと。

タイトルどおり本当に繭がきれいでした。そして輝いていました。不思議です生き物が輝くなんて。

今年に入ってからよく写真展に行くようになった。時間ができたってのもある。

でも一番の理由は写真が何かメッセージをもっていることに気づいたから。

数年前に知り合ったNYの写真家の男性の写真を見てから興味をもつようになった。去年知り合った女性はある国の子どもたちを撮影していた。

写真ってすごいな。言葉をもたなくても心に訴えてくる。
その写真に数行のコメントがあれば、より印象は強烈なものになる。

そんなことに最近気づいた。

助かる命

2005年09月13日 | 日記
先週末の新聞に「八王子市の20歳の女子大生が心臓手術を待っている。8000万円かかるので募金を呼びかけている」と。

本当に少ない金額だけど募金した。

昨年突然倒れてそれ以来ずっと入院して、最近は意識ももうろうとしている。残された道は渡米しての心臓移植しかないと。

もしかしたら誰かの友だちかもしれない。3.4年前の生徒の同級生かもしれない、いや絶対にその確率は高い。そんな理由がきっかけだった。

8000万円なんて到底用意できる金額じゃない。親戚中の家を担保にいれたって、今度は返済が待っている。

お金があれば助かる命。だったら助けよう。

東富士の自衛隊の大きな演習は320億円、自衛隊が今度欲しい戦闘機は一機数百億円、今回の選挙にかかった税金は769億円とか。

でもひとりの命を助けるのに補助らしい補助はない。去年流行った自己責任てやつだ。これが「小さな政府」。

大学院に入ったばかりの頃、ある有名な教育法の先生の授業を受けた。

その先生は私たち5人に、「ハンセン病の人たちは、なんであんなに差別されたと思う?憲法では法の下の平等、基本的人権があるだろ?」と問いかけた。

「それはね、憲法があの人たちには適用されなかったからなんだよ。隔離しておけば憲法は届かない。この国にはまだそういう部分があるんだ」と。

すごいショックだった。見かけ上は誰にでも適用されているのに、実はそんな裏側があったんだって。

世界中の誰にだって生きる権利はある。それに八王子市ならたぶんつながっている。そんな予感がした。みんなで助けあおうよ。

「金だけ払って」と思われるかもしれない。

でもね、こういう運動には人それぞれ役割があるはずだ。

例えばうちの場合だと、最前線で戦う弁護士さん、事務をすべてこなすお兄さん、HPを更新するおじさん、ブログに対応する私、通信を発行するお姉さまがた、地方で原稿を書いてくれる人、運動をささえる寄付をしてくださる方、いろいろな形で思いが一つになる。

お金を払うというのはその中の立派な一つの役割だ。他のたくさんの人たちがその思いを一つにしてくれるはずだ。

長くなりましたね。出かけなくては。