nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

横山秀夫 64(上)(下)

2015-03-01 12:36:11 | 本・雑誌・ドラマ
 

4月にドラマ化が決まっている、横山秀夫の人気長編ベストセラー 64(上)(下) を読みました。

あらすじ(上)・・・・(「BOOK」データベースより)
元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。
記者クラブと匿名問題で揉める中、“昭和64年”に起きた
D県警史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件への警察庁長官視察が決定する。
だが被害者遺族からは拒絶され、刑事部からは猛反発をくらう。
組織と個人の相克を息詰まる緊張感で描き、ミステリ界を席巻した著者の渾身作。

あらすじ(下)・・・・(「BOOK」データベースより)
記者クラブとの軋轢、ロクヨンをめぐる刑事部と警務部の全面戦争。
その狭間でD県警が抱える爆弾を突き止めた三上は、長官視察の本当の目的を知り、己の真を問われる。
そして視察前日、最大の危機に瀕したD県警をさらに揺るがす事件がー。
驚愕、怒涛の展開、感涙の結末。ミステリベスト二冠、一気読み必至の究極の警察小説。

警察小説はとかく、登場人物の多さ、役職とその上下関係、敵対関係、過去の経歴
それぞれの心理的テリトリーの把握があり、導入が難しいのですが
これはそれに加え、導入部に複雑な設定が多く組み込まれていて、最初の30ページを読み進めるのに苦労しました。
しかしいったんハマってくると本当に面白く、心理描写の高等さにむせびながら、がむしゃらに読んでしまいました。
本当に文章力が高く、表現力の素晴らしい作家さんだと思います。
ストーリーもよく練られたうまい展開で、終盤は、おおっ!こう来たか!と心の中で激しく唸ってしまいました。
ドラマも楽しみにしていますし、一応完結はしていますが後日談も知りたいので、続編が出ると嬉しいなと思います。




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