日暮らし通信


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懐かしの映画 「シェーン」 を見る

2017年04月17日 18時09分22秒 | 日暮らし通信

from 赤とんぼ




今日は録画しておいた西部劇 「シェーン」 を始めから終わりまでを見た。このようなことは私にとっては珍しいことだった

1953年に公開されたこの西部劇を私は映画館で三回ほど見た。西部劇は好きなジャンルだがこの 「シェーン」 だけは特別な印象が残る映画だった

今はデジタル手法を使っての映画も多いがこの 「シェーン」 を見ると実写の美しさに目を見張る

冒頭のシーンでは背景に雪を頂いた槍を思わせるような高い山、その前に広がる大平原をシェーンが独り駒を進める遠景画面が何ともこれからのストリーを暗示するかのように私を離さなかった

この 「シェーン」 を見て私の懐かしさも頂点に達し、そしてこの映画に出演している俳優たちの名も想い出した

シェーン役のアラン・ラッド、開拓民を束ねて悪に立ち向かうジョー・スターレット役のヴァン・ヘフリン、その妻のジーン・アーサー、ニヒルなガンマンのジャック・パランスと私はすぐにその名前が出てきた

こんなに名前が出てくるようだから私はまだ痴呆症の領域に入り込んでいないのかもしれない

それとこの映画ではもう独りの主役がいると思っているが、それが少年役・ジョーイ・スターレットのブランドン・デ・ワイルドだ

この少年の目は無心な好奇心を秘めた綺麗な目だった。シェーンに対する憧れの思いがこの目の中に宿っているようでこの映画を引き立てていた

だが何と言っても圧巻はシェーンのガン捌き、0.6秒の早撃ちでジャック・パランス扮する悪役ジャック・ウィルソンを撃ち倒すシーンは汗握る場面だった

そして形通りに 「悪は滅びて善は栄える」 のハッピーエンドだが、最終シーンでのジョーイ少年の ”シェーン カンバック” の声が今も私を捕らえて放さない

昔の洋画は素晴らしかった。私が最も好きな俳優はモンゴメリー・クリフト、その彼が出演した 「地上(ここ)より永遠(とわ)に」 は今でも忘れられない映画だ。機会があったらぜひ見たい映画の一つでもある





    写真説明: 八重のヤマブキ    撮影場所: 空堀川沿いにて    撮影日: H290417