アンリ・ファルマン複葉機 2017年04月09日 14時02分10秒 | ひこうき雲 ひこう雲日暮らし通信先日、妻がDS行きの日、私は 「所沢航空発祥記念館」 を訪れた この記念館にはかつて私が実際にテストしたジェットエンジン (J3-IHI-7B) やターボシャフトエンジン (T58) 二基が展示されているので、時々そのエンジンが見たくなって年に二、三回訪れている その日はそこに二分の一模型の 「アンリ・ファルマン複葉機」 が展示されているとの情報を聞いたので、それを見るのが楽しみだった 所沢飛行場での初飛行の歴史を見ると、明治44年 (1911年) 4月5日の早朝に開始され、徳川好敏大尉が、フランスの飛行機 「アンリ・ファルマン複葉機」 で、高度10メートル、飛行距離は800メートルで、所沢の住民はもとより、多くの見学者が飛行を一目見ようと近在各地から集まったとのことが記されています 当時の操縦士はジェントルマンだったのか、スーツ姿にネクタイと正装して操縦したのだろうか? エンジンはグノーム空冷回転星型7気筒で50馬力の出力だった この燃料タンクで4時間飛行できたそうだが、飛行機のタンクとはちょっと思えません 草原の滑走路からこの車輪で離着陸、難しい技術が必要だったことでしょう 天井には原寸サイズのアンリ・ファルマン複葉機も展示されています 日本の航空黎明期にはこのような機体が活躍していたとは想像もつきません もし、今の巨大な旅客機を徳川好敏大尉が見たらどのような感想を述べるでしょうか? 写真説明: アンリ・ファルマン複葉機 撮影場所: 所沢航空発祥記念館 (撮影日: H290302)