大相撲九州場所は今日が千秋楽だが、昨日、十四日目でモンゴル出身の横綱・鶴竜の優勝が決まった
期待されていた日本人力士はまたも大相撲ファンの期待に応えられなかったが、大勢の人の溜息が聞こえてくるような今場所でもある
三日連続して横綱を破った稀勢の里には誰もが二敗を守って優勝するようにと願っていたが、十三日目、平幕六枚目の力士に敗れて敢え無く優勝戦線から脱落したのは不甲斐ないの一言だ
横綱を破った時は抜群の強さを発揮するのはやはり稀勢の里だが、平幕力士に呆気なく敗れるのもやはり稀勢の里だと、私は思ったがもっと踏ん張れないものだろうか
年間68勝で最多勝記録者にはなったが、優勝無しでのこのタイトル獲得は始めてのようなので、そのアンバランスを本人はどのように受け止めているのだろうか?
それと先場所優勝の大関・豪栄道も既に五敗、日本人力士としてやっと優勝した琴奨菊も十敗、照ノ富士も六敗とは大関の地位に相応しくない星取りである
私は持論で 「大相撲を盛り上げるのは大関陣の活躍」 と、再々言っているが、今場所もそれが明らかになっている
千秋楽を待たずに優勝者が決まるのは大相撲ファンとしてはあまり望まず、やはり千秋楽で大関がらみで横綱との取り組みで優勝が決まるのが一番見応えがあると考えている
今日はあまり見たくない千秋楽だが、こんな調子では日本人力士の横綱昇進はまだまだ先のような気がする
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