いい、おしめりですネ・・・・・・・・

さくらそうの栽培や草もの盆栽を仲間たちと楽しんでいます。日々思うことを気ままに。
野遊び塾の気ままな塾長日記です。

農業は製造業

2009年08月19日 | 季節を遊ぶ
お米の製造原価はいくら?になるの。
お米の価格設定の考え方が「やらなきゃ損する農家のマーケテイング入門」冨田きよむ著に載っていましたので、転載します。
作付け面積は6町(60反)。
平均収量を、1反あたり精米後430キロとする。
①直接原価
 種苗費、土地改良剤、農薬、肥料、生産資材費、人件費、など原価の元になる経費。
6万円×60で360万円。
②製造原価
 直接原価に、農機具・農業施設などの減価償却費、電気・水道・灯油代金などの製造間接費を加えたもの。
2万円×60で120万円。
これに直接減価の360万円を足して、480万円。
③総減価
 製造原価に、事務手数料、支払い金利、運賃、通信費、交通費、集金手数料などの一般管理費を加えたもの。
1万円×60で60万円。
これに製造原価の480万円を足して、540万円。
540万円がおおむねの生産原価ということになる。おおむね1反あたり9万円ということになる。
もし販売価格がこれだとすると生活できない。
430キロ×60で2万5800キロ。
540万円÷2万5800キロで、1キロ210円となる。



◆販売原価(生産原価+農家の存続費)
農家の存続費(生活費、子供の教育費、冷害や天候不順のときのリスクヘッジ)として、1反当たり20万円上乗せると、540万円+1200万円で1740万円という数字が販売原価ということになります。
430キロ×60で2万5800キロ。
1740万円÷2万5800キロで、
1キロ当たりの販売原価は670円となる。
というわけで、10キロ当たりでは6700円で販売すればいい。





コメント
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