表現25)You are the last person I want to seek advice from.(君だけには忠告してもらいたくないね)
「the last person」と言うと、「最後の人」ってだれでも思いますよね。でも、上の訳を見ると、どこにも「最後」とか「人」とか書いてない…。なぜ?もちろん、それが意訳だからです。「あ、そっか…って、それだけじゃダメでしょう!」あ、ですね。では、どうしてそんな訳になるのかを考えましょう。
では、直訳から。「あなた(君)は最後の人です。私が忠告を求めたい。」→「あなた(君)は私が忠告を求めたいと思う最後の人です。」どうですか?「ん、わからない…」あ~、まだまだこれではね~。ポイントは、「最後」の意味です。この場合の「最後」は、人がたくさん、いや、何万、何千、何億、何十億といる中の最後の「最後」という意味で、相手から何かをしてもらう(上記の場合は「忠告を聞く」)可能性は無いが、かりにあったとしても、その順番としては最後の「最後」になるという感じの「最後」です。
言い換えると、「相手からそんなことはしてもらいたくない」ということを、相手がかりにそうしてもらうとしたら「最後の人」だ、という比喩的な表現を使うことで強調しているわけです。そう考えると、「You are the last person I want to seek advice from.」が「君だけには忠告してもらいたくないね」となるのはわかるでしょ、ね。ということは、この表現は相手にかなり侮辱的な言い方なわけですので、使う時はくれぐれもお気をつけて…。
さて、言葉で説明しても、その使い方、感覚がわかりにくいかと思いますので、いくつか例を挙げます。しかし、ただ英文をあげてその訳を載せるというのは面白くないので、まず、日本語で言いたいことを幾つか書きますので、それを英語にしてみてください。その練習を通してこの表現の使い方、感覚をしっかりつかんでくださいね。では、こんな日本語が頭に浮かんだら、あなたは英語でなんと言いますか?
1)「まさか、こんなところであなたに会うなんて、予想もしてなかったわ。」→「あなたの答え」
2)「君にだけはお金は貸せないね。」→「あなたの答え」
3)「彼女はそんなことを言うような人じゃないわ。」→「あなたの答え」
4)「彼はまったく信頼できませんね。」→「あなたの答え」
どうですか?「the last person」を使って適切な英文できましたか?繰り返しますが、この表現は「~できない」「~しない」ことを強調するための言い方なので、「the last person」という表現を使わなくても言いたいことは言えますので、念のため。
では、解答です。自分が言った、あるいは、思ったことと同じかどうか確認してください。
(解答)
1) You are the last person I expected to see here.
2) You are the last person I would lend any money.
3) She is the last person to say such a thing.
4) He is the last person we can trust.
どうでしたか?その感覚さえつかめばそんなに難しくはないですよね。是非会話でこの表現を使う場面をみつけて、あるいは、使えるように話しを持っていって、使ってみてください。一度実際に使ってみると、その後は自然に使えるようになるものですよ。では、最後にこの表現を使った会話を見てください。自分で感情を込めて読むと、より状況が目に浮かびますよ。今回はラブストーリーです!皆さん、覚えて使ってくださいね。では、どうぞ!
(at a French restaurant)
Jane: Wow, what a beautiful restaurant!
Nao: It's not as beautiful as you, Jane.
Jane: Oh, thank you, Nao. Have you been here before?
Nao: A couple of times, yes.
Jane: With whom, if I may ask?
Nao: With my friends. I don't think you know them. But, why?
Jane: I think I have seen a picture of this restaurant before.
Nao: It's everywhere. This is a very popular restaurant, you know.
Jane: I mean, I saw a picture at my friend's house with someone looking like you, Nao.
Nao: No way. It's not me. What do want to order?
Jane: It's Susanna. Do you know her?
Nao: Um, who?
Jane: Susanna. A tall, beautiful, blond girl.
Nao: No idea. I'll order some drinks. Do you like wine, beer, or…?
Jane: Nao, you are not lying, are you?
Nao: Lying? You are the last person I would lie to.
Jane: Okay. I believe you. I hate lies. They hurt people.
Nao: I agree. And, believe me. You are the last person I want to hurt, Jane.
Jane: How sweet of you, Nao. (Jane's cell-phone rings.) Sorry, Nao. Oh, Hi, Susanna, how are you? Where am I?…
Nao: …
あ~あ、もうちょっとでラブストーリーになるところだったんですけどね~。残念!え、これからの展開が見たい?いや~これはあくまでラブストーリー仕立てなんで、ホラーはちょっと…。では、今日はこれまで。See you, guys. Have a happy day! Remember: Lying will surely cause you a lot of trouble later. Be very careful! nao(N.N.)(C)2006
「the last person」と言うと、「最後の人」ってだれでも思いますよね。でも、上の訳を見ると、どこにも「最後」とか「人」とか書いてない…。なぜ?もちろん、それが意訳だからです。「あ、そっか…って、それだけじゃダメでしょう!」あ、ですね。では、どうしてそんな訳になるのかを考えましょう。
では、直訳から。「あなた(君)は最後の人です。私が忠告を求めたい。」→「あなた(君)は私が忠告を求めたいと思う最後の人です。」どうですか?「ん、わからない…」あ~、まだまだこれではね~。ポイントは、「最後」の意味です。この場合の「最後」は、人がたくさん、いや、何万、何千、何億、何十億といる中の最後の「最後」という意味で、相手から何かをしてもらう(上記の場合は「忠告を聞く」)可能性は無いが、かりにあったとしても、その順番としては最後の「最後」になるという感じの「最後」です。
言い換えると、「相手からそんなことはしてもらいたくない」ということを、相手がかりにそうしてもらうとしたら「最後の人」だ、という比喩的な表現を使うことで強調しているわけです。そう考えると、「You are the last person I want to seek advice from.」が「君だけには忠告してもらいたくないね」となるのはわかるでしょ、ね。ということは、この表現は相手にかなり侮辱的な言い方なわけですので、使う時はくれぐれもお気をつけて…。
さて、言葉で説明しても、その使い方、感覚がわかりにくいかと思いますので、いくつか例を挙げます。しかし、ただ英文をあげてその訳を載せるというのは面白くないので、まず、日本語で言いたいことを幾つか書きますので、それを英語にしてみてください。その練習を通してこの表現の使い方、感覚をしっかりつかんでくださいね。では、こんな日本語が頭に浮かんだら、あなたは英語でなんと言いますか?
1)「まさか、こんなところであなたに会うなんて、予想もしてなかったわ。」→「あなたの答え」
2)「君にだけはお金は貸せないね。」→「あなたの答え」
3)「彼女はそんなことを言うような人じゃないわ。」→「あなたの答え」
4)「彼はまったく信頼できませんね。」→「あなたの答え」
どうですか?「the last person」を使って適切な英文できましたか?繰り返しますが、この表現は「~できない」「~しない」ことを強調するための言い方なので、「the last person」という表現を使わなくても言いたいことは言えますので、念のため。
では、解答です。自分が言った、あるいは、思ったことと同じかどうか確認してください。
(解答)
1) You are the last person I expected to see here.
2) You are the last person I would lend any money.
3) She is the last person to say such a thing.
4) He is the last person we can trust.
どうでしたか?その感覚さえつかめばそんなに難しくはないですよね。是非会話でこの表現を使う場面をみつけて、あるいは、使えるように話しを持っていって、使ってみてください。一度実際に使ってみると、その後は自然に使えるようになるものですよ。では、最後にこの表現を使った会話を見てください。自分で感情を込めて読むと、より状況が目に浮かびますよ。今回はラブストーリーです!皆さん、覚えて使ってくださいね。では、どうぞ!
(at a French restaurant)
Jane: Wow, what a beautiful restaurant!
Nao: It's not as beautiful as you, Jane.
Jane: Oh, thank you, Nao. Have you been here before?
Nao: A couple of times, yes.
Jane: With whom, if I may ask?
Nao: With my friends. I don't think you know them. But, why?
Jane: I think I have seen a picture of this restaurant before.
Nao: It's everywhere. This is a very popular restaurant, you know.
Jane: I mean, I saw a picture at my friend's house with someone looking like you, Nao.
Nao: No way. It's not me. What do want to order?
Jane: It's Susanna. Do you know her?
Nao: Um, who?
Jane: Susanna. A tall, beautiful, blond girl.
Nao: No idea. I'll order some drinks. Do you like wine, beer, or…?
Jane: Nao, you are not lying, are you?
Nao: Lying? You are the last person I would lie to.
Jane: Okay. I believe you. I hate lies. They hurt people.
Nao: I agree. And, believe me. You are the last person I want to hurt, Jane.
Jane: How sweet of you, Nao. (Jane's cell-phone rings.) Sorry, Nao. Oh, Hi, Susanna, how are you? Where am I?…
Nao: …
あ~あ、もうちょっとでラブストーリーになるところだったんですけどね~。残念!え、これからの展開が見たい?いや~これはあくまでラブストーリー仕立てなんで、ホラーはちょっと…。では、今日はこれまで。See you, guys. Have a happy day! Remember: Lying will surely cause you a lot of trouble later. Be very careful! nao(N.N.)(C)2006