表現58)I can relate to what you are saying.(あなたの言ってること、よくわかるわ)
「よくわかる」だったら、understand very well がすぐに頭に浮かびません?浮かびますよね~。僕も「理解できる」とだけ書いてあって英語に訳せと言われたら、まず、can understandがすぐに出てきますね。もちろん、それでも間違いじゃないんですけど…。では、どうしてその意味を表わすのに、relate toを使うのか?
簡単に言えば、understandとrelate toの間にはニュアンスの違いがあるということです。understand の訳には、よく「理解する」「わかる」といった日本語が当てられますが、その「わかる」は、基本的には頭(脳)が理解する、つまり、知的理解を示します。つまり、ある状況(物事)を聞いて、「はい、おっしゃることはよくわかります」という感じですね。しかし、よく聞きません、こんな言葉…「わかったって?簡単に言うなよ。こんな目にあった者しかこの気持ちはわからないよ」みたいな…ネ。
つまり、頭ではわかっていても、体験していないんだから本当の意味で「わかる」はずがない、っていうわけです。友達の悩みを聞いてあげていて、軽はずみに「うん、うん、わかるよ」なんて言って、逆切れされたことありません?「わかりもしないくせにわかった様な顔しないでよ!」なんてね。ま、とばっちりもいいところですが。しかし、そんな時、あなたはこう切り返します。「何言ってるの。私もあなたと同じ経験してるのよ。だからわかるって言ってるの」すると相手は言います。「ゴメン…。そうだったんだ。ゴメンね」そこで二人は抱き合って泣く…な~んてね。あ、ちょっと安っぽい脚本でしたね(反省…)。
え?だから何ってですか?はい、つまり、頭でわかっているだけじゃなくて、体験的に相手(物事)の気持ちがわかる、心が通じる、そんな「わかる」を表現したい時に使う言葉が、relate to というわけです。「どうしてrelate toが?」はい、そもそもrelateの意味は、「関係がある」「かかわる」「適応する」とかですよね。つまり、何か、あるいは、誰かに気持ちが「関係」を持つ、「つながる」「合う(合致する)」…そんなところから、relate toは、頭ではなくて、感覚あるいは体験から来る、ちょっと深い意味の「わかる」を表わすようになったというわけです。
ですから、これからは「わかるわ~あなたの言ってること」と言いたい時には(あ、もちろん英語でね)、understandを使うのか、relate to を使うのか、それは自由だ~!(?)…ではなく、その時にあなたが相手の気持ちをどれだけ理解できるかによって、つまり、その「わかる」度合いによって使い方を変えると、もっと親密な、いいコミュニケーションが相手との間に生まれること、間違いなしです。では、どんな風に使うのか?こんな会話が聞こえてきましたよ。Here you go.
(Betty and Suzy are talking at a restaurant)
Betty: I broke up with Micheal. He cheated on me.
(私、マイケルと別れたの。彼、浮気したのよ)
Suzy: With whom?
(誰と?)
Betty: Janet. He even gave me a diamond ring saying he would marry me in a year, and he was dating with her. Can you believe it?
(ジャネットよ。彼、一年のうちには私と結婚するって言って、ダイヤの指輪までくれたのよ。それでジャネットとデートしてただなんて…。信じられる?)
Suzy: I can relate to what you are saying, Betty.
(あなたの言ってること、よくわかるわ、ベティ)
Betty: Thanks. You said your ex-boyfriend cheated on you too, didn't you?
(ありがとう。あなたの前のボーイフレンドも浮気してたって言ってたわよね)
Suzy: Right. He gave me a diamond ring, and he said he would marry me in a year.
(そう。ダイヤの指輪をくれて、一年のうちには私と結婚するって言ってたの)
Betty: Really? Wait! You mean…
(本当?ちょっと待って!まさか…)
Suzy: We can totally relate to each other, Betty.
(私達は完全に心が通じ合うってことなのよ、ベティ)
Betty: Oh, no…
(え~、うっそ~)
まさかこんな結末とは…。でもまあ、二人は似た者同士だからこそ、いい友達になったとも言えるかも…かな?ということで、今回は「気持ちがわかる」「こころが通じる」→「わかる」を意味するrelate to のお話しでした。では、次回をお楽しみに。See you in the next story, guys. Good-bye! Nao

「よくわかる」だったら、understand very well がすぐに頭に浮かびません?浮かびますよね~。僕も「理解できる」とだけ書いてあって英語に訳せと言われたら、まず、can understandがすぐに出てきますね。もちろん、それでも間違いじゃないんですけど…。では、どうしてその意味を表わすのに、relate toを使うのか?
簡単に言えば、understandとrelate toの間にはニュアンスの違いがあるということです。understand の訳には、よく「理解する」「わかる」といった日本語が当てられますが、その「わかる」は、基本的には頭(脳)が理解する、つまり、知的理解を示します。つまり、ある状況(物事)を聞いて、「はい、おっしゃることはよくわかります」という感じですね。しかし、よく聞きません、こんな言葉…「わかったって?簡単に言うなよ。こんな目にあった者しかこの気持ちはわからないよ」みたいな…ネ。
つまり、頭ではわかっていても、体験していないんだから本当の意味で「わかる」はずがない、っていうわけです。友達の悩みを聞いてあげていて、軽はずみに「うん、うん、わかるよ」なんて言って、逆切れされたことありません?「わかりもしないくせにわかった様な顔しないでよ!」なんてね。ま、とばっちりもいいところですが。しかし、そんな時、あなたはこう切り返します。「何言ってるの。私もあなたと同じ経験してるのよ。だからわかるって言ってるの」すると相手は言います。「ゴメン…。そうだったんだ。ゴメンね」そこで二人は抱き合って泣く…な~んてね。あ、ちょっと安っぽい脚本でしたね(反省…)。
え?だから何ってですか?はい、つまり、頭でわかっているだけじゃなくて、体験的に相手(物事)の気持ちがわかる、心が通じる、そんな「わかる」を表現したい時に使う言葉が、relate to というわけです。「どうしてrelate toが?」はい、そもそもrelateの意味は、「関係がある」「かかわる」「適応する」とかですよね。つまり、何か、あるいは、誰かに気持ちが「関係」を持つ、「つながる」「合う(合致する)」…そんなところから、relate toは、頭ではなくて、感覚あるいは体験から来る、ちょっと深い意味の「わかる」を表わすようになったというわけです。
ですから、これからは「わかるわ~あなたの言ってること」と言いたい時には(あ、もちろん英語でね)、understandを使うのか、relate to を使うのか、それは自由だ~!(?)…ではなく、その時にあなたが相手の気持ちをどれだけ理解できるかによって、つまり、その「わかる」度合いによって使い方を変えると、もっと親密な、いいコミュニケーションが相手との間に生まれること、間違いなしです。では、どんな風に使うのか?こんな会話が聞こえてきましたよ。Here you go.
(Betty and Suzy are talking at a restaurant)
Betty: I broke up with Micheal. He cheated on me.
(私、マイケルと別れたの。彼、浮気したのよ)
Suzy: With whom?
(誰と?)
Betty: Janet. He even gave me a diamond ring saying he would marry me in a year, and he was dating with her. Can you believe it?
(ジャネットよ。彼、一年のうちには私と結婚するって言って、ダイヤの指輪までくれたのよ。それでジャネットとデートしてただなんて…。信じられる?)
Suzy: I can relate to what you are saying, Betty.
(あなたの言ってること、よくわかるわ、ベティ)
Betty: Thanks. You said your ex-boyfriend cheated on you too, didn't you?
(ありがとう。あなたの前のボーイフレンドも浮気してたって言ってたわよね)
Suzy: Right. He gave me a diamond ring, and he said he would marry me in a year.
(そう。ダイヤの指輪をくれて、一年のうちには私と結婚するって言ってたの)
Betty: Really? Wait! You mean…
(本当?ちょっと待って!まさか…)
Suzy: We can totally relate to each other, Betty.
(私達は完全に心が通じ合うってことなのよ、ベティ)
Betty: Oh, no…
(え~、うっそ~)
まさかこんな結末とは…。でもまあ、二人は似た者同士だからこそ、いい友達になったとも言えるかも…かな?ということで、今回は「気持ちがわかる」「こころが通じる」→「わかる」を意味するrelate to のお話しでした。では、次回をお楽しみに。See you in the next story, guys. Good-bye! Nao