Naoの誰でもわかる!英語の話

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これだけは知っておいてほしい! 「英文構造のお話」(Part2後半)

2013-08-19 | Weblog
(では、後半です。前半をもう一度読んでから続けて読んでくださいね。Here you go!)

  つまり、目に見える(表層にある)文が2つ以上の動詞を持つ場合、主動詞である一つの動詞だけは時制を持つことが出来ますが、それ以外の動詞は、時制(現在、過去)を持たない動詞に変わってしまう、否、変わらなければならないのです。これは英語のルール(法則)なのです!そこで、主動詞でない「eat」は、時制を持たない動詞の形(to不定詞)をとります。つまり、「to eat」になるわけです。そこで…

I want to eat the cake.

となります。別の言い方をすると、「to eat」のような不定詞の動詞のすぐ前には、常にその主語が隠れている、ということになります。つまり、わかりやすく言うと…

「I want (I)to eat the cake」になる…?「本当かな~」って思ってません?では、以下の文を見て下さい。

I want him to eat the cake.

  この場合「eat」の主語は?前の説明が正しければ、「him」が主語ということになりますね。つまり、頭の中では、I want [ he eats the cake] ってことですかね。そして、「」を外してなんとかちゃんとした文章にしようとする。すると、「I want he…」?おかしいですね~「he」は主語の時しか使えないから。では、どうなるか?すぐ前に目的語をとる「want」があるので、「he」は「him」(目的格)に変わる、となるわけです。すると…

I want him eats the cake.(???…)

この文では「eat」は主動詞じゃないですね。先にある「want] が主動詞。そして、主動詞だけが時制を持てるとなると、当然「eat」は時制(現在)は持てない。つまり、3人称の「s」を持って、「eats」にはなれない。なので、しかたなく(?)、「to eat」になります。そこで…「I want him to eat the cake.」となり、その訳は、「僕は彼にそのケーキを食べてほしい」となります。この文では、ケーキを食べる人、つまり、「eat」の主語は「彼」であって、文の主語の「I」(私)が食べる人にはならないわけですね。そしてこのことから、以下が正しいということがわかります。

I want (A) to eat the cake.
* Aは「to eat」の「eat」の主語であり、表面には見えなくても、「to 」の前 
 に隠れて存在している。

  説明がかなり理屈っぽくなりました。ごめんなさい…。わかってほしかったことは、以下のことです。確認してください!

1) 英文には必ず主語の名詞句(NP)とそれに呼応する動詞(Verb)があり、
 その関係は、1対1である。動詞があれば、必ずその主語がある。

2)(言い換えると)動詞があれば、かならずそれに呼応する名詞句(主語)が
 存在する。
2) 一つの文には必ずひとつ「主動詞」があり、その「主動詞」のみが時制(現
 在、過去)をとることができる。他の動詞も同じ文にその主語(はっきり見
 えない)を持って同居できるが、その際は時制をとらない形となる(to不定
 詞、現在分詞等)。

  どうでしょう、わかってもらえたでしょうか?文の構造の理解は、理屈っぽいようですが、英語を理解する上でとっても大事ですから、確実に理解していきましょう。(End of Part 2)





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