「英語は長い間勉強してきたのにネイティブが何を言っているのかわからない…」そんな声、よく聞きますね。でも、どうしてなんでしょう?それにはいろいろな理由が考えられますが、まずは日本語と英語の音声学上の違いを多少(あんまり知ってもややこしいだけなので)知っておくことが大事です。
英語と日本語の一番大きな音声上の違い。それは日本語が母音(基本的には、あ、い、う、え、お(単純に言えば)の5つ)と簡単な子音でできた50の音節 (Japanese syllabary) の組み合わせでできた単語を使って言葉ができているのに比べて、英語は多くの子音、あるいは、その固まりと、二重母音(ai等)を含めて15の母音が複雑に結合してできた単語で言葉ができている点が一つ。
そして、英語の単語にはいわゆるアクセント(accent)があり、音節(母音一つ、あるいは母音一つと子音の結合でできる固まり)の中核となる母音が強勢(stress)を受ける。つまり、強く発音される。母音が複数ある(複数の音節でできている)場合は、そのうちの一つに第一強勢(primary stress)があり、単語によっては第二強勢(secondary stress)もある。そしてそれ以外のところは無強勢となる。
簡単に言うと、英語の単語は強弱のある音でできているということ。しかも!です。その単語の音は別の単語とくっつく時に同化作用(assimilation)([but I]が[barai]に聞こえる等)が起こり、一つの単語ではわかったものが、複数の単語がくっついた時には何か知らない音の固まりに聞こえる…。あるいは、ある音が消える(reduction)([going]が[goin']と発音される等)ということが起こり短縮形([does not]が[doesn']になる等)を作る。また、全体に抑揚(イントネーション)がある。
ともかく、「英語ってやつは、なんだか知らないが、音が上がったり、下がったり、また、強く発音されるものがあるかと思うと蚊が鳴くように小さく発音されるものがあったりと、音の変化が多すぎる!」って、思いません?だから、「わからない!聞こえない!」って。
僕も最初はそうでした。「ふ~…わからん…」そんな言葉、よく使いました。じゃあ、どうしてわかるようになったのか?音声学でやるようないろいろなルール(上記した「同化作用」等)を理解したから?う~ん、違いますね~。それらは大学や大学院で勉強しましたけど、そんなルール知ってるからって即座に音を理解するのにはまったく役に立ちません。「じゃあ、どうやって!」…答えは簡単です。自分もネイティブの音をまねて単語を発音する、文章を読む、話してみる、そうすればいいのです。「そんなことはやってるよ」ってですか?そうかな~?
ちょっと長くなるので今日はこれまで。Part 2はできるだけ早く出しますのでお楽しみに。では、See you very soon! (N.N.)(C)2005
英語と日本語の一番大きな音声上の違い。それは日本語が母音(基本的には、あ、い、う、え、お(単純に言えば)の5つ)と簡単な子音でできた50の音節 (Japanese syllabary) の組み合わせでできた単語を使って言葉ができているのに比べて、英語は多くの子音、あるいは、その固まりと、二重母音(ai等)を含めて15の母音が複雑に結合してできた単語で言葉ができている点が一つ。
そして、英語の単語にはいわゆるアクセント(accent)があり、音節(母音一つ、あるいは母音一つと子音の結合でできる固まり)の中核となる母音が強勢(stress)を受ける。つまり、強く発音される。母音が複数ある(複数の音節でできている)場合は、そのうちの一つに第一強勢(primary stress)があり、単語によっては第二強勢(secondary stress)もある。そしてそれ以外のところは無強勢となる。
簡単に言うと、英語の単語は強弱のある音でできているということ。しかも!です。その単語の音は別の単語とくっつく時に同化作用(assimilation)([but I]が[barai]に聞こえる等)が起こり、一つの単語ではわかったものが、複数の単語がくっついた時には何か知らない音の固まりに聞こえる…。あるいは、ある音が消える(reduction)([going]が[goin']と発音される等)ということが起こり短縮形([does not]が[doesn']になる等)を作る。また、全体に抑揚(イントネーション)がある。
ともかく、「英語ってやつは、なんだか知らないが、音が上がったり、下がったり、また、強く発音されるものがあるかと思うと蚊が鳴くように小さく発音されるものがあったりと、音の変化が多すぎる!」って、思いません?だから、「わからない!聞こえない!」って。
僕も最初はそうでした。「ふ~…わからん…」そんな言葉、よく使いました。じゃあ、どうしてわかるようになったのか?音声学でやるようないろいろなルール(上記した「同化作用」等)を理解したから?う~ん、違いますね~。それらは大学や大学院で勉強しましたけど、そんなルール知ってるからって即座に音を理解するのにはまったく役に立ちません。「じゃあ、どうやって!」…答えは簡単です。自分もネイティブの音をまねて単語を発音する、文章を読む、話してみる、そうすればいいのです。「そんなことはやってるよ」ってですか?そうかな~?
ちょっと長くなるので今日はこれまで。Part 2はできるだけ早く出しますのでお楽しみに。では、See you very soon! (N.N.)(C)2005