Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

これだけは知っておいてほしい! 「英文構造のお話」(Part1)

2013-08-17 | Weblog
それでは、「文法」の話をしたいと思います。あ、「文法!や~だ~」って思ってません?でも、「文法」って言うのは、その文字の通り、「文」の「法」則ってことですから、それを知らないと、非文法的英語を書いたり、話したりしてしまって、Educated English(教養のある英語)を身につけることはできませんよ。もちろん、英語の試験でいい点をとることもできない。いやですよね~。なので!しっかり英文法を理解しましょう。英文法とは言っても、その基本の英文の構造についての話です。「誰でもわかる!」話ですから、しっかり読んでくださいね。
  では、考えてください。英文はどんな構造をしているのか…。う~ん、わかっているようでわからない…?
  まず初めに、英語の文は何から始まるか?そう、「主語」ですね。では、「主語」は何でできているんでしょうか?そう、名詞(Noun=N)ですよね。でも名詞だけでしょうか?「a」とか「the」とかついてますよね、通常は。
  なので、「主語」は基本的には名詞と他のもの(「a」とか「the」(冠詞)のような「限定詞」(determiner/名詞の意味を限定するもの)がくっついてできる「名詞句」(Noun Phrase=NP)と理解してください。つまり…

「主語」=「限定詞」+「名詞」=「名詞句」というわけです。

これを英語で書くと…

Subject =Determiner(Det)+Noun(N)=Noun Phrase(NP)となります。

*覚えておいてください!「名詞」は「名詞句」の一部であり、基本的に文においては「名詞」のみでは存在せず、常に何か(「限定詞」)がその前についていることを。
  さて、英文は主語の名詞句(NP)から始まることはわかりましたが、後は何が必要か?「主語」と言えば「述語」ですね。でも、ちょっとわかりにくいので、こう考えましょう。主語が意味するのは、「誰が」「何が」ですから、その後は「どうした」がないと意味のある文にはならない。そこで、「どうした」を「動詞(どうし)た」と考えます。つまり、「何が」を示す主語の後に必要なのは、「どうし(動詞)た」を表す「動詞句」(「動詞」+「他」)なのです。
  「動詞句」とは、「動詞」とその「動詞」を説明(修飾)するものが一緒になって作る意味の固まり、と理解してください。例えば、「動詞」が「eat」だとしたら、その後に食べるものがきますよね。それがケーキ(cake)だったら、「eat cake」…じゃなくて~、名詞は名詞句が基本でしたよね。なので、「cake」 ではなくて「a cake」となります。そして「eat」が作る「動詞句」は「eat a cake」となります。まとめると…

「動詞句」(「述語」)=「動詞」(目的語をとる動詞の場合)+「名詞句」となります。

これを英語で書くと…

Verb Phrase(VP)=Verb(V)+Noun Phrase(NP)となります。

ここで英文(Sentence =S )の基本的構造をまとめると、以下のようになります。

S=NP (Noun Phrase) + VP (Verb Phrase)

つまり、英文は、「名詞句」と「動詞句」でできている、というわけです。そして、「名詞句」は「限定詞」と「名詞」の固まりで、「動詞句」は「動詞」と動詞を説明(修飾)するいろいろな「句」、例えば「名詞句」などとの固まり、というわけです。以下の文をみてください。

My sister eats a cake.(「my sister」が「名詞句」(NP)で、「eats a cake」が「動詞句」(VP)です。)

  「何かすごく簡単なことを、随分難しく、しつこく説明して…」って思ってませんか?でも、これが基本なんですよ。まずは基本の基本から…。英文の構造を理解すれば、かならずしっかりした文を書いたり、話したり、あるいは、TOEIC試験等でもいい得点がとれるようになったり、いい効果が期待できます。是非飽きずに、いやがらずに、しっかりとひとつづつ理解していってくださいね。以下がまとめとなります。もう一度確認してください。

S=NP+VP
NP=Det + N
VP= V + NP

  上の暗号(?)がわからなかった人は、もう一度最初から読み直してください。そうしたら、必ずわかります!(End of Part 1)