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Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

「使える英語表現」(No. 47)「事と次第によるね。」

2008-04-11 | Weblog
表現47)It depends.(事と次第によるね。)

「え、それだけ?」って、思ってます?はい、それだけです。でも、it(それ)とは何で、depend(~による、~に左右される、~に頼る、~に依存する)はいいけど、何にdependするのか?わかりませんよね。ごもっとも!僕も最初はそう思いました。結局それらは会話の流れ(文脈)で自然とわかるか、わからなければ聞いてはっきりしなければいけない、ということです。例えば以下の会話をみてください。

Bob: I'm looking forward to playing golf tomorrow. I'm in pretty good shape now.
(明日のゴルフが楽しみだなあ。今かなり調子がいいんだ。)
Jim: Have you checked the weather forecast? It might rain tomorrow.
(天気予報見たかい?明日雨かもよ。)
Bob: We can play even in the rain, can't we?
(雨でもプレイできるんじゃない?)
Jim: It depends. I don't want to play in the heavy rain. Do you?
(状況によるよ。僕はひどい雨の中ではプレイしたくないな。君は?)
Bob: You may be right. Let's pray for the good weather.
(そうかもね。いい天気になるのを祈ろうぜ。)

この場合のitは「プレイができるかできないか」であり、それが、「雨の状態に」depend「かかっている」ってところでしょうか。この場合は文脈でわかりますよね。では、次はどうかな?

Bob: If the weather is not so bad, let's meet at the JR station at 6 o'clock in the morning. You can make it, can't you?
(天気がそんなに悪くなかったら、JRの駅で朝6時にしよう。時間大丈夫だよな?)
Jim: Depends.
(それはどうかな(事と次第によるね)。)
Bob: Depends on what?
(何が問題なの(何によるっていうわけ)?)
Jim: I have to finish up my report today and send it to my boss via email. I hope to get it done by midnight, but, I don't know if can do that.
(今日までに報告書を仕上げてメールで上司に送らなければいけないんだ。午前12時までには終わらせたいんだけど、それができるかどうか…。)
Bob: Do not worry. I will keep calling until you wake up.
(心配しなくていいよ。(朝)起きるまで電話かけ続けるから。)
Jim: Thanks. But if that happens, my score will be a miserable one, for sure.
(ありがと。でもそうなったら、スコアは間違いなくひどいものになるよなあ。)

僕が英語を習い始めた時(相当昔ですが…)、「それはその時の状況による」って言いたかった時、よく「ケースバイケース」(case by case)という言葉を使って注意されたものでした(「Naoki, you should say [It depends]. Case by case is a Japanese expression.」とね)。で、その時から、case by caseは日本語英語で、そんな時はいつもdependsを使うものなんだって思い込んでました。

しか~し!case by case は英語でした。意味は、「個別的に、一件一件」というもので、よく使われる表現としては、on a case-by-case basic「ケースバイケースで、そのつど臨機応変に」というものがあります。ではなぜ僕の英語は直されたのか?

想像するに、僕が漠然と「その時の状況による」と言った時は、「個別の事柄、事情による」という意味を示すためのcase(個別の事柄)がなく、それがないのに「まあ、時と場合によります=ケースバイケース」と単純に考えていたため、相手には不自然に聞こえたのだと思います。なので、皆さん。case by caseもりっぱな英語であることは覚えておいてくださいね。でもそれは、「個別のケースによる」、「そのケースによって状況が変わる」という意味を伝えたい時に使うのであって、「~の状況、状態によって」というような、ある状況に変化を及ぼすものが比較的漠然としたものである場合は(つまり、個別のケースを意識していない場合は)、今回の表現(Depends/It depends/It all depends等)を使うこと、これをしっかり覚えておいてくださいね。

では、今回はこの辺で。え、明日もプログ更新するか、ってですか?ん~It depends.「何に?」頑張りま~す。See you all in the next story, folks. Bye for now.  Nao