青い空が大好きな゛bluesky531゛の徒然日記

日常の出来事を日記風に徒然なるままに書いています。

黄色に萌えるイチョウの木と恩師からの喪中見舞いのはがき

2014-12-11 07:54:25 | 日記
■初冬に萌えるイチョウの木
 

 

 

先日、仙台市内の広瀬通りを歩いているとイチョウの葉っぱが残っている木を見つけました。

初雪が降った仙台ですが、既にすっかり葉っぱを落としたイチョウの木もあり、早々に冬仕度をしたものと思いながら見てきました。
太陽の光が燦々と降り注ぐ木の下を歩いていると、黄色に染まったイチョウの木に同化されるような気分になり、深まりゆく年の瀬を肌で感じてきました。葉っぱを落として木を見ると、選挙どころではない寒々とした世相に影を落としながら歩いている自分がいる気がしました。
物思う秋はとうに過ぎていますが、歳を重ねていくと些細なことでも感情をあらわにすることがあります。

先日、9月に亡くなった家内の兄のこともあり、例年、いただいていた方へ喪中ハガキを出していました。
毎年、欠かさずに出していた小学校3年生と4年生の担任の先生だった恩師から喪中見舞いのはがきをいただきました。

『お便り拝見いたしました。
 だいじなお方を亡くされました由 心からおくやみ申し上げます。
 今年は悲しい年でございましたが 来る年こそは佳いとしでありますよう お祈りいたします

九十路はかなしきことの多かりき 
        八十路の友の亦一人逝く

 ―これが私の心境です。 ○○○れば 96才です。― 』

○の文字は、3字でしたが、どうしても判読ができませんでした。
先生には、大変、申し訳なく思いました。

先生との年1回の年賀状のお付き合いは小学校以来から続いていました。
どんなときにも励ましてくれる恩師は母親のような存在でした。
当時、先生は、楽器演奏に力を注いでいて、私は小太鼓担当で、他の小学校へ演奏に出かけたり、思い出の深い小学校生活を送りました。
友人と一緒に先生のお宅へ遊びに行った時は、先生と同居していたおばあさんから「親子どんぶり」を作ってもらい、初めて食べた「親子どんぶり」に、こんなハイカラな丼ものがあるのかと驚いて食べたことがありました。当時は、たまごが病気見舞いに持っていくほどの貴重なものでした。

考えてみると先生とのお付き合いは半世紀以上になりました。
お元気な先生の思い出はつきなく、先生の年齢になるには、まだ暫くありそうで、先生のように、日日、元気に過ごさなければと心を新たにしたところでした。