以前、「子どもと放射能その2」で書いたように、盛岡市では14か所(校庭など)の地表の放射線量を測定することとなりました。
7月14日に測定を行ったようです。その結果が19日、盛岡市のホームページに掲載されました。
盛岡市環境部環境企画課のページ
http://www.city.morioka.iwate.jp/05kankyo/kankyo/index.html
「●盛岡市域の空間放射線量の測定結果をお知らせします」をクリックすると見ることができます。
それによりますと…
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各測定地点の空間放射線量の測定値をまとめると,次のとおりでした。なお,最も測定値が高かった地点は渋民小学校でした。
地上5センチメートル=最低値 0.05、最高値0.20
地上50センチメートル=最低値0.04、最高値0.20
地上1メートル=最低値0.05、最高値0.19
(単位: マイクロSv/時)
測定結果の評価
測定値は,全地点において,「避難区域等の外の地域の学校等の校舎・校庭等の利用判断にかかる暫定的な考え方」(2011年4月19日文部科学省・厚生労働省通知)に基づく屋外活動の制限の指標である「3.8マイクロSv/時」を大きく下回っていました。
なお,文部科学省,厚生労働省が示す「自然放射線から受けるもの以外の外部被ばくの放射線量(外部線量)」の望ましい値である,「年間積算線量1ミリSv以下」に対しては,今回,地上5センチメートル,50センチメートルで最も値が高かった渋民小学校の測定値から年間積算線量を算出した場合,1.05ミリSvとなり,自然放射線から受ける外部線量の世界平均の年間0.87ミリSvを除いた場合,0.18ミリSvとなります。
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7月14日の測定結果から言えるのは、盛岡でも少なからず福島第一原子力発電所からの影響を受けているということです。
現在のところ、長期的にみて、「これくらいの被曝量なら絶対安全!」という確認はされていません。子どもの被曝量は少なければ少ないほどいいとされています。行政は、安易に大丈夫だと言わずに、細やかな対応をしてほしいですね。
また、放射能に汚染された食べ物が流通していたことが報道されています。学校給食の食材など、きちんと安全を確保できるシステムを構築していただきたいものです。
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市がホームページで公表した測定結果一覧です(PDF)
http://www.city.morioka.iwate.jp/05kankyo/kankyo/topics/pdf/radresult.pdf
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