
正式な呼び名は会津西街道、
だがその雰囲気は裏街道と呼ぶ方が
相応しく感じる、
会津若松市と日光市を結んでいる
この街道はほぼ山の中を走る、
この道中にある人気の観光地大内宿だ、
友人とその友人の所有する
トヨタの7人乗りワゴン車で
朝5時に出発した、
わが町から足尾経由で行く日光市までも
同じように山の中に延びた田舎道である、
日光までが全行程の凡そ中間点100キロ、
休憩を入れても約2時間、
普段は外人観光客で賑わう市内の通りも
朝の7時では閑散として走りやすい、
会津街道に入れば道はほぼ一直線で
迷うこともないが
日光市内の道はわからないので
ナビを入れた、
日光を過ぎたころ同乗者の一人が
トイレの騒ぎを始めた、
ここまで2回のトイレ休憩を入れたが
それでも予測がつかなかったようだ、
幸い運動公園が通りの端にあり
助かった、
日光市を過ぎると
やがて道は鬼怒川温泉へと差し掛かる、
嘗ての賑わいは昔語りとなり
大きな建屋の廃墟が目立つ、
関東地方の荒廃した温泉地の
筆頭ではなかろうか?
この辺ですでに7時頃になっていたが
車の往来はあまりない、
時折トラックとすれ違う程度、
国道ではあるが片側1車線の
曲がりくねった山道が続く、
ダム湖とみられる景色のいい所で
車を止めた、
この地では新緑の真っ盛り、
湖の中にできた島が緑一色に染まって
美しい、

写真を撮った、
田島地方になって平野部となり
町らしい雰囲気になって来た、
川沿いの道の駅で停まった、
産直覗きを趣味とするおばさんたち
さっそく足を引きずりながら降りていく、
試食コーナーの店のおばさんに
手招きされて足を運ぶ、
10種類ほどの山菜や漬物の類、
おいしいことおいしいこと、
食べ飽きない、
我らがおばさんたちはそれぞれに
幾つものレジ袋を携えている、
ユニークなキャッチフレーズが目に留まった、
「お会計はスマートで綺麗なお姉さんに
お願いします」だって、
すっかりこの店が気に入ってしまった、
そこから1時間かからないで
目的地の大内宿に着いた、
平日にも関わらず大変な賑わいである、
私は2回目であるが当時のことは覚えていない、
被写体の材料目白押し、
上の写真は高台からとったもの、
昼食に蕎麦屋さんに寄った、
順番待ちの賑わい、
蕎麦はこの地の名物らしい、
1,000円のざるそばがうまい、
ここでもおばさんたちは
両手に持ちきれないほどのレジ袋を
下げていた。
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