リコリス(園芸用に品種改良された彼岸花)
カラオケ教室に参加した、
参加者は6名だけで
少々さびしい、
元々は20数名の大教室であった、
指導者もいて町内でも有数の存在感を誇っていた、
それが次々に姿を消して
現在は8名だけになってしまった、
内訳は女:6人、男:2人、
年齢構成は女性が88歳を筆頭に
83才が3人、
80歳1人と79才1人、
男性は85才のNさんと
80歳の私だけ、
Nさんは体調不良で休みがち、
だから実質参加する男は私だけ、
その私は教室運営に欠かせない
音響機材の操作係、
おババたちには大変有難がられている、
だから休むに休めない、
時々何かしらの貢物(?)が届く、
わが人生でこれほど女にもてた時期はない、
この集まり一応はカラオケ教室ではあるが
おしゃべり教室の役割も兼ねている、
それを咎めるものは私しかいない、
だが彼女らにとってはおしゃべりも
重要な集う目的のひとつであることは心得ている、
88才のお局様は18年間婦人会長を
務めただけあって雄弁で意気軒高、
しゃべり始めたらなかなか止まらない、
それでも人の悪口は言わない、
人への感謝の言葉は忘れないので
憎めない、
この日の最後に
私への「母の鞄」のリクエストが有った、
彼女らの心憎い配慮なのである
そんなことも含めてわがカラオケ教室は
健康維持の一助とばかりに
変わることなく続いている。