LAMB ラム 監督/バルディミール・ヨハンソン

【主演】
　ノオミ・ラパス
　ヒナミル・スナイル・グブズナソン
　ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン

【ストーリー】
山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリアが羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。子どもを亡くしていた2人は、その「何か」に「アダ」と名付け育てることにする。アダとの生活は幸せな時間だったが、やがてアダは2人を破滅へと導いていく。

【西京極の評価】
曖昧な表現に終始していて、色々な解釈が出来るだけに、評価が難しい映画。自分の孤独を慰める為に神（または魔）の領域に踏み込むとすべてを失うぞという寓話　　というのが僕の解釈ですが、もっと深遠なテーマが隠されていそうでもあります。美しくもあるが陰鬱なアイスランドの風景はそれだけでどこか怪しげ。でもホラーと思って観ると肩透かし喰らいます。日本人とはまったく違う感性を持っているんだろうな、北欧の人って。

【総合評価】　☆☆☆★★（満点は☆５つ）
　ストーリー　☆☆☆★★
　演出/演技　☆☆☆★★
　映像　　　　☆☆☆☆★
　音楽/音響　☆☆★★★