ブギーマン 監督/ロブ・サベッジ

【主演】
　ソフィー・サッチャー
　ビビアン・ライラ・ブレア
　クリス・メッシーナ

【ストーリー】
母の死から立ち直れずにいる女子高生セイディと幼い妹ソーヤー。セラピストである父ウィルもまた、妻を亡くした悲しみにとらわれ娘たちと向きあえずにいた。そんなある日、ソーヤーが家の中で怪しい何かを目撃するが、セイディはまともに取りあおうとしない。一方、ウィルは謎の患者レスターから怪しげなメモを渡されるが…

【西京極の評価】
スティーヴン・キング初期の短編集『深夜勤務』に収録されていた『子取り鬼』をベースに大幅改変した本作。正直主人公たちが化け物を退治するくだりが付け加えられた分、原作のキレ味が鈍った印象。この世にあらざる存在を銃やらバットやらの物理攻撃で退治しようとするメンタルは日本人には理解し難い。嚇かしどころもほとんどが大音量によるものなのでホラーとしてはイマイチかな。

【総合評価】　☆☆☆★★（満点は☆５つ）
　ストーリー　☆☆★★★
　演出/演技　☆☆☆★★
　映像　　　　☆☆☆★★
　音楽/音響　☆☆☆☆★