【紹介文】
人類が滅亡の瀬戸際で踏みとどまってから9年。アメリカは地球にただ1体残された巨大ロボットを用い、他国を蹂躙していた。それに抵抗する各国とのあいだで全面核戦争の危機が迫る中、巨大ロボット・テーミスがついに地球に帰還。それは6000年前にテーミスを地球にもたらした異星種族との本格的遭遇でもあった……星雲賞受賞作『巨神計画』、『巨神覚醒』に続く三部作完結編!(和訳:佐田千織)
【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
ドラマ性 ☆☆☆☆★
独創性 ☆☆☆☆★
読み易さ ☆☆☆☆★
【西京極の読後感想】
センス・オブ・ワンダーという点では最初の『巨神計画』が一番上でしたが、なにしろ本作で大団円を迎えますから満足感はありました。読後感もイイ。『巨神覚醒』で異星人の攻撃により一億人の犠牲を出しながらも撃退に成功した主人公たち。その彼らが異星人の星へ強制移動させられたところから始まるのですが、どうやって地球に帰還したのか?その為に必要となる“異星人が求めるモノ”とは?それが唯一最大のミステリーなのですが…当然ネタバレになるので書けませんw面白いので興味を持たれた方は是非お読み下さい。もちろん三部作最初からネ☆