goo blog サービス終了のお知らせ 

商標の広場

弁理士の福島が商標のお話をします。

日米共同記者会見

2017-02-13 10:04:05 | 日記

米国を訪問するのは、昨年のハワイ・真珠湾以来。この半年間で4度目となる。米国の皆様のいつも変わらない温かい歓迎に、心から感謝申し上げたい。トランプ大統領には、就任100日という大変重要な忙しいこのタイミングでホワイトハウスにお招きをいただいたことに心から感謝申し上げる。

私の名前は「安倍(Abe)」だが、時折、米国では「エイブ」と発音される。しかし、私はあまり悪い気はしない。あの偉大な大統領の名(エイブラハム・リンカーン)を、我が国においても知らない人はいないからだ。

農民大工の息子が大統領になる。その事実は150年前、将軍の統治の下にあった日本人を驚かせ、民主主義へと開眼させた。米国こそ民主主義のチャンピオンだ。大統領は素晴らしいビジネスマンではあるが、議員や知事など公職の経験はなかった。

それでも1年以上にわたる厳しい選挙戦を勝ち抜き、新しい大統領に選出された。これこそまさに民主主義のダイナミズムだ。大統領就任を心から祝福したい。米国は世界で最もチャンスにあふれた国だ。今までも現在もこれからも変わることはないと思う。

だからこそ自動車産業を始め、多くの日本企業が全米各地に工場を作り、現地生産をしてきた。昨年も日本から米国へ、新たに1500億ドルを超える投資が行われた。これらは米国内に大きな雇用を生み出している。まさに互いに利益をもたらす経済関係を日米は構築してきた。

大統領のリーダーシップで今後高速鉄道など大規模なインフラ投資が進められるだろう。日本の新幹線を一度でも体験した方がいれば、スピード、快適性、安全性は理解いただけると思う。最新のリニア技術なら、ワシントンからトランプタワーのあるニューヨークまでたった1時間で結ばれる。日本は高い技術力で、大統領の成長戦略に貢献できる。米国に新しい雇用を生み出すことができる。

日米の経済関係を一層深化させる方策について、麻生副総理とペンス副大統領との間で、分野横断的な対話を行うことで合意した。急速に成長を遂げるアジア太平洋地域において、自由な貿易や投資を拡大する。これは日米双方にとって大きなチャンスだ。

もちろんそれはフェアな形で行われなければならない。国有企業による国家資本を背景とした経済介入はあってはならない。知的財産へのフリーライド(ただ乗り)は許されない。(以下省略)


コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。