シャープは、米国で液晶テレビのブランド(商標)を供与している中国電機大手の海信集団(ハイセンス)に対し、低品質の製品を販売して評判を落としたなどとして、ブランドの使用差し止めと損害賠償を求める訴訟を、10日までに米カリフォルニア州の裁判所に起こした。
シャープは2015年、北米でのテレビ生産、販売からの撤退を決定。16年1月から5年間、ハイセンスが米国で販売するテレビにシャープブランドの使用を許可している。
シャープは同年8月、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入り、ハイセンスからブランドを取り戻すことを目指しているが、進展していない。17年4月には手紙で契約の打ち切りを通告した。シャープ頑張れ!