ニヒル牛 石川あるの紹介日誌

『ニヒル牛』の店番石川あるの、作品紹介を中心にした日誌です。レンタルボックスと言われる事も多い昨今です。

寒い、そして文いっぱいやん。

2008年01月27日 | Weblog
ちょっと、店番から外れた話しを!(といいつつ、4割ぐらいの率で外れているからなんか、いまさらという気もするがっ!)
寒い日本を離れて、もうじきニヒル牛のプロデューサーであり、私の夫でもある石川浩司がチェンマイに行きます。
日々これ遊び。生きるのも遊び、遊びが仕事の、ほんまもんの遊び人だから、それは全然いいのですが。
その約一ヶ月の滞在、昔はほんとに、寒さ逃れの一人旅な感だったのです。
それが、今年はいつの間にか、10人ぐらい、石川の所に遊びに行く人々がいるみたいです。
若い子からおっさん、ミュージシャン、漫画家の卵。
竹中労さんもエッセイで書かれていた様に、石川の才能の一つは、まぎれも無くも人を集めてしまう所です。
少しずれている人や、不器用な人や、すごい才能を持った人々と、石川はいつのまにか、一つの村を作っています。
石川は、駄目な人やものを、ずっと愛しています。それを最近思い出します。
昔、とある画家の方が、それを包容力と呼んでいましたが。
私ははっきり言って、そういう石川のスタンスには、距離を置いています。
人との距離感にバランスを持ちたいと、それをずっと思っているので。
だけど、ニヒル牛が2000年に始まった当初、その基本になる作家さんの色合いや、店の方向性が出来上がっていく過程にも、それが大きく影響していた事は間違いないです。

多分来年のチェンマイには、もっとたくさんの人が参加する事になるんじゃないかなあと。
決して社交的ではないけれど、どこかで人との関わりを、ずっとのひっかかりにしている石川を見てて思います。

ニヒル牛は、スタッフも作家さんも、そして最近強く思うのだけど、お客さんも。
いろんな人の、思いが軸になっています。

写真はpoptail azwzsaさんの鉄象虫。全員が『鉄なので錆びます』と律儀なタグを背負っております。
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