筥崎宮の放生会の季節になりました。秋の始まりです。
昼はまだまだ暑いですが、朝晩は涼しく感じるようになりました。
この筥崎宮の放生会は、博多どんたく、博多山笠と共に博多の三大祭りになっています。
博多では“ほうじょうえ”ではなく「ほうじょうや」と言います。
期間中は100万人の人出があり、参道にはいろんな店がぎっしり並びます。
変わったところでは新生姜を葉が付いたままで売っている店もあります。
これを縁起物として参拝帰りに買う人は多いです。
昔から近くの栽培農家が持ち込んで売っていたのでその名残りだそうです。
この放生会期間中は生活を共にしたペットの供養もできます。
放生会が終わると、大相撲九州場所、福岡国際マラソンと晩秋から初冬へと季節が移り変わって行きます。
筥崎宮は勝運の神様です。
鎌倉時代の蒙古襲来を神風を吹かせて防いだことから、歴代の名将も参拝し御神徳を仰いだそうです。
このような歴史から筥崎宮の楼門には「敵国降伏」と書かれたものが掲げられていますので、初めて参拝される人は驚かれると思います。
福岡藩主が大切に守り続け、その後は国の管理する官幣大社となり、戦後はGHQにより組織解体されて、宗教法人神社本庁に所属する神社となりました。日本の三大八幡宮でもあります。