ふうちゃん本舗

のんびりおじさんの社会科見学

ビッグ・ベンから思い出したことの続き

2017-09-04 08:01:22 | 街を徘徊して


前回、ビッグ・ベンの修理からBBCの日本語放送を思い出したことを書きました。
誰もこんな話、興味ないことは分かっていますが、
「医学的見地からすると」昔を詳しく思い出すことは認知症予防に大切なことだそうです。

ですから(他人のことはどうでもよいので)、自分のために思い出した続きを書きます。
そうゆうことなので。

BBC放送はビッグ・ベンの鐘の音で始まりましたが、
ラジオオーストラリアはワライカワセミの「カ、カ、カ、カ」という凄まじい鳴き声で始まりました。
その他、アメリカ、バチカン、エクアドルもよく聴いていました。

ところで海外放送を聴くのは容易ではありません。専用の短波ラジオが必要です。
なぜ短波を使って海外放送をするのか?短波帯の電波は地球を取り巻く電離層で反射されるので遠くまで広い範囲に届けることができます。

私の持っていた短波受信機は真空管式で高さが20cm、横幅が30cm、奥行きが20cm位ありました。
ラジオとは言わず通信型受信機と言っていました。
これを親から買ってもらい、組み立てキットだったのでハンダこてを持って自分で1から組み上げました。
それで尚のこと愛着がありました。

日本向け放送が盛んだったころ、最初に放送をやめたのはアメリカのVOAでした。
情報の発達で日本へは意味がないと判断したからでしょう。
今でも日本向け日本語放送はありますが短波ラジオを持っていないと聴くことが出来ません。

変わったところでは、時刻音だけの放送局もありました。
ピッ、ピッ、ピッの音だけ流していました。
日本にはJJYという局、ハワイにはWWVHという局がありました。

調べたところJJYは周波数を極端に低い長波に代えて時刻のデジタル信号を送っています。
これを腕時計などの電波時計が利用しています。

ところで時代はすごい変わり方をしていますが、私たちが一番変化を受けた世代ではないかと思います。

余計なうんちく、電波の種類:
超長波、長波(電波時計)、中波(ラジオ放送)、短波、超短波(FM,行政無線など)、極超短波(地上デジタル放送、携帯)、マイクロ波(レーダー、中継、衛星通信、電子レンジ)、ミリ波(レーダー、中継、衛星通信)、この上は電波でなくX線、更にその上は光。
超短波から段々と直進性が強くなる。