(今年で37年目の中洲まつり)
福岡市の中心部を流れる那珂川という川を挟んで、旧黒田藩の城下町を福岡、商人の町を博多と大きく区別していますが、その博多での催しには必ず「博多」の冠詞が付いています。
例えば先日行われた「博多ハロウィン仮装パレード」、「博多灯明ウオッチング」から全国的に有名な「博多どんたく港まつり」「博多祇園山笠」など。
いくら福岡市の祭りとして全国的に有名になろうが、200万人の集客力があろうが、「福岡どんたく」「福岡山笠」となることはありません。
福岡市の博多地区はこのように自意識が非常に高い場所です。
西日本一の歓楽街である中洲も博多地区にあるので「博多中洲」と呼ばれていますし、福岡市の玄関口のJR駅も博多にあるので「博多駅」となっています。
もともとは博多港湾労働者の食事だったラーメンが「博多とんこつラーメン」、うどんは博多が発祥の地です。
博多地区でイベントが多いのも、博多商人の商機を捉える感覚から始まっているのではないかと思います。
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