日本会議唐津支部 事務局ブログ

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【中学歴史教科書8社を比べる】114 ⒂ 「琉球・沖縄」の描き方のちがい <その14 ④沖縄戦:ⅲ 米軍の描き方 1/2>

2017年03月09日 | 中学歴史教科書比較(2)h28-令和2年度使用

■「沖縄戦」の各社記事量(単位=ページ)

 育鵬社 2.5 /自由社 0.5 /東京書籍 0.3 /帝国書院 2.1 /教育出版 0.3 /日本文教 0.9 /清水書院 0.2 /学び舎 2.0

 各社の力の入れ具合がはっきりと表れている。

 次は、その内容を観点ごとに調べていく。予定=米軍、日本軍、住民、集団自決の順に

 

ⅲ 米軍の描き方のちがい

 基礎知識を簡単におさらいしておく。

※できればこの知識を頭に入れて実物コピーを読んでみてください。
 地獄のような沖縄戦をしかけた米軍のようすを、各社は現代の中学生にどう伝えようとしているのか…

◆強大な軍事力・・・「陸海空において日米の大兵力が投入された」

・「第二次世界大戦における最激戦地のひとつとなった。使用された銃弾砲弾の数は、アメリカ軍側だけで2,716,691発。このほか、砲弾60,018発と手榴弾392,304発、ロケット弾20,359発、機関銃弾3,000万発弱が発射された。地形が変わるほどの激しい艦砲射撃が行われたため、「鉄の暴風(: Typhoon of Steel)」などと表現される」

  アメリカ軍は、日本軍の反撃戦力を削ぐことなどを目的に、空母16隻を中心とした強力な機動部隊の第58任務部隊を日本本土へと差し向けた。」

◆戦い方

・「猛烈な砲撃で日本軍の反撃を封殺し、日本軍陣地の頂上に這い上がった歩兵が、日本軍陣地に黄燐弾を投げ込み、爆雷を投下し、ガソリンを流し込んで皆殺しにする『トーチ&バーナー戦術』で日本軍陣地を一つ一つ壊滅させていった。

◆米軍の人的損害

・「アメリカ軍側の死者・行方不明者は14,006人、イギリス軍の死者が82人で、アメリカ軍の負傷者72,012人

 

 では、各社は「第二次世界大戦における最激戦地のひとつとなった」沖縄戦での攻撃側の米軍の姿をどう描いているのか。

■実物コピー 

【育鵬社】

 

 

 

 

 

【自由社】

 

 

 

 

【東京書籍】

 

 

【帝国書院】

 

 

 

 

【教育出版】

 

 

 

【日本文教】

 

 

 

 

【清水書院】

 

 

 

【学び舎】

 

 

 

~次回、「米軍の描き方のちがい」のまとめと考察~

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