■「沖縄戦」の各社記事量(単位=ページ)
育鵬社 2.5 /自由社 0.5 /東京書籍 0.3 /帝国書院 2.1 /教育出版 0.3 /日本文教 0.9 /清水書院 0.2 /学び舎 2.0
各社の力の入れ具合がはっきりと表れている。
次は、その内容を観点ごとに調べていく。予定=米軍、日本軍、住民、集団自決の順に
ⅲ 米軍の描き方のちがい
基礎知識を簡単におさらいしておく。
※できればこの知識を頭に入れて実物コピーを読んでみてください。
地獄のような沖縄戦をしかけた米軍のようすを、各社は現代の中学生にどう伝えようとしているのか…
◆強大な軍事力・・・「陸海空において日米の大兵力が投入された」
・「第二次世界大戦における最激戦地のひとつとなった。使用された銃弾・砲弾の数は、アメリカ軍側だけで2,716,691発。このほか、砲弾60,018発と手榴弾392,304発、ロケット弾20,359発、機関銃弾3,000万発弱が発射された。地形が変わるほどの激しい艦砲射撃が行われたため、「鉄の暴風(英: Typhoon of Steel)」などと表現される」
・ アメリカ軍は、日本軍の反撃戦力を削ぐことなどを目的に、空母16隻を中心とした強力な機動部隊の第58任務部隊を日本本土へと差し向けた。」
◆戦い方
・「猛烈な砲撃で日本軍の反撃を封殺し、日本軍陣地の頂上に這い上がった歩兵が、日本軍陣地に黄燐弾を投げ込み、爆雷を投下し、ガソリンを流し込んで皆殺しにする『トーチ&バーナー戦術』で日本軍陣地を一つ一つ壊滅させていった。
◆米軍の人的損害
・「アメリカ軍側の死者・行方不明者は14,006人、イギリス軍の死者が82人で、アメリカ軍の負傷者72,012人」
では、各社は「第二次世界大戦における最激戦地のひとつとなった」沖縄戦での攻撃側の米軍の姿をどう描いているのか。
■実物コピー
【育鵬社】
【自由社】
【東京書籍】
【帝国書院】
【教育出版】
【日本文教】
【清水書院】
【学び舎】
~次回、「米軍の描き方のちがい」のまとめと考察~
<全リンク⇒1へ> 琉球・沖縄<101・102・103・104・105・106・107・108・109・110 /現代111・112・113・114・115・116・117・118・119・120・121・122・123・124・125・>
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます