やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【中学歴史教科書8社を比べる】105 ⒂ 「琉球・沖縄」の描き方のちがい <その5:②江戸時代の薩摩藩支配2/2>

2017年02月28日 | 中学歴史教科書8社を比べる(h28-令和2年度使用)

~琉球・沖縄については、各社、実に多様!~

【東京書籍】

 

【帝国書院】


 


 

 

【教育出版】

 

【日本文教】

 

【清水書院】

 

 

【学び舎】

 

ⅲ 考察 

 地球上に民族・国家が登場して以来、世界中で繰り広げられてきた強制的な領土拡張行為には、当然のこととして直接間接に武力・軍事力が貢献してきた。上記はその一例。

 

※20世紀半ばの悲惨な第2次世界大戦を経て、United Nations(日本の翻訳名:国際連合。直訳すれば「連合国」なのだが…)の憲章(国際法)で「侵略戦争」を禁止し、「国連軍」の規定も設けた。

 しかし、実状は、戦後すぐの中華人民共和国の大規模侵略(モンゴル、チベット、新疆ウィグル)や朝鮮戦争(※北朝鮮+中国軍の南朝鮮侵略を国連軍が阻止)をはじめとして、最近のロシアのクリミア侵略や、中東の領土の奪い合いまで、領土をめぐる戦争・紛争はやむことがない。

 戦後の日本は、終戦直後にソビエト連邦(後継国:ロシア)に北方領土を、大韓民国に竹島を侵略されながらも、70年ほど国連憲章を守りぬいている。(※米国による「監視・指導」と、その軍事力・核兵器の傘の下でだったが)

 ただし、近年は中華人民共和国が沖縄県尖閣諸島を侵略しようとしており、前途多難な状況になっている。 

※ここでの定義:「侵略」=ある国(や組織集団)が、他国の意思に反して、その他国の領土・領海を占領すること。

 

~次回から、明治時代:日本への併合(「琉球処分」) 

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