~笑顔いっぱい 附属高校生~ Nias ! ◆長崎総合科学大学附属高等学校◆

長崎総合科学大学附属高等学校
(男女共学・普通科)
2010年 4月1日blog開設

喜び

2011年02月23日 | 学校行事

 お月様に傘がかかっています。「今日は雨が降るのかな?」 空を見上げながら一日の始まりを感じる今朝です。


 昨日業務を終え創新寮に向かいました。現在本校は学年末考査期間中です。明かりに導かれるまま歩みを進めると、大食堂で試験対策の勉強に集う生徒諸君が居ました。



 食堂には生徒諸君はもちろん、原田先生・住岡先生がいました。皆、2日目考査の反省をしつつ本日3日目科目勉強に余念がありません。黙々とペンを走らせる生徒、先生や友達に質問する生徒。ここは普段は楽しい食事の場ですが、真剣勝負の雰囲気に包まれています。

 






 現在、創新寮には、野球部・サッカー部・男子バレーボール部・男子バスケットボール部諸君が入寮しています。春からはまた目標を同じくする仲間が寝食をともにします。それぞれの部活動にこれ以上ない汗を流し、考査前には集い勉強する諸君には目標を持つ素晴らしさを感じずにはいられません。

 エジソン氏は発明家にして膨大なノート作成でも知られる人物です。その氏を森本先生は著書でこうおっしゃっています。

「人間の本質は保守的であって、たえず新しいものにはなかなか飛びつこうとしないものだ。新奇なものを探し求めている発明家もこの人間の『本質』を逃れることはできない。エジソンが他の発明家と比べて異彩を放っていたのは、単に新しいものを発明するという技術者としての喜びだけで満足することなく、それを社会に売り込むセールスマンとしての努力を怠らなかったこと、というよりも、そこにも創造的な喜びを感じていたことである。」

 白色電球の発明は人間の要求に応える素晴らしい発明でしたが、当時すでに家庭に普及していたガス灯により、『明かり』という欲求は充分満たされていました。人々は特に別の『電気の明かり』を必要としていませんでした。安定した明かりを供給できる白熱電球の便利さ安全さはのちに気がつく後知恵の一種です。いつの時代も大多数の人々は、古いものを大事に守り新しいものにはなかなか振り向こうとしません。もちろん古いものがいけないというわけではなく、人間の本質は保守的であるということです。


 エジソン氏に話を戻すと、本職の発明だけで満足せず、それを社会に認知させる手段にも喜びを感じることができた氏には気づかされる点が多々あります。

 勉強も部活動も、学校生活においても、やらされているのではなく、自ら欲して取り組むことによって多くのことに喜びを感じることができます。そこに自らの使命感と誠実さも芽生えてくると思います。



 考査第3日目。

 今日も素晴らしい一日になりますように。
 



□1・2年生 学年末考査
  2月21日(月曜)~ 2月24日(木曜)


□卒業式
  3月 1日(火曜) 第47回卒業式 10時00分~(予定)


※写真は、昨日創新寮の様子。

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