グアム旅行記・・・成田出発～機内編

朝早く起きるのは何の問題もない我が家（私を除いて・・・笑）

「飛行機が見える」とカーテンをガバッと開けて三人が窓にへばりついていたのは
まだ朝日の昇る前・・・そう6時前。
あと30分寝られる・・・と思いつつも、「8時前にはホテルを出るのだから
朝食に1時間かかったとして6時半にはレストランに行っておいた方が・・・」と
シブシブベットからでる。
まぁ、朝ごはんの支度があるわけでもなく、起きてしまえば楽勝だ。

6時半過ぎに朝ごはんを食べに下のレストランに・・・
なんと国際色豊かなレストラン！
アジア系（韓国、中国）と英語圏の人、ロシア語の人、そしてターバン巻いたアラブの人。
かなりの混雑でやっととった席もブッフェを取りに行っている間に中国人と思しき方々に取られてしまっていた。
お皿の乗ったトレーをもってボーゼンとしていたら
パイロットの服装をした白人男性とその連れ（？）のアロハシャツを着た男性が
となりの席をささっとくっつけて手招きしてくれた。
「ドーゾドーゾ」のつたない日本語つきで（笑）

こういう時子連れは優遇されるのね。しかも私一人で三人連れてるんだもんね。
（そう、パパは自分のを取りに行っちゃってどこにいるんだか・・・？状態）

まぁ普通の日本のホテルのレストランのブッフェの朝食を頂き部屋に戻る。
身の回りのものをトランクにつめなおし（ホテルのアメニティがフェラガモのものだったのでそれは全部いただいていくことにした）
時間になったのでチェックアウト。
このあたりまでパパが登場しなのは何もしてないから・・（笑）

目の前にとまっているバスに乗り成田空港に。
10分弱で着くのだが途中ゲートで検問（？）パスポートチェックがバスの中で行われた。
ホント最近は厳しくなってるのね。
パパに飛行機のeチケットを渡し（コレがただメールをプリントアウトしただけのもの）バスを降りる。
バスもホテル同様いろんな国のかたがたがいて、荷物を取るのも秩序がなく、
パパはなんかオタオタとしてる。しかも胸ポケットに入れたeチケット落っことしてるし・・・
「トランクは私が自分で取れるし、子供たちはあそこの見えるところででいい子に待ってるから自分の荷物とって、チケットなくさないようにするほうが大事でしょ！」
とこのあたりまだ昨日のイライラを引きずってる私。

パパはたぶんそんなにドン臭い人間ではないのだが、（まぁすっごく要領いいとも思えないが）
子供のことを気にしながら自分のことそして妻のことまでやろうとすることに無理があるのだ。
しかも子供がどのくらいできて、どのくらい任せられるかを把握していない。
このままずーっとこの調子ではこっちがもたないので
「子供のことは私が責任持ってみるから大丈夫！彼らもだいぶわかってるし。
とにかくパパは無事に家族を飛行機に乗せて・・・」とだけお願いする。

これれで吹っ切れたのか・・・本領発揮したのかここからパパ豹変。
空いてるカウンターを見つけて（ホントにほかに白人系の男性が一人だけ・・ほかはずらっと並んでたのに）
さっさと荷物を預けて手続きをし、おまけに子供たちに飛行機形のシールももらってくれた。
その後銀行でドルに両替・・・
その間子供たちと私は「あ、クリスマスツリー」「あ、トナカイ」と写真をとり
「一緒に行きたいなぁ」とずっと言っていたジイジに写メールをせっせと送る（笑）

手荷物チェックもパパがさっさと「一人づつおいでぇ」と子供たちを手招きしてくれていたので
私はなんもすることなし・・・
今から免税店で買い物もないし、時間までキッズルームで遊ばせておこうか・・・ということでキッズルームに直行。
こういうところならいくら騒いでも大丈夫なのでママは気が楽。
しばらく遊んでギリギリに搭乗ゲートに行ったのですぐに搭乗。

席は事前に３人で決めていたので前にゆーたん、ノノとパパ
その後ろにナァナとママ。
窓側の三列がかろうじて埋まっているかな・・・というくらいで真ん中の５席はほとんどガラガラ・・
ジャンボで飛ぶ必要があるのだろうか？（笑）

成田は出発ラッシュ時刻だったのか、かなり待たされグルグル走り回り
「三機目に離陸です」と機内放送があってからもしばらく待った。
いよいよ滑走開始しエンジン音が変わったところで「ハイチュウ食べていいよ。よく噛んでつばごっくんするんだよ」
と持たせたハイチュウを食べさせた。
が、よく見ればゆーたんはすでにもらったときに食べてしまったらしく
（ゆーたんいわく「パパが食べていいって言った」らしい・・・まったく男ども・・）
仕方なくもうひとつ渡す。「ずるーい」ということでナァナとノノにも・・。
ったく、面倒だ！

ハイチュウのお陰なのかは分からないが耳のほうは大丈夫だったようだ。
旋回していようが多少ゆれようがまったく動じない三人。
古いジャンボ（Bー７４７）だったのでスクリーンが前方にしかなく子供たちにはなにも見えない。
ベルトサインは消えてないのでまだ鉛筆を出すのもだめ（とママに言われ）
退屈してきたのかゆーたんが前の席をけり始めた。
車でも運転中に後ろでよくやられてママはかなり嫌な思いをしているのだが
ここでもやるとは・・・
注意をするとやめるのだがちょっとするとまた・・・
こりゃ前の人はたらまらないだろうな。
ベルトサインが消えたら後ろに来させよう。

ベルトサインが消えたので空いていてとなりの席が空いてるのをいいことに
ゆーたんを私のとなりに座らせる。
ほかの事で気を散らせるしかない・・・。
が、先にもらったおもちゃの飛行機はもらってすぐに喜んで遊んでしまっており役に立たない。
ナァナがもらった折り紙を分けてもらいとりあえず静かになった。

３時間強のフライトというのは乗務員の方にとっては大変なのだろう。
ベルトサインが消えたらすぐに飲み物が配られる。
子供たちは一人前にメニューを見てりんごジュースを頼んでいた。

私はこういうときでないとゆっくり飲むこともできない（？）ので
オリジナルカクテル（スパークリングワインでゆずジュースを割ったもの）を注文。
なかなか美味で満足。

そしてすぐにお子様ランチが配られた。
なかなか豪華！
チャイルドミールなんて見たことなかったのだが、かわいいしおいしそうだ。
バランスもいいし・・・ファミレスよりいいかも？
で、ドラえもんのゼリーの入っている箱はランチボックスでバッグになっているのでお持ち帰りできる。
子供たちはここにゼリーとたべっこ動物(ランチについてきた）を入れて持っていた。
ひよこの絵が着いているのはメロンパンで、ナァナが気に入っていた。
お味もグー！

正直アメリカに行ったとき乗ったユナイテッドのランチどころか、ディナーよりずっと豪華でおいしい。
久しぶりに飛行機に乗ったせいなのか、６年前も日本の航空会社はこうだったのかわからないが
グラタン皿の下は温め用の石みたいな・・・なんていうんだろう？保温性のあるセラミック？
物があっていつまでもさめずにおいしく食べられる仕組みになっている。

しばらくして大人のランチも配られる。
お飲み物は白ワインにした。ビールはトイレ行きたくなるからね（笑）

程よい量でおいしくいただきました。

アテンダントはその間もひっきりなしに、お茶、紅茶、コーヒー、冷たいの・・・あったかいの・・・と飲み物のポットを持って忙しそうだ。
一切お断りして、お皿を下げてもらうときにコーヒーをお願いする。
こういうのを見るとパパは「君は食べることには完璧を目指すね、どんな状況でも・・相手が誰でも・・・」と笑う。
当たり前だ！
よそ様に入れてもらえるのに、ちゃんと座ってのめるのに冷めたコーヒなんぞ飲みたくない！
私は休暇に来てるのだ！（笑）

子供たちもすっかり慣れたので（というか最初からまったくなんにも怖がってない）
後ろに子供たち三人を座らせる。
それなら前の座席を蹴ろうが気にすることもない。
まぁ、だいたいグアム線なんてファミリーだけでそこここで子供の泣き声が聞こえるのだ。
多少うちの子たちが騒いだところで蚊の飛ぶ音程度だろう（笑）

ノノはずっと「早く着かないかな～」と言いながら窓を眺め
ゆーたんは「もう怖くないもん」と一人ごちてた。え？怖かったの？
そういえば空港で飛行機のあまりの大きさにビビッていた。
「これが空飛ぶの？」とか聞いてきたっけ？
何原始人みたいなこと言ってんのよ・・・とあまり相手にせず「そうよ、大きくないと人が乗れないでしょ」とか言っておいたが
実はビビッて怖かったのね。まぁ物が分かってきたということか？
どうやらすっかり安心してすごしていたお陰で急に怖くなかったんだ・・・と思い出したらしい。カワイイ！

ナァナは「雲の上ってこうなってるんだぁ・・・あそこに乗りたいなぁ」などと乙女チックなことを言っていた。
そうこうしているうちにもうそろそろ・・・ということでトイレに。
古いジャンボのトイレってホント狭いよね。一緒に入るのは無理なので一人で入らせる。
しかも鍵閉めないと暗いので鍵も閉めさせる。ちょっと心配そうにしていたがまぁこのくらいはね。

で席に着いてちょっとするとベルトのサイン。
そして眼下にはグアムの青い海！
「あーホテルが見える」「どのホテルに泊まるの？」「海の色が違う・・・なんで？」と子供たちも大はしゃぎ。

重ね着していたシャツはトイレで、降りる間際にジャケットを脱がせ夏の装い（？）も準備完了。
しかし・・・空港は恐ろしく寒かった・・・冷房効きすぎ。
「グアムの夏って寒いの？」と聞かれるしまつ。
でも私もやっと落ち着いて楽しいバカンスの感じがしてきた。
子供たちがいい子だったからね。