三つ子ママのひとり言

三つ子の成長や悪戦苦闘中の育児について・・たまには育児から離れてママのホッと一息を日記にしました

世の中そんなに甘くない!!

2006-10-20 10:07:46 | 今日の三つ子
ママは相変わらず幼稚園の係会やらお手伝いやら最近始めた仕事やら・・・
ちょっと前から始めたテニスやら・・と毎日毎日バタバタと日替わり定食状態で暮らしている。
幼稚園って結構いろいろママの出番も多いのね~。
とヘロヘロになってる頃に魔の時間がやってくる。
そう、子供達が帰ってくるのだ。
最近はますますパワーアップしてきた子供達と
いささかダウン気味のママ。
当然分は彼らにあるのだが(しかも三対一!)「あー負けた」と放棄しておけないのがママ業の大変なところだ

家に着いたらまずお着替え。
毎日泥だらけになって帰ってくるのだが制服なのですぐに洗って乾かしておかないといけない。
「コレに着替えて!」と各自のお洋服を置いておき脱いだ順に洗濯機に入れていく。
が、そう簡単にいかず着替えもままならないうちに遊び始める。

この間もゆーたんがゴロゴロと転がりながら例によって見えない敵と戦っていた。
ナァナもノノもブロックを引っ張り出してた。
「着替えてからにしなさい」と一喝。
それでもゆーたんゴロゴロ・・・
なんとか着替えだしたのはナァナ。
一人で着替え始めたので他の子もソレを見て着替え始めるかなと思って見ていたが全く動く様子なし。
しばらくして着替え終わったナァナが「ナァナ一番!!」と言いながら報告しに来た。
「あらえらかったわね・・・」と褒める間もなくいきなりゆーたんが泣き出した。

「一番はゆーたんなの!!」
「ナァナは一番じゃないの」っておいおいあんたはまだ制服のままだよ・・。
なにを言ってるのかこいつは?と言う感じなのだが
とにかく泣き方が尋常じゃない。
ゆーたんは泣くとお漏らししてしまうので理由はどうあれとにかくトイレに抱えて連れて行く。
「トイレじゃない!一番なの」とまだ叫んでるが便座に座らせてしばし放置。
その間も泣き続けてる。
その凄まじさにナァナは「ゆーたん一番でいいよ・・・」と洋服を脱ぎだした
「そんなことしなくていいよ!ナァナがちゃんと着替えたんだから」
優しいのはいいことなのだがこれじゃぁゆーたんによくない。
それでもまだ泣き続けるゆーたん。
この負けず嫌い振りは誰に似たんだ?
確かに私も負けず嫌いなところがあるが負けないための努力はする方だ。

とにかく何とかしなくては・・・
「ゆーたんは今着替えてなかったでしょう?一人で遊んでたんじゃないの?
ママが何度も着替えなさいといってるのに何もしないでゴロゴロしてたんでしょう?
ナァナはママが言ったとおりにちゃんと着替えたから一番だったの。
一番になりたかったら一番に着替え始めればいいことじゃない?」
三歳児にこんな理屈は通じるのか?
一瞬泣き止んだのだが「でもゆーたんが一番がいい」「ナァナはダメなの・・ナァナ嫌い!もう遊ばない」
この一言でママはぶちきれた

「何いってるの!何もしないで一番になんてなれません!
自分が一番になるための努力をしないで相手が居なくなればいいなんて考えるな!!」
「一番と言うのは一生懸命に頑張った人だけがなれるんです」と大声で叫ぶ私にゆーたんもビビッタのか泣き止んだ。
「わかったの?」と聞くと
「ハイ・・・」素直にお返事して着替え始めた。
まぁ三歳児にわかるような話じゃないけどね・・・

負けず嫌いもいいと思う。その気持ちで頑張れることだっていくらでもあるし
その気持ちがあるからこそ人間は成長していくのだと思う。
でも何が何でも一番じゃないとイヤだ・・・と言うのはちょっとおかしい。
しかも自分は何も努力していないのに・・・
周りが何もしなければ勝てたのにという発想もおかしい。
世の中そんなに甘くない!
これからの長い人生そんなんじゃ生きてけないよ・・・

なんてたいそうなこと言ってるが
恐ろしく怒り出した背景にはパパの妹が小学生の時に書いた作文で
『○○ちゃんは嫌いだ。なんでもできるので私が負けてしまう。
人間が消せる消しゴムがあったら消してしまいたい』と書いていた
というのを彼女の恩師が結婚式で読み上げてガクブル状態だった私。
(コレを読むのもどうかと思うが・・・幼い頃から優秀だったことが言いたかったらしい)

ゆーたんの泣く姿を見て一瞬その文章を思い出しちゃったんだよね。
別に彼女が今殺人鬼になってるわけでもないので幼い頃の若気の至り・・・
なのだろうけどそういう発想って私にはなかったから・・・
ちょっとそこまでの負けず嫌いっていやかなぁ・・と。
うちの三つ子も遺伝子的にそういう感情を持ってるんだろうし
いまからきちんとしておかないと・・とちょっと力はいっちゃっただけなんだよね。
それにしてもつくづく三歳児相手の叱り方じゃないよなぁ・・と思うよ(笑)
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オトコの本能?

2006-10-13 20:47:30 | 今日の三つ子
最近のゆーたんといえば毎日毎日見えない敵と戦っている。

ちょっとおとなしいと思うとひたすら真剣にブロックで何かを作っている。
おもむろに立ち上がり「ピシュー・・」とかわけのわからない音を発して
「トリャー」(じゃないか・・・笑)みたいな言葉を発してブロックを振り回す。

ブロックはどうやら武器を作ってるらしい。
ボウケン棒になったりガッタクゼクターになったり
ピストルになったり
ゆーたんのオリジナルの武器になったりと偏在自由だ。

が、我が家の三つ子に与えられたブロックは限りがあるので
ノノやナァナがプリンセスのお城を作っていたりするとパーツが足りなくなってしまうらしい。

ゆーたんなりのこだわりもあるらしくココはこの色あっちろこっちは同じ色・・・
とまぁ細かいので当然ナァナとノノのプリンセスのお城を破壊して
好きなブロックを持ち去ってしまう。
それじゃぁお前が悪者だろ!?と突っ込みを入れたいほどの仕打ちだが
彼には武器を作ることしか頭にないので周りが見えてないようだ。
当然とられた・・・というか壊されたノノやナァナは泣き出す。

ナァナとノノのお城にしたってそれぞれが一個づつ作っているのだから
すでに部品が足りなくなって争奪戦を繰り広げているのに
破壊王が登場したらたまったもんじゃない。
酷いヒーローがいたもんだ・・・。

そんな調子で今のところ戦隊モノや仮面ライダーのおもちゃを持たずに(買わずに)
楽しく遊んでいるのだが
その存在を知らないわけではない。

この間はデニーズでカブトゼクターが売られているのを見つけ
さんざん粘っていたのだがパパに連れ出され渋々諦めて帰って来た。

そのあと数日して
「ママ!レストランに行こうよ!」と言い出した。
「レストランに行かないわよ・・今日はおうちで食べましょう」と言うと
「食べなくていいから・・・じゃないとカブトゼクター他のお友達が買っちゃうよ」と言い出した。
そうきたか・・・
とりあえず無視しておこうと知らんふり。
この日もかなり粘っていたがなんとか乗り切った(私がね)

買ってあげてもいいとも思うのだがこれらの番組は曲者で
バンダイとタイアップしてるので次々と新しい武器やらなんやらが出てきてキリがない。
仮面ライダーカブトは最近ハイパーゼクターやらホッパーゼクターやらとこんなに増えてきてるし
ボウケンジャーだってこんなにある。

が、いつまでも逃げてられなくなってきた。
この間お友達の家に遊びに行ったらゆーたんの憧れのおもちゃがいっぱいあった。
カブトもボウケンジャーもそれぞれ2~3回くらいしか見たこともないのに
すでに遣い方も知ってるし、それなりに振り回して遊んでいた。

最近のは昔のと違って本当によく出来ているので(音が出たり、変身したり)確かに面白そうだ。
その中で一番気に入ったのがボウケンジャーのズバーン
多分本人はボウケンジャーに出てくること自体も知らないのではないかと思われるが
ロボットが刀に変わるのがたまらないらしい。

家に帰ってきてからもずっと欲しいと言っていた。
「12月も近くなってきたしサンタさんに頼みなさい」と言って黙らせようとしたら
「じゃぁ紙と鉛筆を貸して」と書き出した。
「ず・・ってどうかくの?」「ば・・・は?」とうるさく
’ん’は自分でかけるのですでに最後の方に’ん’が書かれている紙を持ってきて教えろという。
「まだ早すぎるからサンタさんお手紙読んでくれないよ。11月終わるまではいい子にしてるかを見てるんだから・・」
と言ってなんとか黙らせた。

最近悪い子になりそうになると
「あ・・サンタさん・・・ズバーン」でいい子になるゆーたん。
単純って素晴らしい!!

で、ソレを聞きつけたナァナとノノも
「サンタさんにシンデレラの冠とガラスの靴をお願いする」と言い出した。
これは一応商品として売られているのでサンタさんも用意できそうだ。
が、ナァナの「白雪姫のドレスとリボンとリボンの着いた靴」というのは・・・

ないこともないのだが・・・
こういうのて絶対買いたくない。
すぐ飽きちゃってやり場にこまるし、ハロウィンったって着ないし
TDLなどで着てる子供見かけるけどなんかサムイ感が否めないのよね。
で、「ナァナ、白雪姫のドレスナァナが貰っちゃったら白雪姫裸んぼさんになっちゃうよ。
かわいそうじゃない?」と言ってみた。
そしたら「ナァナ白雪姫のお腹見てみたいよ!一緒にお風呂は入れるかなぁ・・」
「ドレスナァナが貰ったら一緒にお風呂は入れるんじゃない?」と大はしゃぎ。
撤回するどころかお風呂に入ることまで夢見だしたよ・・・
どーすんじゃ?
墓穴を掘ったママは仕方ない手作りか・・・?とも一瞬思うのだがバカバカしいよなぁ。
あと二ヶ月で方向修正しないと・・・

と悩みも一つ増えたママの横で今日もひたすらブロックの棒を振り回し
「シューシュー」(?)いいながら走り回る息子・・・
オトコって教えなくても戦ってるし戦わずに居られない生き物なのかしら?
それがサガってやつなんでしょうか?
敵はお前だよ!といいたくなるのをじっと我慢するわたし。
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登園後の風景

2006-10-11 11:41:57 | ママのお出かけ
子供達が登園するためバスに乗り込んだあとはいつものごとくママは戦闘開始モード。
そのまま車に飛び乗り幼稚園に行くこともあるし家事を一度済ませてから
買い物や用足しに出かけることもある。

そのまま車に飛び乗ると近所の道路はそこらじゅう幼稚園バスだらけ・・・
我が家の近所に走ってる幼稚園の送迎バスは多分10校あると思われる。
子供達の幼稚園を選ぶ際にあちこちと調べては見たのだが
こんな沢山あるとは思わなかった・・・。
結構遠くから来てるバスもある。我が家の三つ子の通っている幼稚園も遠い方かな?
大体バスには皆どこでも20分くらいは乗ってるらしい。
近くてもアチコチぐるぐる回っていくからね。

バスの色も様々でイロイロ模様がついていたりカラフルな色だったりとかわいい。
バスの中もお歌を歌ってるらしき幼稚園もあれば静かにしてる幼稚園もある。

子供達が幼稚園に入る前はこういうバスをみて
「うちの子たちはどうなるんだろう・・・?」とぼんやりと眺めていたのを思い出す。

もうちょっと遅い時間に車に乗ると今度はデイケアセンターのバスがそこらじゅうを走ってる。
国の政策でこうなったのだろうがこういうバスってちょっと前までは見なかったよなぁ・・
などと思いながらノロノロと走る車椅子マークの車の後ろをついていく。
家の三つ子が歩けなかった頃この車が恨めしかった。

市の多胎児サークルに行こうとしても育児学級に行こうとしても
結局自分でそこまでは連れて行かねばならず車の乗せ降しがどんなに大変だったか・・・
ソレが大変だからと市の育児支援センターなどに電話してみたが
「来て頂ければ何とかお手伝いできるけど・・・頑張ってきてください」などといわれ
ほとんど利用も出来なかった。
来てくださいったって駐車場に連れて行くのも駐車場から連れ出すのも一人ではどうにもならない。
車椅子マークの優先駐車場だって使えないのだ。

遠いところに停める羽目になってやっとこさベビーカーを押して歩いていると
車椅子優先パーキングに停めたデイケアセンターの車から
お年寄りが杖を付いてヨタヨタと歩いて降りてくる。
その人には二人も介護の人が手を差し伸べている。

「どういうこと?」曲がりなりにも歩けている人なのに・・・
しかも介助の人が二人も居るのにここに停められるんだ?
たとえ車椅子に乗ってる人であっても同じ。
介助の人はさらに増え三人くらい居たりするのだ。

こっちは小さいとはいえ全く歩くことも出来ない、話すことも出来ない赤ん坊三人。
そして介助の手もなくまま一人・・・
「なにが少子化対策よ!」と出かけるたびに悲しくなってたような・・・

とこうやって書いていて思い出してきた。

人間の能力の中で優れていると思うのは記憶する能力があるのも関わらず
ソレを簡単に忘れて(封印して)生きていけるという点だと常々私は思っている。
そうでもなきゃ何度も懲りず何かに挑戦することは出来ないよね。
子育てなんてまさにその能力のおかげで出来ているようなもんで
過去の大変さをまざまざと鮮明にいつまでも覚えているようじゃ育てられない。
ましてや次にもう一人生んで育てるなんて出来るはずがない。

簡単にたった1~2年まえのことを忘れて今のことだけを考えて生きていられるから
私だってこうやって何年も三つ子を育てれれるというものだ。

ただ記憶は全く消し去られたわけではなく封印してるだけなので
なにかのきっかけで封がとかれることもある。

子供達が出かけてのんびりと近所のスーパーにお買い物に行くと
2~3歳の子供を連れたお母さんを沢山見かける。
小さな赤ちゃんをベビーカーに乗せ上の子の手を引いて・・・

たいした買い物がなくてもこうって出てくるのがママの気分転換だった時もあったなぁ・・
途中歩きたくなくなって泣き出す三人を抱っこして帰るわけにも行かず
途方にくれていたこともあったし
帰り道はジュースで釣ってひたすら歩かせたり・・・
途中の公園で一休みしたり・・・
牛乳一本買うのにも常に両手を開けておく為にリュックを背負って買いだし状態(笑)

でも三人がいちぢも愚図らず初めて往復歩きとおせた時の嬉しかったこと。
多分必死の形相で三人を連れて歩いてたであろう私に優しく励ましの言葉をかけてくれたり
そっと手を差し伸べてくれた人も沢山いた。

なんてことも思い出したりする。
こんなこと思えるようになったなんて子供達も成長したんだとつくづく思うが
「子育ては成長する楽しみがあるからこそできるのよ。ソレは幸せで楽しいことよ。
先が見えずにお世話することがどんなに大変か・・・」と言う義母の言葉が身にしみる。

それでも
子供が一人でも三人でも大変な時期はみんな同じ。
年寄りをいたわるのは大事だけど、子連れのママも相当大変。
精神的にも大変だったりするのでほんの一声かけてもらうだけで救われたりする。

見ていて大変そうだな・・・と思う人がいたらほんの一声だけでもかけてあげてね。
お年寄りと違って絶対(と言っていいのか?)嫌な顔する人はいないと思う。
大人と会話できるだけで嬉しかったりするしね。
と、大勢の人に(行政を含めてね)言いたくなっちゃったりもする。

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この欲の無さ・・・・・・

2006-10-10 14:52:38 | 今日の三つ子
今日は子供達はお芋掘り。
本来は親は見に行けず子供達だけのイベントなのだが
役得で見に行ってきた。

暑いくらいの秋晴れ皆おとなしくいい子に先生の指示に従って始めてのお芋掘り。

出かける前に「お芋はどうやってなってるのか知ってる?」と三人に聞いてみたが
帰って来た答えは
「木になってるのが落ちてソレを拾うの・・・」ってソレって栗だよ。
この間は栗ご飯大会で先生に栗の話を聞いたのだろう・・・ごっちゃになってるね。
「多分違うと思うよ。ちゃんと見てきて帰ってきたら絵に描いてね」とお願いしておいた。

皆二列に並び綺麗に葉が刈られた畝にお座り。
「掘っていいですよ」といわれるがどうしていいのかわからない様子。
いきなりツルを引っ張ってちょん切れちゃってる子。
ツルがお芋だと思って一生懸命ビニールに入れてる子。
「土をモグラさんみたいに掘ってね」と先生に言われ掘り始めるが
お砂と違って手にまとわりつくのを嫌がって掘るのを中断する子。
掘ったはいいけど虫が出てきて「変な虫がいる・・・先生」と叫ぶ子。
全然掘らない子に「さぁ掘って掘って!手なんか洗えばいいんだよ!」とハッパをかけていた先生。
虫騒動に気付いて「土の中には虫がいるんだよ!!いいから掘って!」と叫ぶオトコの先生。

やっぱり年少さんはかわいいが大変だ・・・。
先生でもいつも笑ってられないか・・・プロでもそうなのだ・・と変に自分を慰める私。

さてわが子たちは・・・と目を向けると
ゆーたんはさっさと掘り終わってしまったのか袋が少々膨らむ程度でお休みしてる。
「ゆーたん!掘らないの?」と聞くと
「もう三個まで掘ったよ」と満足げ。
いや、ね、別に三人分とかじゃなくてもいいんじゃないの?
なぜ三個で満足か?
「まだ目の前にあるから掘ったら?」
シブシブと土を掘ってみるが土が手につくのが気になるのかいちいち手をパンパンと払っている。
でも砂じゃないのではたいても落ちない。
挙句体操着で拭いている!!「ゲ・・・」言葉のない私。
「手なんか汚れれば洗えるんだから・・・おいも掘ってね」と言い残しその場を去った。
これ以上居たらアレコレといらぬ文句を言ってしまいそうだ。
親子ともども離れて自由なじかんなはずの幼稚園タイムにママが出張ってきて怒ってはいけないだろう・・・

ではでは女子チームはと言うと
大きなお芋の頭が2つ見えた状態で呆然としているノノ。
なぜ呆然としているのかは不明。
もうちょっと掘れば大きいお芋が取れるのに・・・
「ノノ、ほら掘って掘って!」
土をひとかき程度でやめてしまう。
どうしていいのかわからない様子なので仕方なく私が手を出す。
「こうやって掘ればいいでしょ?ほらお芋出てきたわよ!」ってイカンイカン・・
今日はお芋堀り指導でもなんでもなく写真撮りにきたんじゃん!?
それでもノノの周りにはいかにも大きなお芋がありそうなのに全然掘らないどころか
隣の子に譲ってあげてるのを見たりすると
「あんたもちゃんと掘って楽しみなさいよね」と言いたくなる。
イカンな・・・ここも退散だ。

もう一人は・・・と見ると袋に何も入ってない。
ゲ・・また何か気に食わなくてふくれて触りもしないのか?と心配になって覗きに行こうとした時
先生に連れられて移動してしまった。
どうしたんだろう?さっき目があったときは楽しそうにニコニコ手を振ってくれてたのに・・
ママが居るからかしら?
などと思っていたらどうやらナァナが居たところにはお芋がなくて先生が気を利かせて
場所換えしてくれたらしい。
ナァナの目の前には大きなお芋の頭が見える。
バスの運転手さんやら他のクラスの先生から「ナァナちゃん掘って掘って!」と言われ
元気に掘っていたのだがツルにつながった大きなお芋をどうすることも出来ない。
運転手さんがさらに掘ってくれて引っ張りやすいようになったところで
「ここもって引っ張ってごらん?」と言われ片手で引っ張る。
がビクともしない。
「もっと頑張って」と言われるのだが首を振ってる。
あのねぇ・・・そんなところですぐ諦めてどうすんの?
遠慮するようなところでもないし・・・

全くうちの三人と来たらアウトドア系に弱いのか遠慮深いのか・・・はたまた欲がないのか?
別にママもお芋が欲しいわけではないよ。
三人で大量のお芋を持って帰って来た日にゃぁそれはそれでたまったもんじゃないのだが
「あーこんなに沢山・・・どうしよう?」と言うのもなんだかママ冥利に尽きるものではないか。
なんだかもっとワイルドに楽しめんのかね?などと見に行ったら見に行ったで文句を言いたくなる私。
親と言うものはどこまで欲張りなんだか・・・

そんな三人もちゃんと5個ぐらいづつ大きなお芋を持って帰ってきて(どうやら見てないときにちゃんと掘ったらしい)
バァバに自慢げに見せていた。
そして「これあげる」とゆーたんは一番大きなお芋を
ノノは大きなお芋を2つ(ジイジにもあげてね・・・とのメッセージつきで)
そして一番沢山とってきたナァナはさんざん悩んだ挙句中くらいより少し小さいのを
わざわざはさみを持ってきてツルを切って一個だけあげた。
三人三様性格がこんなに違う。
特にノノとナァナは裏と表と言うかなんと言うか・・・全く正反対なところがある。
ノノはいつも自分以外の誰かを気遣いそのため自分のものが無くなっても平気で他人にあげちゃう。
ナァナはしっかりものと言うかケチで自分の分は自分のものと言う気持ちが強くて
誰かにあげなきゃいけないときは小さいのをあげたりする。
時々気前がいい時もあるのだが大方ちょっとしかあげない。
ゆーたんは全く何も考えてないと言うか単純と言うか・・・
とりあえず自慢するために一番大きいのとかをあげてしまう。

小さいながらに三人なりにイロイロ考えてのことなんだろう・・・となんだかおかしくなってしまう。
とぼんやり考えていたら
「今日はお芋を甘くしてくれたら食べるよ」とゆーたんが言い出した。
ソレを聞きつけたナァナが「じゃぁこれで作って」と大きなお芋を提供。
が条件付で「ナァナが自分で洗う!!」と洗面所で洗い出した。

あーあさっき綺麗にお掃除したばかりなのに・・・
まぁいいか。あー見えてもお芋堀を楽しんでたわけだし・・・

と言うわけで今日の夕食にはお芋の煮付け(少しのお砂糖だけで甘く煮たもの)が加わった。
取れたてのお芋は灰汁も強く煮こぼす前の煮汁は紫っぽい茶色・・・
売ってるお芋との鮮度の違いがよくわかった。
子供達は大喜びでペロリと食べてしまったよ・・・
明日はなににしようかなぁ?



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今頃疲れが・・・

2006-10-02 21:43:37 | 今日の三つ子
運動会当日はハイテンションで騒ぎまわり
次の日も張り切って遊んでいた子供達だがさすがに今日は疲れたのか
移動の車でお昼寝をしたにも関わらずさっさと8時には寝てしまった。
やはり疲れが出ているのだろう・・・

元気な子供と違って親のほうは当日からすでに疲れていたにも関わらず
未だに疲れが抜けない。

先週久しぶりにテニススクールで体験レッスンを受けて酷い筋肉痛だったのが
やっと治ってきたのはいいのだが
今度は体全体がだるいし眠いし・・・いわゆる肉体疲労と精神疲労のダブルパンチ。

肉体疲労と言っても私が子供二人抱えて走ったわけでもないし
ましてや私の運動会でもないので疲れるのもどうかと思うが・・・

精神疲労はやはり子供の行事となると緊張しているのと気が張ってるので(同じか?)疲れるのだろう。
それほど気を使ったり嫌なことを我慢したりしなくてはいけないような状況でもないし
まだ年少さんであるからなのか恵まれてるのか幼稚園ママ関係もトラブルなくしているので
楽な方ではあると思う。
とはいえどこのママでも思うのだろうが子供の幼稚園、学校関係は
自分の好き嫌いに関わらずママ同士お付き合いしなければならない部分もあってそれはそれで気を使う。
まだ通い始めて半年でもあるので子供から仲良しさんのお名前は聞けども
遊びに行ったり来たりも少ないしママのお顔もお子さんのお顔も存知上げない方もいる。
ましてやお父さんの顔など知る由もない。
なので運動会など多数の人が集まるような時にはお互い気を使い合うものだ。

まぁそれもグッタリ疲れるほどのものではないのだが・・・・・

結局子供達に対する期待やら不安やら心配やらで気が落ち着かなかったせいかもしれない。
終わってホッとして気が抜けて疲れがでたのかも?

ホッとして出るのは疲れだけでなく怒りもだったりする。
子供達の通っている幼稚園には某プロ野球選手の子供が通っている。
あえて言わないがちょっと言わせて貰うと東京のウサギのキャラチームの人で
東’西’南北・・・・・・・
で、ママ仲間ではすこぶる評判の悪い人なのだが(特に奥さんが)今まで私は見たことも会ったこともなかった。
運動会で特に探そうとも思わなかったし居ることさえ忘れていたのだが
たまたま私が必死に子供のかけっこをビデオに撮っていた時
うかつにも手に持ったままの鍵を落っことしてしまい下に座っていた人にぶつかってしまった。
ものすごい声で「いたっ」と聞こえて大慌てて謝ったのだが(たかが鍵だぜ・・・とも思った)
「ごめんなさい」の声にも振り向こうともせず落っこちた鍵も拾うおうともせず
ただぶつかったらしい肩の辺りを押さえている。
そんなに痛かったなら申し訳ないと「大丈夫ですか?」と再度謝る。
が全く無視。
この程度のことで(しかも同じ幼稚園のママ同士だよ!)こんなに腹を立てる人がいるんだろうか?と
「ごめんなさい。すみませんでした」と肩に手をかけるようにして謝ると
その手を振り払うではないか!?
どーゆーつもりだこいつ・・・と半ばあきれて謝るのをやめた。
隣に居る夫らしき男も全くこちらを見ようともせず女も一度も謝っている方を向かなかった。
めげずにそのままそいつら(!!)の上でビデオを撮っていたのだが
ふと見ると夫の顔に見覚えが・・・
「あー悪い噂の・・・」と納得してその場は終わったのだが
家で撮ったビデオを見ていたら私の謝る声と焦点を失った画像が残ってるではないか・・・
急に腹が立ってきた。

オトコの価値は自分の実力で決まるものではあると思うけどあーゆー奥さんでは価値も下がるというもの。
何様だと思ってるんだろう?
今二軍だよね?って言ってやればよかった・・・と一人地団太を踏む私。
私もまだまだ未熟だな・・・こんなことで腹を立ててるとは・・
せいぜいパパの価値下げない様におとなしくしておかなきゃ(笑)
コメント (2)
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初めての運動会

2006-10-01 20:29:09 | 今日の三つ子
この間は子供達にとって生まれて始めての運動会。
夏休み明けから着々と練習を重ねこの間チラッと幼稚園で見た限りではなかなかの仕上がりになっていた。
と言ってもまだまだ年少さんの彼らがやるのはせいぜいかけっこもどきと
オペレッタもどき・・・そして親子競争。

まだ運動会がどんなものなのかわかっていない様子ではあったが
先生に言われたとおり
「明日は幼稚園に行かなくていいの」
「制服じゃなくて体操服着て外履きはいていくんだよ」
「水筒は絶対持ってきてねって言ってた」などと言っている。
ママはいつもと違う支度に例によって前日の夜におおわらわ。
だって外履きとか帽子とか前日に持って帰って来たんだもん・・・
今回はしょうがない。
靴をそろえて帽子にクラスのマークの花飾りをつけて
体操着にハンカチを入れて・・・

年少さんは午前中で終わりなのでお弁当がないから助かる。
これで家族分のお弁当とか言ったら結構大仕事。

運動会はいつもの幼稚園の場所とは違って高校のグランドを借りて行われるのだが
運よくそのグランドは我が家の近くなので朝もそんなにあわてずにすむ。
ただ、いつものバスと違ってママも一緒に行かなくてはいけないので
彼らの支度とともにママのしたくも済ませておかねばいけない。
パパはいい場所とるために早くに出かけたのでママが一人で連れて行かなければいけない。
近くの駅まで歩けばそこからバスが出ているのだが
なんだかんだで結局スタートが少々遅れバスが並んでたら・・・?
と不安に思っていたところに空車のタクシーを発見!!
すかさず手を挙げて停める。

おかげで無事余裕で到着!
子供達は広いグランドにびっくりしている様子。
着いた時には保護者席はすでに満員。
結局なんだかんだ言って寝坊してギリギリに行ったパパはたいした席も取れず。

まぁ大人二人適当なところに立ってたっていいのだから・・・

トイレを済ませて先生の元へ集合。
すでにゆーたんはハイテンション!パパと走り回り飛んで跳ねている。
ノノとナァナは最初ママと離れて先生のところに並ぶのをためらった様子だったが
すぐに先生のところに行ってこちらにバイバイした。
「おお!前とは大違い」
その後もしばらく様子を見ていたのだが
ゆーたんはお友達と追いかけっこしてるし
ナァナとノノは先生と楽しそうにお話している。
ママの知らない一面を見せてくれた。

実は運動会当日まであの子達はちゃんとできるのか?と心配していた。
心配しすぎと思われるだろうが前例がいくつもあるのでどうにも気になる。
沢山の人の前で固まってしまうのではないか?
また恥ずかしがって何もしないのではないか?

皆が集合して入場行進してきた。
ちゃんと手を振ってそれなりに行進している。
ビデオを望遠で撮っていたら三人が笑顔で体操しているところもばっちり確認できた。
結構しっかり体操しているじゃない?

その後かけっこ・・・
一人づつ名前を呼ばれてちゃんと手を挙げてお返事していた。
ママはママで必死にビデオを撮っていたので感慨にふけっている余裕もなかったのだが
帰ってからそのビデオ見たら「よくぞここまで・・・」となんだかウルウルしてきちゃった。

オペレッタもナァナはちゃんと鳥さんの踊りを上手にしていた。
本当に楽しそうに最後まできちんとやっていた。
途中遅れたノノを気遣って手招きした時でさえ片方の手はヒラヒラと鳥のように動かしていたくらいだ。
余裕なのか・・・?

余裕といえば踊りの好きなナァナは練習で年中さんや年長さんのオペレッタを見ていたせいか
真似しながらも観客席で立ち上がって一緒に踊っていた。
ちゃんと歌唄いながら・・・
将来宝塚はナァナか?

ノノはお友達と楽しそうにジャレたり笑ったり・・・
並んでいても後ろの子と一緒にピョンピョンはねたり・・とにかくニコニコ。
こんな広いところで沢山の人がいて緊張するどころか楽しくて嬉しくて・・・と言う感じだ。

ゆーたんは待っている間もお友達と突っつきあって笑っていたり
戦いを挑んでみたり(?)となんとも落ち着きのない様子ではあるが
ママが全く思っても居ない様子を見せてくれた。
おとなしいと言われるゆーたんは幼稚園でお友達とそんなことしてないんだろうと思っていた。
運動会で異常にテンションが上がっていたのは間違いないが結構お友達とも交わって遊んでるのかも?
とちょっと一安心。
オペレッタもしっかり動いてよく出来ていた。

親子競技は三人ともパパと一緒がいいとのことだったので
最初にパパがゆーたんをおんぶして走った後
ノノとナァナは二人いっぺんに二人パパが抱っこして走った。
パパが二人抱っこした瞬間会場からどよめきが起きたよ(笑)
体育会系のパパでよかった・・・(笑)

途中ゆーたんがスタンド席にいるバアバやおばあちゃんを見つけて嬉しそうに手を振っていた。
手を振って嬉しいのはゆーたんだけではない。
ジイジもバアバもおばあちゃんもおじちゃんも周りを気にせず立ち上がって手を振っていた。
ジジバカ、バババカとはこのことだ・・・
まぁ周りも劣らずジジババばかだからいいが・・・。
彼らが大満足して帰っていったのはいうまでもない。

子供達も楽しかったのか
「また運動会ある?」
「こんどいつ運動会?」
と運動会をしたくてしょうがない様子。
そんなしょっちゅう運動会があったら先生もママたちも大変だよ。

おなかが空いたと大騒ぎするので食事を近くで食べて帰って来た。
ママはこの時点でパワー切れ。
初めての運動会で一番緊張していたのはママだったのかも?
「お昼寝しようね」とお布団を敷き皆で寝ていたつもりが
ママだけ爆酔!
子供達は周りで運動会の続き・・・。
その後パパを駆り出して自転車乗りにお外に行ってしまった。どういうパワーなんだ?

本当にあんなに弱虫さんだった三人がしっかり人前であんなに出来るようになるなんて・・・
「運動会楽しかったね」と言うようになるなんて・・・
ずいぶん成長したんだなぁとつくづく思う。

しっかりビデオも残しておきたいのだが肉眼で見たほうがそういうのは実感があるのかもしれないなぁ・・
ビデオ撮っていて思ったのだがレンズを通すとなんだかテレビ見ている感じがして
実感が薄い・・・
来年はカメラマンを雇おうかな?(笑)
コメント (2)
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